北野誠のズバリ

どうなる東京五輪。いっそ4年づつズラしたら?

12月31日放送の『北野誠のズバリ 大みそかスペシャル』(CBCラジオ)では、2020年から2021年に延期になった東京オリンピックとパラリンピックについて、北野誠と大川興業総裁の大川豊さんが語り合いました。

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1年延期は中途半端

新型コロナの感染拡大を受け、安倍前総理は3月、国際オリンピック委員会のバッハ会長に、1年程度延期するように提案し、史上初の延期で合意しました。
東京オリンピックの開会式は2021年7月23日に、パラリンピックは8月24日に決まりました。

「自分は、"一年延期"っていうのがすごい中途半端だと思ったんです」と大川さん。

もともとオリンピックは夏季も冬季も同年開催でした。しかし盛り上がりに欠けるため、冬季オリンピックを2年後にもう1度開催して、今の2年ごとに冬季と夏季のオリンピックを開催する形にしました。

大川「スペイン風邪の時も治まるのに2~3年かかってるから、最低でも2年延期と思ってたら1年延期。なぜ、せめて2年延期で、冬季オリンピックと夏季オリンピックの同時期開催を考えなかったのか?って凄く思います」
 

ノウハウを公開して

大川「実はアメリカでフィギュアの世界大会やってたんですけど、感染者を出さなかった世界大会があるんです。なんかバブルモデルって言われてるらしいんですけど」

フィギュアスケート・グランプリシリーズのアメリカ大会が10月に無観客で開催されました。

大川「その世界大会開催のノウハウを公開するとか、こうやれば選手だけでの開催ならできます、とかを言ってくれないと、このままいきなりオリンピック開催となると、選手の側もかなり厳しいんじゃないですかね」
 

世界ではビッグビジネス

大川「出場選手の顔ぶれも、一年経てば実際は変わるって言いますもんね。人の成長過程や筋肉も変わったりする」

北野「世界は金メダルを獲る獲らないで、スポンサーの付き方がすごく違うねん。そりゃウサイン・ボルトなんか走る広告塔になってるわけですから」

ジャマイカのスプリンターだったボルト選手が身につけてるものは全て注目される、という世界です。

北野「日本だと、オリンピックがアマチュアスポーツの総本山みたいな感じやねんけど、世界はアマチュアスポーツと言うよりもプロですからね」

2020年の箱根駅伝ではナイキの厚底シューズを履く選手が多く見られました。
記録が生まれたらナイキの靴が飛ぶように売れるという例にも明らかなように、スポーツ界隈は一つのビッグビジネスです。
 

玉突きでずらせば?

来年、2021年に開催されなかったら、もう東京開催はありません。
そこで大川さんは東京大会を4年後に延ばし、次のパリ大会も4年後に延ばし…と、玉突きでずらしていけばいいと提案しました。

いつまたパンデミックが起きるかわからない上、かつてのスペイン風邪も終息に3年程かかっていることを考えれば、ひとつの考え方としてはありそうです。

大川「戦争で返上もあったと思うんですけど、自然の脅威なので、俺はそういうことを考えてもいいんではないかと思いますけどね」
 

ワクチンは大丈夫?

北野「日本でもしワクチンを打つとしても、6月ぐらいですからね」

アメリカで開発されたワクチンは当然アメリカの医療関係者から始まります。その後、高齢の方々から裾野を広げていき、それから日本に入って来ることになるでしょう。

大川「トップアスリートの方たちに、副作用なしでワクチンって打てるのか?という心配もあります。開発があまりにも早すぎます」

アメリカのワクチン開発「ワープスピード作戦」に疑問を呈しました。
通常であれば、何年もかけて副作用の確認をし、治験のデータを集めて、初めて実用に踏み切るんだとか。

北野「このコロナ禍の中、たった半年ぐらいで、ようワクチンが出来たなと思いましたもんね」
大川「だから、ちょっと心配な部分もありますよね」
(尾関)
 
北野誠のズバリ
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2020年12月31日13時11分~抜粋

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