北野誠のズバリ

変わった素材で作った粘土、開発の裏にはこども思いの理由が

こどもの時によく遊んだ粘土。想像力を働かせていろいろなものを作るのは、成長の上で大切なこと。

しかし、親からすれば服やテーブルなどが汚れるのが面倒だったり、誤って口に入れてしまうのではないかと心配だったりします。

最近は安全な粘土もありますが、さらに変わった材質で安全という粘土があるそうです。

11月16日放送『北野誠のズバリ』の1コーナー「松岡亜矢子の地元に聞いちゃうぞ」では、名古屋市中区大須にある老舗の文具販売会社、銀鳥産業にお話を伺いました。

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安全な粘土の意外な欠点

銀鳥産業は、小学生が使うハサミや彫刻刀、卒業証書を入れる筒など、学校で使う文具を中心に販売していますが、最近の主力商品は粘土。

それも、昔からあるような紙粘土や油粘土ではなく、なんとお米を使った粘土。

最近は口に入れても安全な粘土の材料の1つに小麦粉があり、銀鳥産業でも以前から取り扱っているのですが、お客様からのあるご意見で、お米で作ることを思いついたそうです。

それは小麦アレルギーが心配で遊べないということ。

そのため、お米の粘土と小麦の粘土が近い生産ラインで製造していても混入しないように、製造過程で細心の注意を払っているのだそう。

その安全性への配慮などが評価され、NPO法人キッズデザイン協議会が選定する『キッズデザイン賞』に選ばれています。

ちなみに食品を使った粘土は他にもあり、寒天やトウモロコシもあるそうですが、お米は元々が白いので色が付けやすく、カラフルな粘土が作りやすいそうです。
 

意外な販売方法でSNSで注目

お米という原材料も変わっているのもさることながら、実は一部の販売方法も変わっているそうです。

それは、自動販売機による販売を行っているということ。

3年前から銀鳥産業の本社の前に大型の自販機を設置し、24時間販売しているそうです。

ドレッシングや焼肉のタレなど、全国で変わった自販機は数々あれど、粘土が売られている自販機は全国広しといえど、ここと東京支社前だけでしょう。

PR目的で置いているそうで、多くは小さなお子様連れの方が買って行かれるそうですが、中には若者が写真を撮ってSNSにアップすることもあり、そこからじわじわ知名度が上がっているとのこと。

またコロナ禍により、人に会わなくても買い物ができるというのも、自販機のメリットになっているようで、コロナ以前よりも売り上げが1.5倍ほどに増えたそうです。

なお、お米の粘土で販売しているのは、カラー粘土以外にもケーキ屋さんセットやヘアサロンセットなど、おままごとで楽しくなるようなラインナップも。

中には回転ずしセットもありますが、お米の粘土だけに、上にお刺身を乗せて実際に食べるなんてことはできませんので、あしからず。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2020年11月16日14時43分~抜粋

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