北野誠のズバリ

知る人ぞ知る!全国から温泉マニアが押し寄せる「神様が宿る秘湯」

4月4日放送の『北野誠のズバリサタデー』では、番組工作員こと工作太朗が「神様が宿る秘湯」に潜入取材を行いました。

そこは名古屋にほど近い愛西市にある、温泉マニアが全国から押し寄せる人気の温泉ですが、工作いわく「とにかく特殊」な場所なんだとか。

「神が宿る温泉」とは、いったいどのような温泉なのでしょうか?

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謎のマネキンがお出迎え

工作が訪れたのは、名古屋駅から電車で20分のJR永和駅から徒歩約15分の場所にある「永和温泉 みそぎの湯」。

「こりゃ永和(ええわ)」と早速ダジャレをからめる井上トシユキをあしらいながら、語り始めます。

車1台しか通れないほどの狭さの田舎町の路地に、突然小さな社が現れます。

時間は夕方18時。薄暗い社をのぞくと祭壇があり、そこにはなぜか1体の女性のマネキンが!

おそるおそる社に足を踏み入れた工作の耳に、突然「ピンポーン!」のセンサー音が飛び込んできました。

しかし誰も現れることはなく、静かな町に「ピンポーン」の音が鳴り響くのみ。
 

浴槽は「魚の養殖の水槽」?

そこには厚紙で作られた箱があり、「みそぎ湯200円 お金は箱の上に置いてください」の文字が。

裏の通路を進むと勝手口があり、奥の土間を抜けると、お目当ての温泉が登場します。

2畳ほどのスペースの脱衣所には、脱衣カゴが10個ほど。

服を脱ぎ扉を開けると、そこには「お風呂」というよりは、工作いわく「魚の養殖をしている水槽」のようなコンクリート打ちっぱなしの浴槽が3つ並んでいました。

木やトタン、塩ビの波板で仕切られた温泉は手作り感満載。

隙間風がビュービューと吹きすさぶ、まさに露天風呂状態です。

昔ながらの青い水道のホースから、源泉が注がれています。

浴槽とホースの他には、鏡と変色した洗面器、デッキブラシがあるのみで、石鹸類はありません。
 

「お兄さん初めて?」

「ちょっとこれ大丈夫かな?入って大丈夫かな?」と躊躇しながら入浴した工作でしたが、「意外とすごくいいお湯で。柔らかいお湯」と、すぐに気に入りました。

3つの浴槽は、それぞれ少しずつ温度が異なります。

お湯を堪能していた工作でしたが、そこに60代と70代ぐらいの男性が2名登場しました。

「お兄さん初めて?」「珍しい温泉があるって聞いて」
「どう?この温泉?」「最高です。温度も好みで穴場見つけたなって感じです」
「よかったー」

こんな会話で盛り上がった3人。

実はこの2人、この温泉を毎日訪れているんだとか。

「ここの気持ちよさを知ったら、他に行けないよ」と、3人はすっかり意気投合。

70代の男性は、なんと50年間この温泉に通い続けているそうです。
 

女湯に人影が!

昔の浴槽は、なんと「船3隻」。

ホースから温泉を出して、船の中につかるというスタイルだったというから驚きです。

さらに、当時は混浴!

「あの時は裸が見れたからよかったなー。ガハハハハ」と盛り上がっていたその時、板1枚を隔てただけの場所から、ギーと扉の開く音が聞こえてきました。

静寂に包まれる男湯。そう、隣は女湯です。

スタスタスタスタと、コンクリートの上を歩く音に息をのむ3人。

次の瞬間、聞こえてきたのは「よっこいしょー」の声。

それは完全におばあさんの声でした。

何かをさとり、天井を仰ぎ見る3人に、追い打ちをかけるようにタンを吐く音が。

一瞬の夢からすっかり冷めた3人は、慌てて浴槽を飛び出したのでした。
 

「お客さんをマネキン(招き)入れる!」

振りかえって「本当にいいお湯だった」と工作。

なんとこの後、永和温泉に通うようになり、名物オーナーのマシンガントークを楽しんだといいます。

実はここは、とある宗教団体が運営している温泉施設で、基本的には信者の方向けの場所。

あくまでも身体を清めるための「みそぎ」なんだそう。

信者ではない一般人も入湯可能です。

社のマネキンについて尋ねると、オーナーの答えはまさかの「お客さんをマネキン(招き)入れる!」

なんと、ダジャレ。

「お客さんをマネキン入れる、こりゃ永和」と、すっかりダジャレが気に入った様子の北野誠でした。
(minto)
 
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2020年04月04日11時08分~抜粋

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