北野誠のズバリ

福島のふしぎ。小学生の必須アイテム「膝当て」はいつ使う?

12月11日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』。

加藤由香アナウンサーの情報コーナー「由香の小骨」で取り上げたのは、福島の小学生の必需品「膝当て」について。

「福島だけのものとは知らなかった!」と加藤はビックリ!

一体なぜ、福島の小学校では膝当てが必要なのでしょうか。

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ラジウム玉子に続く「福島限定」

先日、福島出身の友人と話していた時に「昔、こんなものがあったよね」という話になったと語る加藤。

そのひとつは「ラジウム玉子」。

福島では温泉玉子のことを、なぜか「ラジウム玉子」と呼んでいるのです。

給食のメニューでもしっかり「ラジウム玉子」と書いてあったんだとか。

ラジウム玉子が全国共通だと思っていた加藤と友人は、上京して初めて福島だけの呼び名だと気づいたといいます。

以前このコーナーでラジウム玉子については取り上げたことがあったものの、最近また「実は福島限定」のものが見つかったんだそう。
 

入学準備アイテムのひとつ

加藤が友人から聞いた話は「『膝当て』って福島だけらしいよ」ということ。

多田しげおは「膝当て」と聞いて「バレーボールなどのスポーツするときの衝撃を防ぐため。膝当ては全国区でしょう」と、一般的なイメージを語ります。

しかし、続く加藤の言葉は意外なものでした。

「小学校に入学する時の『これを揃えておきましょう』の中に、膝当てが入ってる」

思わず「えっ?」と絶句する多田と加藤愛アナウンサー。

手提げ袋、体育着、給食袋、膝当て…?

福島では、通常の入学準備アイテムと並び、膝当てがラインナップしているというのです。

加藤愛「体育の授業で使う?」
多田「全員が小学1年生からバレーボールをする」

2人の推理に「あはははは!」と笑う加藤。
 

カラフルなお掃除タイム

実は福島ではこの膝当てを、掃除の時間に全員付けます。

膝が床につくと汚れてしまうため、福島では掃除の時間に膝当ての着用が義務付けられているのです。

福島の小学生が使用している膝当ては、アームカバーの足版のようなもの。

みな手作りのため、掃除の時間になるとこどもたちの足はカラフルな筒状の布で包まれるのです。

学年が変わるごとに取りかえるのも楽しみのひとつで、「今年はこのかわいい生地にしたい!」「キルティング厚手のものがいい!」など、オシャレアイテムとしての要素もあるんだとか。
 

「愛ちゃんにも作ってあげよう!」

全国の小学生がみな付けていると思っていた加藤ですが、実はこの膝当てが導入されているのは、福島県の中でも加藤が住んでいた福島市と海側のいわき市のみ。

手芸店では、ミシンが苦手な保護者のために膝当ての手作りキットも売られていたんだとか。

大掃除の季節を迎えた年末の今。
膝当てのよさを思い出した加藤は、早速膝当てを手作り!装着しながら掃除を進めているんだそう。

厚手の生地がなかったため、加藤の膝当ては「雑巾にゴムを付けて膝にはめる」という簡易版。
「汚れたら雑巾として使おう」と、目論んでいるんだとか。

いつも膝に十字の跡を付けながら床掃除をしているという加藤愛は、「いいですね!」と好感触。

すっかり嬉しくなった加藤は、「そんな愛ちゃんにも作ってあげよう!」と上機嫌で約束しました。
(minto)
 
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2020年12月11日07時42分~抜粋

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