北野誠のズバリ

叩けば直る…昭和の癖が直らない人たちに警鐘!

大人になっても後悔することは多いものです。6月26日放送の『北野誠のズバリ』のメールのテーマは「やってしまった!」。

あるリスナーのおたよりをきっかけに、今なお「やらかし」の癖が直らない昭和の人がクローズアップされるころになりました。
北野誠と金曜アシスタントの片山淳子がおたよりを読み上げます。

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叩けば直るか?

Aさんは昭和の癖でつい「やってしまった」ことがあります。

「先日、小学校4年の息子が使っている『ニンテンドースイッチ』の電源がついたり消えたりしていました。
これは接触不良だと思って、ボンボンと叩いているとまったく反応しなくなりました。

もしかして、これはやってしまったか?と思い、メーカーに見積もり依頼をしたところ、あと何千円か出せば新品が買えるほどの金額。高っ!

もったいないと思い、リサイクル店で中古を探すと、これが新品の金額より高い。ウソやろーと、おもちゃ屋さんに行くと、コロナの影響でスイッチはまったく入荷しないとのことでした。
私はどうしたらいいのでしょうか?」(Aさん)

北野は「アマゾンなんかでもホントに高いからね。これはメーカーに出すしかないんちゃいますか」と、アドバイス。

スイッチの19年度の販売台数は2,103万台を記録。しかしコロナ禍で部品調達が不安定となり、「巣ごもり消費」でゲーム人気が高まったこともあり、ネット通販では高額転売が相次いでいるという、今や貴重品なのです。
こどものゲーム機と侮ることなかれ。
 

昭和を引きずる人たち

そして北野はラジオを通して昭和生まれのみなさんに呼びかけます。

「僕も含めて、昭和生まれのお父さん、家電製品が調子悪いと叩くのはやめましょう!
叩いて直ってたのはブラウン管だけなんです。

みなさん、ブラウン管のテレビは中身空洞が多かった。今、あらゆるものが、精密機器なんです。スマホ叩いて直りますか?」と問いかけます。

ごもっとも。冷静になればわかることです。しかし、つい…。

片山「なでてあげたら? 頑張れー」

この片山の言葉に「そんなんでも直りません!」と反応する北野。

「意味のない行為はやめましょう。叩いて直る、触って直る、頑張れと言ったら気合いで直る、というのは昭和なので、みなさん精密機器は叩かないでおきましょう」

昭和のみなさんは、きっと「はい」とラジオの前でうなだれたことでしょう。
 

まだまだ叩く

この話題へのリアクションが寄せられました。

「つい叩いてしまうものは他にもあります。懐中電灯、回らない扇風機、昔のむちゃくちゃ冷えるクーラー、故障した車のボンネット、こべりついた砂糖の入れ物。
昭和の人間はとにかく『叩けばなんとかなる』とずっと思ってたんですよ」(Bさん)

かつての数少ない成功体験がそうさせるようです。

「うちの親父は充電切れまでガラケーを使って、突然電話が切れたのに、携帯の調子が悪いと、ふたつ折れのガラケーをバンバン、開いては閉じる、開いては閉じるを繰り返してました。
(僕が行くと)親父はイヤホンジャックの穴や充電ジャックの穴をフーっと吹いておりました。親父よ、フーフーして直るのはファミコンのカセットだけ」(Cさん)

北野「叩く吹く…昭和でございますね」

ところが、こんな強者がまだ存在していました。

「僕はいまだにブラウン管テレビ使っているんですよ。地デジが映らないのでチューナーつけてます。だいたい映りにくくなったら叩いたらほどんど直りますよ。
最近は、テレビの調子が悪くて、画面が線一本になる時がしょっちゅうあります。そんな時は愛用の肩たたき棒でテレビをしばくとたいがい直ります。この行為は昭和なんでしょうか?」(Dさん)

叩いたら直るテレビって、ある意味便利です。一周まわって最先端なのかも。

北野は「もうわからん、みなさんいろんなことやっておられますね」と、理解不能さ加減に頭を抱えました。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2020年06月26日13時26分~抜粋

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