北野誠のズバリ

3日で寿命が半年縮む!?60歳過ぎ男性の便秘に潜むリスク

快便だった男性が、60歳を過ぎた頃から便秘に悩まされるようになることはわりと多いそうです。
しかし大きな病気の前兆であることを見逃すと、生命にかかわるケースもあるため、便秘が関わる病気やリスク、予防策を知ることは重要です。

2月21日放送の『北野誠のズバリ』では、北野誠と金曜アシスタントの片山淳子が体験も交えてトークしました。

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60歳過ぎて便秘デビュー

『週刊現代』(講談社)の記事によれば、60歳以上の男性で便秘で悩んでいる人が多いそうです。
薬を飲んでも、予防効果のある食品を摂っても、なかなか治らない高齢者の便秘には、死に直結するような重大な病気が隠れている可能性があるとのこと。

北野「われわれ男性は『便秘は女性の病気』と思い込んでいますが…僕もそうですが、60過ぎて、生まれて初めて便秘を体験する」

北野は、朝起きてコーヒーを飲んでタバコ吸ったら、すぐトイレに入れるという、快便な人生を送ってきたそう。
「いざとなったら、前の晩にらっきょさえ食べたら大丈夫」という調子のよさだったとか。

ところが、60歳を過ぎてから、朝に便通がないという経験をしたそうです。

北野「らっきょとキムチとアイスコーヒーさえあれば、俺の人生は絶対大丈夫と思っていた。三種の神器、伊勢神宮に奉納したいくらい(笑)」
 

3日の便秘で寿命が半年縮まる!?

男性の便秘はどういう原因から起きるのでしょうか?

年齢とともに、腸を動かす筋肉や神経細胞は衰えていきます。
腸の動きが鈍くなり、食べ物を消化するのに時間がかかる。すると、便の水分がどんどん奪われて固くなり、出なくなるらしいです。

便秘に無縁だった男性は、他人に言うのも恥ずかしいし、便秘で医者に行く人も多くないのではと思いがち。
そのため我慢してしまう人が意外と多いそうです。

しかし、これが危険で、前出の記事によると「3日出なかったら、半年寿命が縮まる」と言われるほどだそうです。

そこで薬に頼るにしても、便秘薬を飲むと出るのが習慣となると、薬なしでは生きていけなくなって、これも困りもの。
薬も耐性がついてきて、いずれ出なくなるため、服用しすぎるのもよくないわけです。

特に男性の場合は、力を入れすぎることがあります。

北野は「俺の友達50歳くらいで、トイレで力んで、脳がプチンとなって死んでいるんですよ」と告白。
便秘が死に直結することがあるのです。
 

便秘を治すにはコレ

では、便秘を少しでも予防するにはどうすればいいのでしょうか?

一般的には水を1日2リットルくらい飲むことが推奨されています。
また、オリーブオイルを潤滑油のように毎朝スプーン1杯飲む、というのも良いとか。

洋式便器では、ロダンの彫刻「考える人」のように前傾姿勢をとると排便しやすくなる、という研究結果もあります。

片山は「あと、我慢をしてはいけない。行きたいなと思った時は、何をおいてもそれを優先しなければならない」と。

また、片山はカレンダーに「出た日」はシールを貼っていくと、楽しくなって毎朝行けるようになったそうです。

北野は「男性でも悩んでいる方も多いと思います。お医者さんに相談するのもいいと思います」とまとめました。
 

便秘の三種の神器?

この便秘の話題にリアクションが寄せられました。

「私の職場の男性も、3日前に便秘で腸閉塞になり緊急入院しました。幸い早めに病院に行ってよかったですけど」(Aさん)

「夏まで介護していた義父。まったく便秘のない人で介護されるようになってから便秘気味になりました。
便秘になった日に、お父さん何を考えたのか、耳かきをトイレに持ち込んで便をかき出し、便器に出血したそうです。大事には至りませんでしたが、最後はお薬で調整していました。
出ない時に指でかき出すのは医療行為になりますから、家族でも決してやってはダメですよ」(Bさん)

「誠さんの三種の神器が、らっきょ、キムチ、アイスコーヒーなら、私はホルモン焼き、カルビ焼肉、アイスコーヒーです。
オリーブオイルは便が滑っていいとのことですが、ホルモン焼き、カルビ焼肉の脂を食べてキンキンに冷えたアイスコーヒー2杯飲むと、キュルキュルとなって、快便になります。油も必要ですね」(Cさん)

片山「ダイエットされている方が便秘になることも多いですね。脂分とかご飯を少なめにするので」
北野「ご飯も食物繊維ですから。ただ、カルビとホルモンはかなり高カロリーなんで気をつけてくださいね」
 

水分摂取と運動のすすめ

番組には医療関係の方からもメッセージが寄せられました。

「高齢者はどうしても水分の摂取不足、運動不足で便秘が起こります。
水分、水、お茶、紅茶など1日2リットル。薬だと思えば楽なもんです。おいしいですし、副作用がありません。
あと1日2リットルの水分摂取は、腎臓、膀胱、尿路結石の予防と治療にもなります。

患者さんによっては『ビール2リットル飲めばいいのか?』と言いますが、アルコールとコーヒーは利尿作用が強く、逆に身体が脱水症状になりますのでほどほどに。

運動は1日20分くらいです。外に行けなければ、テレビやラジオを聴きながらでいいので、太ももを床と平行になるまであげる行為を約20分。とにかく1日20分、足を動かし、腸を刺激しましょう。
便秘は大腸ガンの原因のひとつとなり、それ以上に皮膚の状態を悪化させます」(Dさん)

北野「今のことを守って、運動もしながら、腸を大事にしてください」

水分摂取と運動、自分なりにやりやすい方法を見つけて続けることが大切ですね。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2020年02月21日13時13分~抜粋

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