北野誠のズバリ

「道路族」の位置を示したマップが話題!

「道路族」という言葉を知っていますか?

2月19日放送の『北野誠のズバリ』の「ズバリぶった斬り」では、「道路族」を地図に書き込むサイト「道路族マップ」を取り上げました。

「道路族」とは住宅街の路地や付近の公道を公園のごとく遊びまわるこどもや親のこと。
最近こうした道路族のいる場所を示した「道路族マップ」というサイトが登場し話題になっています。

北野誠とアシスタントの佐藤実絵子がその背景を考えます。

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「道路族マップ」に賛否

「道路族マップ」とは、プレジデントオンラインによると、道路族に被害を受けたと思った人が、その場所や内容を地図上にシェアするもので、このサイトに対して賛否がネットで飛び交っているそうです。

「道路族マップ」は日本地図になっていて、見たい場所を指で拡大していく詳細を読めるようになっています。

地図上の登録ポイントをクリックすると、例えば千葉県のある地域では「5、6人でギャーギャー騒ぎながら道路を占拠。いつもおかしや水風船のゴミが散乱。向かいのアパートの駐車場でも毎日サッカー。車にぶつけたり、カーポートを壊したりしているのに弁償なし。こどもの奇声が響く」など、書き込みが読めるようになっています。

今、この「道路族マップ」に賛否の声が上がっています。
書き込みが増える一方で、「マップに登録する人が不寛容である」という意見もあるようです。
 

書き込みが止まらない

このマップを見た二人の感想はどうでしょう。

佐藤「もちろんすごく迷惑な場合もあるでしょうけど、私は今は妊娠していますし、そういうのを考えると、どちらかというと賛否の“否”の方ですね」

北野「ただこの流れ、一度こういうのが出てきたら止まらないと思います。というのは、“そんなん成立するのか?”と思った、『大島てるの事故物件』サイトの書き込みが止まらないからです」

実際に「道路族マップ」は、2016年のサイト開設から最初の1年は、登録件数は600件ほど。2020年3月には3,000件、5月に4,000件、6月に5,000件と急増し、2021年2月現在の登録件数は、6,000件に達しました。

この一年で倍増したという背景にはコロナ禍で公園などの遊び場所に行けないから家の前で遊ぶという状況があるのかもしれません。
 

サイトでチェック

ただ北野はこのサイトの注意点を指摘します。

「ひとつだけ救いがあるのは、道路族も中学になって、今、騒いでいる子たちが道路族でなくなると思うんですね。
『大島てるの事故物件』と違うのは道路族は移動していくわけです」

マップに一度登録されるとずっと残ってしまうけれど、現実はもっと流動的ということです。

そしてこう断言する北野。

「道路族マップとか一度出ると、これから自分の住むところはどういうところかこれでチェックするようになります。需要と供給からいくと、『大島てるの事故物件サイト』と同じようにこれを見る人多いと思います」

佐藤は別の観点からチェックになると言います。

佐藤「これを書く人も要注意だと思うんです、私的には。それって騒音がすごく気になる方でしょう。しかも書くタイプの人でしょう。そういう両面のチェックになると思う」
 

移動する道路族

そして北野は最後にこうまとめます。

「こういうネットが立ち上がり検索できる時代になったというのはネット社会でよかった点かもしれません。
ただ、この手のものは5、6年で移動していくのは覚えておいた方がいいです」

参考にするのはいいが、あまり情報を鵜呑みにしない方がいいのかもしれません。
 

ひどい道路族

実際に道路族の被害に遭ったというメールが届きました。

「道路族をなめたらあきませんよ。やつら大きくなって、友人呼んで道路でバーベキュー始めたり、プロジェクターとスクリーンを持ち出して、道路で上映会をはじめたり、むちゃくちゃですよ。6年我慢で落ち着くわけがない」(Aさん)

「道路族、ひどいところはひどいですよ。以前、配達業務していましたが、自宅の前の公道にロープを置いて、テニスされているご家族がいました。バイクが来てもどきません」(Bさん)

北野「もうむちゃくちゃやな。これは警察に通報案件です」
佐藤「頻度や程度がありますよね」

ひと口に道路族といっても、佐藤がイメージするようなこどもが元気に遊んでいるところと、メールのようなひどいところと、いろいろあるようです。

軽い気持ちで書き込んだり、信じたりするのではなく、賢く利用するのがいいようです。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2021年02月19日13時13分~抜粋

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