北野誠のズバリ

コロナ禍で存続の危機?創業40年の老舗アダルトグッズショップに潜入

2月20日放送の『北野誠のズバリ』では、栄の老舗アダルトグッズショップ「アラジン」を取り上げました。

コロナ禍で、明らかに客足が減ったように見えるアラジンの行く末を危惧した北野誠が、工作太朗に調査を依頼。

工作は店主から詳しい話を聞くため、早速アラジンへと向かいました。

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これがあれば織田信長は助かった?

工作がアラジンを訪れたのは、金曜の夜8時。

飲食店の閉店作業で街の明かりが消えて行く中、アラジンの紫のネオンはギラギラと怪しく輝き、周囲を照らしています。

その雰囲気に一瞬ひるんだ工作でしたが、勇気をふり絞って恐る恐る扉を開けました。

意外にも店内は明るく、清潔感のある10畳ほどの細長い空間です。

お客さんはいませんでしたが、奥の方に男性がひとり座っているのが見えます。

ケースに目を向けると、「どこかの国の武器?」と思えるようなグッズが。

「ほんまに。あれあればね、織田信長は助かった。本能寺でやられなかった」と北野。

とにかく、歴史を変えたであろう武器にしか見えない商品がズラリと並んでいるというのです。
 

ジェスチャーでレクチャー

武器のようなものの逆側には、「ここは理科室かな?」と錯覚してしまう、実験器具のような商品もありました。

工作が特に気になったのは、風呂栓のチェーン?や、水道の蛇口?のような器具。

「どう使うんだ?」と悩みながらまじまじとグッズを見ていた工作に、男性が「ケースの中を開けて見ていいですよ」と話しかけてきました。

「どう使うのか気になっていたんですよ」と工作が返すと、男性はグッズを下腹部に当てるジェスチャーで使い方を教えてくれたのです。

グッズについて丁寧に説明してくれますが、男性から「買ってください」という強い雰囲気は感じません。

「今まで勇気が出なくて入ることができなかった」と告白した工作に、男性は常連の女の子が出入りする“裏口”の存在を教えてくれました。
 

「吸いつく最強のやつ」を探して

男性によると、3割が女性の一人客。
その他、カップルが3割、男性が4割と、思いのほか女性客が多いことが分かります。

風俗関係の方もいるものの、ほとんどは一般の女性なんだとか。

そしてこの男性こそが、アラジンの創業者でありオーナーだと判明しました。

いろいろと話を聞いてみようと思った矢先、男性3人組が「吸いつく最強のやつ、ありますか?」と来店。

オーナーは「これどうですか?あれどうですか?」と、男性たちにグッズを触らせながら提案します。

「おおすげー!」と喜ぶ男性たちを、ニコニコと眺めるオーナー。

オーナーのそんな姿を見て、「生きがいなんだろうな」と感じた工作。

その日は、そのままお店を後にしました。
 

女性はスケベに育てるべし

後日、再度アラジンを訪れた工作。

HPで「お客さんの性の相談に乗っている」という情報を見つけた工作は、この日オーナーに、先輩芸人や友人から聞いた2つの悩みを相談しました。

「自分のモノが小さくて、女性を満足させているか不安だ」という悩みには、「男はモノの大きさがすべてじゃない」とオーナーは断言。

「武器は他にもある。例えば言葉や演出。全身を駆使して試行錯誤して楽しませればいい。そのスパイスとして、このグッズがある」と、説得力のある教えを与えてくれました。

「こどもが生まれてから、ベッドで嫁を誘っても常に断られる」という悩みには、「人によって答えが違うから一概には言えない」としながらも、「そうならないように、パートナーの女性をとにかくスケベに育てたほうがいい」とオーナー。

「もしその男性とでしか味わえない性の喜びがあれば、例えこどもが生まれようが、合間をぬってなんとかエッチをしようとするし、浮気をすることもなくなる。しっかりパートナーの性に向き合ってあげること」と、専門家としての解決方法を教えてくれたのです。
 

信念は「性の悩みは愛の悩み」

現在79歳で、まもなく80歳を迎えるオーナー。そんなオーナーの信念は「性の悩みは愛の悩み」。

40年前、今のようにメジャーではなかったアダルトグッズが「これから流行るのではないか」と思ったことが、アラジンを開くきっかけでした。

「ネット販売はやらないんですか?」と尋ねる工作に、オーナーは「ネットでは安価なアダルトグッズがごまんとあるため、そこでは戦えない」と本音を語ってくれました。

北野が気になっていた「コロナ禍での売り上げ」について聞くと、「かなり減ったね」と暗い口調。

コロナ前でも徐々に減っていた上、今ではお客さんが1日で10人を切ることが連日続くようになっているといいます。
 

アラジンの扉を開いて

「もう、疲れてきたかな。そろそろ畳もうと思ってる」と、ポツリ呟くオーナー。

できるだけお店を続けたい意志はあるものの、「仕方がない」という思いとの間で揺れ動いているようです。

「存続の危機なので。アダルトグッズに興味ある方もそうですし、そうじゃない方も話してみるとおもしろい」と工作。

通販をしない理由のひとつに、「店頭で、その人に合った物を提供したい」というオーナーの強い信念があります。

昔ながらの対面販売のよさを味わえるのも、アラジンの売りです。

武器のような実験器具のようなアダルトグッズを見たい方、性の悩みを相談したい方、オーナーとお話をしてみたい方は、ぜひ勇気を出してアラジンの扉を開いてみてください。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2021年02月20日11時08分~抜粋

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