北野誠のズバリ

「いっせーのーで」の掛け声、実は「一斉」ではなかった!

2人で重い荷物を持つ時、タイミングを揃えるための"掛け声"、みなさんはどんなふうに言いますか?

「いっせーのーで!」と「せーの!」の2つに大きく分かれるようですが、これには地域や個人差が結構あるそうです。

2月14日放送『北野誠のズバリ』では、関西の放送局、MBS毎日放送が手掛ける『MBSコラム』の記事を元に、パーソナリティーの北野誠片山淳子がトークを展開しました。

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かけ声に地域性はある?

MBSアナウンサーが、「このかけ声は、もしかして地域によって違うのではないか?」と思い、調査した結果がコラムに掲載されています。

調査しようと思ったきっかけは、新人の野嶋アナが、先輩の金山泉アナと一緒に荷物を持ち上げようとした時、「さんのーがーはい!」と言ったこと。

大阪では「いっせーのーで!」や「いっせーのーせー!」、名古屋も「いっせーのーで!」が多く、なじみのない言葉ですし、若い人だけに流行っているかけ声とも思えません。

そこで、かつて北野が『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)で調べた「アホ・バカ分布図」のように、地域によって言い方が異なるのではないかと思い、東と西に分かれて調査したそうです。

調査の結果、アホが関西、バカが関東、たわけは東海というように、地域がある程度偏っているというよりは、「いっせーのーで!」と「せーの!」はまちまちのようです。

実際、大阪出身の北野も「せーの!」だったので、地域はあまり関係がないように見えます。

ただ、「さんのーがーはい!」は博多で取材した時に聞いたそうで、この新人アナウンサーも福岡県出身。

さらに鹿児島では「いっちゃのーがせい」という言葉も出たそうで、特に九州は独自性が強いように見えますね。

ちなみに、北の方では北海道が「いっせーのーで」、東北は「せーの」が多く、端に行くほど変わっているというわけでもなさそうです。
 

「いっせー」って何?

ところで、この調査をしているうちに、地域性とは別の話で面白いことがわかったそうです。

「いっせーのーで」の「いっせー」は、実は「一斉」が直接的な語源ではないそうです。

日本語の語源などに詳しい、京都先端科学大学の丸田博之教授によれば、「イッセー」はフランス語で「引き上げる」という意味で、明治時代に日本の海軍がフランス海軍と合同練習をしていた時、ボートを引き上げる号令に使用したことから来ているそうです。

ちなみに、俳優のイッセー尾形さんの芸名は、「引き上げる」から来ているわけではなく、本名の音読みから来ています。

そして、「せーの」は「いっせーのーで」を短縮した形なのかと思いきや、「せーの」と「いっせーのーで」は語源が別で、むしろ「せーの」の方が古くにできた言葉なのだそうです。

「せーの」の語源は、「力を借りるため、塞の神(さいのかみ)と呼ばれる道祖神に来てほしい」というところから。

「さいのかみ来い」が「さいの来い」になり、「せいのこい」、「せーの」と変わっていったとされています。

道祖神は全国各地にいますので、「せーの」はどこの地域でも使われているようです。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2020年02月14日13時24分~抜粋

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