北野誠のズバリ

男性人気が高い女性の京都弁…大阪・京都人は納得いかない!?

12月7日放送『北野誠のズバリ』のメッセージテーマは、「心に残っている言葉」でした。

京都出身のITジャーナリスト・井上トシユキは、新幹線に乗っていた時、女性が京都弁で会話している声が聞こえてきた時、ドキドキしたそうです。

今は東京に住んでいて、あまり京都弁を聞くことがないという井上は、「いちびる」という言葉などに反応。

「頭の芯に直接来る言葉」だったそうで、その話から関西や名古屋の方言の話へと広がりました。

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京都弁の女性は人気

東京ではあまり京都弁を聞かないということですが、関西人以外の方が思いがちなのが、「テレビなどでもよく関西弁を聞くけど、京都弁も同じようなものではないか?」ということ。

実は関西人からすると、大阪弁、京都弁、関西弁は全く違うのです。

北野「京都弁ははんなりしゃべらはったら、男のヤツはだいたいデレっとしてんねん。女の子にツッコむ気にならない。東京とかではすごい(人気がある)。

大阪の奴らは何とも思わへんけど。どちらかというと、小バカにされたような」

井上「お互いやねん、そこは。大阪の子は(京都の子に対して)『ハッキリ物言え!』思とるし、京都の子は『大阪の人はハッキリ物言って怖いわ』って」
 

三都物語に不満!?

そもそも、「関西人」という一括りにも納得がいかないという方もいます。

北野「『三都物語』(JR西日本のキャンペーン)って、(大阪・京都・神戸)括られた時に、神戸と京都の奴らが怒ってたんや。『なんで大阪と一緒にさせんの?』と」

井上「ところが、大阪と京都の子が集まると、『神戸はなんか違うよな。何やっとうとか言いおるやろ』。大阪と神戸の子が集まったら『京都はなんか違う』」

北野「『俺ら小バカにしてないか?』とか」

井上「淀川の上(流)におるやろ。アカンであいつら」

そうなると、「近畿の水がめ」琵琶湖を持つ滋賀県が最強となりますが、別に大阪、京都、神戸がお互いに仲が悪いというわけではありません。

それぞれに特色があるので、ひとまとめにされるのは納得がいかないというだけなんです。
 

本当の名古屋弁はどこの地域の言葉?

女性の京都弁が人気という話になる中、アシスタントの松岡亜矢子は愛知県出身で、「名古屋弁は憧れの対象に全くなったことがない」とボヤキます。

番組で長年、東海地方の各地によく出かけていた北野は、同じ愛知県でも三河弁と尾張弁が違うということは知っていますが、名古屋弁となると、河村たかし名古屋市長が話しているイメージが強いと言います。

実際のところは、どうなんでしょうか。

松岡「最近は聞かなくなったけれども、いわゆる尾張の言葉、名古屋弁と言われるものを、おじいちゃんおばあちゃんたちが話してたかなっていう引き出しを、奥の方から引っ張り出してきた感じがしますね」

北野「廃藩置県でなくなったけど、結局江戸時代の藩やねんね。名古屋市の中区あたりで生まれた人の言葉が、本来の名古屋弁じゃないんですか?」

松岡「また名古屋でも上町言葉、下町言葉というのがあって、上町は『…だなも』って付けたりするのが、昔ながらの名古屋弁っておっしゃる方もいます。今の私たちになじみがあるのは、『…だがー』とか『そう言っとったがー』とか言ったりするのが、今の下町になじんできた名古屋弁だっていう話もあるので」

これを受けて、井上は河村市長が使われている言葉は、今と昔のハイブリッド言葉だとまとめました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2020年12月07日13時00分~抜粋

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