北野誠のズバリ

マンガでさえも読まなくなった!「若者の本離れ」が本格的に加速

2020年03月05日(木)

カルチャー

電車の中で本を読んでいる人をめっきり見かけなくなりましたが、特に今の若者は、本を読んでいるのでしょうか?

3月3日放送『北野誠のズバリ』では、「若者の本離れが加速した理由」という記事について出演者が考えます。
パーソナリティーの北野誠と元SKE48の佐藤実絵子、そしてベストセラー作家でもある事故物件住みます芸人・松原タニシはどう感じているのでしょうか?

活字離れは30年前から

実は若者の活字離れ、昔から言われており、出版不況は30年ほど前から続いています。
街から書店は減り、雑誌の休刊や廃刊は相次いでいます。

北野「まだスマホがなかった2、30年前に、大人が『少年ジャンプ』(集英社)を電車で読むのを普通に見かけました。『ドラゴンボール』とか『スラムダンク』が大人気やった頃は、僕でも読んでましたもんね」

タニシ「ウチのオカンも『北斗の拳』だけは読んでましたよ」

北野「『ドラゴンボール』も読むの止められませんでしたよ。特にフリーザとの対決の時は。魔人ブウの時はもうどうでも良うなってたけど(笑)」

『ドラゴンボール』はいまだに根強い人気があり、主人公ではなく、敵のキャラクターが単独でCMに出演することも。

その『少年ジャンプ』ですら、最近は電車で読んでいる人を見かけなくなりました。
スマホで読んでいる可能性もありますが…
 

スマホゲームへ続々と流れて

今、多くの若者が電車で何をやっているのかというと、やはりスマホのゲームです。

佐藤「タニシさん、やらないですか?」

タニシ「僕ね、ダメなんですよ。時間がもったいない」

佐藤「カッコいいこと言ってる」

タニシ「カッコよくて…っておかしいですけど、僕はズボラで、やらなアカンことを溜め込んでしまうタイプなんで。
ゲームをやってる暇がないんですけど、それで結局何もできてない。ゲームやっとけば良かったっていう」

佐藤はスマホのゲームも読書もすると言いつつ、以前よりも雑誌は買わなくなったそうです。

佐藤「特にファッション雑誌は、ネットで事足りちゃうんですよね」

今や好きな付録が付いた時にしか買わないという人も多いかもしれません。
 

読書は時間がかかりすぎる

ビジネスニュースサイト『東洋経済オンライン』(東洋経済新報社)の記事では、特に若者が本を読まない理由をいくつか挙げています。

そのうちの1つが「時間がもったいないから」。

本を読み切るには相当な時間がかかりますが、結論まで待てないという考えのようです。
これは読書に限らず、映画などの他のエンタメにも当てはまり、テレビ番組からYouTubeへ流れている原因の1つかもしれません。

佐藤「すぐ面白くないとダメなんですね」

北野「アメリカの映画はすぐ面白くないと困るから、冒頭にストーリーとまったく関係ないシーンを10分ぐらい付けるんですよ」

タニシ「(『ミッション:インポッシブル』のある作品で)トム・クルーズが飛行機にぶら下がってるシーンって、全く関係ないですもんね。CMで使われてたけど」

一方、小説本は最初の10ページで惹きつけるという手法は取れません。

佐藤「東野圭吾さんが好きなんですけど、面白くなるまで我慢しなければならない部分があって、別々のことが語られた後に、最後の3分の1でつながって、超面白い!ってなるから。そこまでの我慢ができないんでしょうね」

今や動画も15秒で完結してしまう時代。文字数や映像の時間がどんどん短くなっていくという流れは、今後も続くのかもしれません。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2020年03月03日13時16分~抜粋
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