全国展開のコンビニチェーンでも、おでんの具材やポテトチップスなど、一部の商品はその土地ならではの物が売られていますが、静岡のある地域では、他の地域の人からすれば信じられないものが売られているようです。
12月8日放送『北野誠のズバリ』では、事故物件住みます芸人の松原タニシが、ふと立ち寄ったコンビニでビックリしたエピソードを披露しました。
お墓でよく見るアレ、なぜ静岡ではコンビニで売ってる?
129円で手軽に購入可能
先日、YouTubeのロケのため静岡県の富士宮へ行った松原ですが、冬眠前の熊が出没する可能性があるということで撮影は断念。
帰り道、ふとコンビニに立ち寄ると、売り場になんと卒塔婆(そとば)を発見。
「南無阿弥陀仏」と書かれた小さな卒塔婆で、129円で売られていて思わず購入。
卒塔婆とは、よくお墓の横に立てられている板のことで、お釈迦様のお骨を納めるためのインドの仏塔「ストゥーパ」から来ています。
それに倣って、権力者や王族が大きな五重塔を建てる一方、一般庶民はそんな立派な塔は建てられないため、墓石を使ったお墓が広まることに。
さらに庶民の間では五重塔が簡略化されたものが、持ち歩きやすい木製の板となって、お墓の横に添えられるようになります。
卒塔婆の形は細長いのでわかりにくいかもしれませんが、先がとがっていて五重塔をあしらっているのです。
卒塔婆は一周忌や三回忌などでお経を唱えてもらった後に、お墓に持って行って立てるのが一般的です。
帰り道、ふとコンビニに立ち寄ると、売り場になんと卒塔婆(そとば)を発見。
「南無阿弥陀仏」と書かれた小さな卒塔婆で、129円で売られていて思わず購入。
卒塔婆とは、よくお墓の横に立てられている板のことで、お釈迦様のお骨を納めるためのインドの仏塔「ストゥーパ」から来ています。
それに倣って、権力者や王族が大きな五重塔を建てる一方、一般庶民はそんな立派な塔は建てられないため、墓石を使ったお墓が広まることに。
さらに庶民の間では五重塔が簡略化されたものが、持ち歩きやすい木製の板となって、お墓の横に添えられるようになります。
卒塔婆の形は細長いのでわかりにくいかもしれませんが、先がとがっていて五重塔をあしらっているのです。
卒塔婆は一周忌や三回忌などでお経を唱えてもらった後に、お墓に持って行って立てるのが一般的です。
静岡県東部限定あるある
卒塔婆は通常、仏具店やお寺で手に入るものなのですが、なぜ、日常使いをするコンビニで普通に売られているのでしょうか。
松原がネットで調べたところによると、富士宮や沼津など、静岡県の東部ではスーパーやコンビニ、ホームセンターなどで普通に売られているらしく、地元の人からすれば、逆に「他の地域では売られていないの?」と思うほど、浸透しているのだそう。
この地域は日蓮宗や日蓮正宗のお寺が多く、日蓮正宗の総本山である大石寺(たいせきじ)が静岡県富士宮市にあることが、卒塔婆が広く売られている理由のようです。
あるホームセンターでは、「南無阿弥陀仏」以外にも「南無妙法蓮華経」や「為」と書かれた複数の種類の卒塔婆も売られているそうです。
松原がネットで調べたところによると、富士宮や沼津など、静岡県の東部ではスーパーやコンビニ、ホームセンターなどで普通に売られているらしく、地元の人からすれば、逆に「他の地域では売られていないの?」と思うほど、浸透しているのだそう。
この地域は日蓮宗や日蓮正宗のお寺が多く、日蓮正宗の総本山である大石寺(たいせきじ)が静岡県富士宮市にあることが、卒塔婆が広く売られている理由のようです。
あるホームセンターでは、「南無阿弥陀仏」以外にも「南無妙法蓮華経」や「為」と書かれた複数の種類の卒塔婆も売られているそうです。
いったい何に使うもの?
ただ、私たちがよく見かけるのはお墓に添えるような大きなもので、コンビニで売られているものとはサイズも違いますし、そもそも何度も新しい卒塔婆をお墓に添えるようなものではないように感じます。
静岡の方は、何か別の目的で購入されているのでしょうか。
さらに松原が調べてみると、これは「花立塔婆(はなたてとうば)」と呼ばれるもので、元々お墓参りの際に竹製の花立(お花をさしておくための器)を檀家さんどうしで名刺代わりに置き合うという慣習があったそうですが、たくさん置かれるとその後の対応が大変。
そこで、1980年代に花立の代わりに塔婆を置くのが広まったそうです。
花立塔婆に自分の名前を書いて置いておくことで、後日、他の人は誰がお墓参りに来たのかわかるという訳です。
ちなみに浄土真宗では卒塔婆を使わないということですので、このエピソードを通じて、同じ仏教でも地域や宗派によって違うということが改めてわかりました。
(岡本)
静岡の方は、何か別の目的で購入されているのでしょうか。
さらに松原が調べてみると、これは「花立塔婆(はなたてとうば)」と呼ばれるもので、元々お墓参りの際に竹製の花立(お花をさしておくための器)を檀家さんどうしで名刺代わりに置き合うという慣習があったそうですが、たくさん置かれるとその後の対応が大変。
そこで、1980年代に花立の代わりに塔婆を置くのが広まったそうです。
花立塔婆に自分の名前を書いて置いておくことで、後日、他の人は誰がお墓参りに来たのかわかるという訳です。
ちなみに浄土真宗では卒塔婆を使わないということですので、このエピソードを通じて、同じ仏教でも地域や宗派によって違うということが改めてわかりました。
(岡本)
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