北野誠のズバリ

離婚ならぬ「卒婚」で、世の中年男性たちは困惑!?

結婚から卒業する「卒婚」という言葉があるのをご存知でしょうか。
離婚とは違って、夫婦で戸籍には入ったままなのですが、お互い自立した生活を送るという夫婦生活の形で、子育てや仕事にまい進してきた時期を過ぎた40代以降に多いのだそうです。

かつてはものまねタレントの清水アキラさんが、卒婚を発表したこともありました。
いったいなぜ離婚せずに、籍は入ったままで暮らし続けているのでしょうか。

パーソナリティーの北野誠と大橋麻美子、オリンピア法律事務所の原武之弁護士の3人でトークを展開しました。

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一緒に暮らし続ける理由は?

夫婦で一緒に暮らしながらも別々に生活するというのは、離婚ではありませんが、家庭内別居のようにも思えます。

ただし、家庭内別居は離婚へ向かう一歩手前の状態に対し、卒婚は離婚が前提というわけではありません。

普段は趣味などにより別々に行動していますが、一緒に晩ごはんを食べることもあります。

また、別々に暮らすとお金がかかるという経済的な理由で、離婚ではなく卒婚する場合もあるようです。

北野は「いうてみたら、シェアハウスしてると思ったらええんですよね」と語りましたが、そうすると、友人でもない、でも別れた夫婦でもないという奇妙な関係での同居という感じです。

夫婦で話すことがなくなる

こどもが独立した場合は、特に妻側が卒婚を意識するケースが多いようです。

北野「家で2人になった時、旦那の面倒をずっと見続けなアカンとか、旦那に言われた通りにせなアカンとか、何かおかしないか?とか思うんですよね」

原先生「こどもがいなくなると、空いちゃいますからね。夫婦で話す話題も極端に減るし、やっぱりペットか何かで埋めるしかないでしょうね」

長年、夫婦だけで過ごす機会がないと、こどもがいなくなると何を話して良いのかわからないという方も少なくないでしょう。

北野「婚姻関係は維持するけど、卒婚という言葉で、ウチはお互いに干渉しないということをルールとして決めたと。依存しない、相手のやることにいちいち文句を言わないというところじゃないですか。
例えば、(妻が)飲みに行くとなっても、旦那が『どこ行くねん?』とはあんまり言わない」

大橋「『誰とだ?』とか、『何時に帰ってくる?』とか」

原先生「男性の方が(この発想に)ついていけないという人が多いでしょうね」

定年直後に起きる悲劇

男性は自分が定年退職したら、妻とのんびり過ごそうと考える一方で、女性はすでに趣味などで別のコミュニティを持っている場合、そちらで楽しく過ごしたいと考え、それが卒婚につながる場合もあるようです。

その男女の違いについて、原先生と大橋の間でも同じく、考え方にギャップがあるようです。

原先生「男は一緒に海外旅行に行こうとか、いろいろ考えてるわけじゃないですか。」

北野「豪華客船の世界一周とか、1週間で(一緒にいるのは)終わるらしいですけどね」

大橋「イヤ、息が詰まりそう」

原先生「たぶん男性は働いて苦労させたから、旅行しようと…」

北野「『お前のために』って、その"お前のために"がいらんねん!」

大橋「その恩着せがましい一言が!」

原先生「恩着せがましいって…(笑)いいじゃないですか」

特にまだ30代、40代前半の男性は、突然妻から卒婚を発表されないように、気をつけなければいけないのかもしれません。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2019年12月04日13時24分~抜粋

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