北野誠のズバリ

仕事激減のお笑い芸人が「Uber Eats」配達員デビュー! その裏側を語る

フードデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を利用して、自宅で飲食店の料理を楽しむ人が増えています。

「Uber Eats」と描かれたリュックを背負った配達員の姿を見かけることも多くなりました。

5月16日放送の『北野誠のズバリサタデー』では、ウーバーイーツ配達員デビューを果たした工作太朗が、知られざる配達の仕組みや、稼げる金額などについて語りました。

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「果たして儲かるのかな?」

新型コロナウイルスの影響で営業がすっかりなくなってしまった芸人、工作太朗。

この時間を活かして、「今さらですけどちょっとやってみようかな。果たして儲かるのかな?」と、ウーバーイーツ配達員デビューを決めました。

まず始めに行うのは、ウーバーイーツの「パートナー登録」。

サイトで個人情報を入力後、顔写真のついた身分証明書をデータで送り、承認結果を待ちます。

本来は説明会への参加が必要ですが、現在はネット上だけで完結するようになっています。

応募から数日で、承認完了のメールと配達用のバッグを購入するリンクが本部から届き、Amazonで4,000円のバッグを購入。

とはいえ配達員希望の人が増えているため、在庫不足のこともあるんだとか。

配達員が使う「ドライバー専用アプリ」をダウンロードし、給料の振込口座やアカウント情報を作成して、準備完了です。
 

高級ロードバイクを借りる

そして忘れてはならないのは、自転車やバイクといった配達用の足。

「さすがに購入するにはお金もないしな…」と思った工作は友人をあたり、自転車を貸してもらうことになりました。

それは競輪選手が乗るような、細いタイヤ、硬いサドルの自転車。

なんとフレームだけで20万円もする、高級ロードバイクです。

「よう借りたな、こけられへんぞ」と心配する北野誠。

「質屋に入れようかな…」と邪な考えが一瞬よぎった工作でしたが、即座に心を入れ替えます。
ロードバイクは軽く、スイスイ進むため「これは楽しいな。楽しみながら仕事ができるのか」とご満悦の工作。

準備万端で「いよいよ明日から早速始めよう」と意気込んでいた工作でしたが、残念ながらその日は雨。

雨の日はボーナスがつくのですが、「初日に雨は危険かな」と考え直し、デビューをさらに1日延ばしました。

そして翌日は快晴、いよいよデビューです。
 

配達場所はミステリー

仕事中は自転車にスマホを固定し、ウーバーイーツのアプリを常に起動させておきます。

このアプリには地図が表示されていて、注文が入ったお店から一番近い配達員にリクエストが入る仕組みです。

お店に出向き、「ウーバーイーツです」と注文番号を伝えて商品をもらい、専用バッグにつめてピックアップが完了。

この時点で、アプリで「配達を開始する」ボタンを押し、お客さんの個人情報を見ることができます。

「近ければいいんですけどもね。たまにすっごい遠いときがあるんですよ」とボヤく工作。

先日は、なんとアップダウンの道を40分自転車を漕いだんだとか!

つまり、配達する場所は実際にお店に行って、商品を受け取ってからでないとわからないということです。
 

カレーうどんは大変!

配達場所に到着してから配達の詳細を確認します。

それは、「玄関先まで届ける」のか、「玄関前に置いておく」のかということ。

現在の主流は玄関先に置く方で、置いたら写真を撮影し、メッセージを送って完了です。

「思ったよりめちゃくちゃ簡単じゃん」と自信がついた工作、1日10~30件ぐらいこなすようになります。

基本的にはファーストフードが多いものの、「カレーうどんとか頼まれる方がいるんですよ」と苦笑いする工作。

チェーン店で配達に慣れているところは梱包がしっかりしているものの、配達をあまりやってきてなかったところはあまいんだそう。

クッションなどを自分で用意して対策しているんだとか。
 

注文待ちは「釣りみたい」

そして話題は、肝心の「儲かるのかどうか」という話に。

1回の配達で手にする金額は、受け取り料金+受け渡し料金+配達距離(60円/km)で、平均すると1回400円ほど。

かかる時間は場所によって変わるもののだいたい15分~30分くらい。

時給換算で1,000円超えにはなるので、効率よく回ることができれば日給1万~2万は稼げる計算になります。

ただ問題は、ランチタイムやディナータイムはコンスタントに注文が入るものの、それ以外の時間は「ただ自転車を漕いでいるだけの時間になってしまう」ということ。

よって、時間に関係なく注文が入るファストフードが人気と聞いて、「それでマックの前、ウーバーイーツァーたちが集まってるわけか!」と合点がいった北野。

ところが広小路通のマックの外には外国人の配達員たちが7~8人たむろっているため、なかなか工作のもとに順番が回ってきません。

どの場所で待機するかを頭を使って考えなくてはいけないということから、「僕は釣りみたいだなと思いましたね」と、釣りに例える工作。
 

「オッシャーフィッシュ!」

「この時間、この場所がいいんじゃないかな。ちょっとここで休憩したら入って来るんじゃないかな」

狙い通りに注文が入った時には、「オッシャーフィッシュ!」と、ゲーム感覚で楽しむことができるようです。

「でも、お前ちょっと痩せたな」と、北野は工作の変化に気づきます。

一日中自転車を漕いでいるため、手の甲も焼けてしまったという工作に、「人が見たら『こいつゴルフやってんのか?』と思われる」とツッコミを入れる北野。

「楽しいし、運動不足っていう人もトレーニングしながら稼げると思います。ぜひやってみてはいかがでしょうか」と、おすすめする工作でした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2020年05月16日11時08分~抜粋

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