北野誠のズバリ

娘の写真を投稿したばかりに…呼び寄せてしまったストーカー

スマートフォンの普及により簡単に高画質の画像が撮影でき、SNSでそれをシェアすることが盛んになりました。
しかし、自らのSNSへの投稿が、家族を危険な目に遭わせてしまうことも増えています。

2月7日放送の『北野誠のズバリ』の「ズバリ!ぶった斬り」のコーナーでは「SNS投稿でストーカーあらわる」という話題を取り上げました。
北野誠とアシスタント片山淳子が、不用意なSNSの投稿に警鐘を鳴らします。

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SNS投稿でストーカー

まずは『東洋経済オンライン』(東洋経済新報社)の記事からです。

ある親が、娘の高校の入学式で写真を撮り、「今日は娘の高校の入学式」と自身のFacebookにアップしました。しかしこの投稿をきっかけに、その娘がストーカー被害に遭うことになったのです。

Facebookでその写真を見た何者かがそれをダウンロードして転載。かわいい女子高校生をまとめたサイト掲載され「特定班」と呼ばれる人たちによって、背景に映った写真や制服から、使っている電車の路線、生活範囲を割り出され、そこにストーカーが出現したというのです。

親としては入学が嬉しくてつい投稿したのでしょうが、それが思わぬ危険を呼び込むことになってしまいました。
 

バカな親

この話に北野は怒りをこめて力説します。

北野「前から言ってるのに、まだこんなバカな親がいるのかと思います。
高校生やから危険とかじゃないよ。僕の周りでも幼稚園とか普通にあげている親おるけど、あかんって。

だって、誘拐になったらどうするの?身代金だけでなくて、恨みつらみの時もある。入園とかあげる必要なんてどこにもない。それで『いいね!』もらってそれが何なん?危険の方が圧倒的に大きい。

『幼稚園児だから大丈夫』ではない!ロリータの人もいるわけやから。小学校のこどもと一緒にプールへ行って水着の写真とかあげているお父さんがおるけど、何考えてるかわからんわ。
あげるメリットは何? 承認欲求だけやろ?『いいね!』がつくことでより拡散するねんで」

片山「そんなことを考えたら心配ですよね。見られる人を制限できるのもありますね。ところが、制限をかけても安全ではないですね。
お友だちだけと言っても、その友だちの友だちも見たいと言ったら断れないよね」

片山も不安を隠しきれません。
 

アップする意味は何?

では、自分の個人情報が一切わからないようにして投稿すればいいのでしょうか?

例えば自分の個人情報がわかるようなものを一切載せないように気をつかっていても、投稿に『いいね!』した友人たちのページをくまなく回っていくと、だいたい住んでいるところは推定できるそうです。

北野はこう明言します。

「『個人情報がわかるものを載せてないと大丈夫』というより、あげる意味は何かとか、あげてどういうリスクがあるかとかを考えておいた方が、今の時代正しいと思います」
 

幼児にも注意を

SNSの危険性について、リアクションが寄せられました。

「誠さんの話を聞いてハッとしました。私ももう数年、こどもの幼い頃の写真をLINEの画面にアップしていて、あわてて変更しました」(Aさん)

北野「そうですよね。興味ある人いますもん。幼い少女が大好きな人が世の中にいっぱいおるんですよ」

片山「男の子を好きな人もね。性犯罪は幼稚園くらいまでは男の子の方が狙われるとも言われてますね」

親としてはわが子を「かわいい」と思うからこそ他人に見せたいのでしょうが、その画像を性の対象として「かわいい」と思いながら見ている大人がいることを忘れてはいけません。
 

場所の特定は簡単?

もちろん、非常に用心している人もいます。

「私、釣りをしていて魚をインスタグラムにアップしていますが、場所を特定されたくないので、極力背景の入る場所は避けて、魚のみ映してアップしています。

時々秘密の場所で『爆釣』とか書いてある投稿を見つけますが、背景が映り込んでいたり、地面のコンクリート、レンガ、石の色、積み方でおおまかなエリアが、私が行ったことがある場所ならほぼ100%場所が、特定できます。だからSNSでの投稿は気をつけてます」
(Bさん)

北野は「好きな人はわかるんやな」と感心します。

特定できるだけに、自分が投稿する時は十分に注意しているようです。
 

「駅の構内にカニ」…これ罠だった!

ストーキングの手口についてのおたよりも。

「タイムリーに私のタイムラインに流れてきました。内容は『駅の構内にカニが落ちていた』という写真つきのツイート。これに対して次のような返事がついていました。

『これ、道端に意外すぎるものを捨てることでストーキングしている相手のSNSアカウントを特定するっていう割と有名な方法だよね。奥に人いるし確定やろ』

確かにいるんです、写真の奥の方。曲がり角に隠れるようにして撮影主を見ている男の人が…」(Cさん)

意外なものが意外なところに置かれていれば、ついつい撮影してSNSにアップしたくなるもの。
しかしストーカーがその置いたものを検索していけば、画像をアップしたアカウントがわかります。そして過去の投稿や画像が調べ上げられ、生活圏まで知られてしまうおそれがあるのです。

無防備に写真を撮ってSNSにアップするのは実に考えもの。
世の中、善人ばかりではないということを常に心がけましょう。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2020年02月07日13時14分~抜粋

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