北野誠のズバリ

ちびっこだらけのヤクルト工場でヤクルトマニアのおばさまに出会った話

11月30日放送の『北野誠のズバリサタデー』では、番組工作員こと工作太朗が、愛知県日進市にある「愛知ヤクルト工場」への潜入取材について報告しました。

ネットから簡単に予約を取り、平日の昼間に工場見学に訪れた工作でしたが、なにやら周囲から完全に浮いてしまったよう。

その理由は、見学者の年齢層にありました。

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「楽しい工場見学始まりますよー!」

愛知ヤクルト工場で工作が目にしたのは、エントランスに集合する30人ほどの親子連れ。

大勢のちびっこが走り回る中、工場スタッフの「みんな2階に行きますよ!楽しい工場見学始まりますよー!」の声が響きます。

どうやら、完全にこども向けの工場見学のようだとここで気づいた工作。

まずはヤクルトについての紹介映像を見るため、会議室へと入ります。

入口でヤクルトを1本渡された工作は、なんとなく気まずい思いをしながらヤクルトをちびりちびり。

しかし、上映前に「ヤクルトで乾杯しましょう」という、まさかの展開が待ち受けていたのです。

難読ヒーローの登場

「キャップ開けますよ~」「はーい!」

この時、工作のヤクルトはすでに空っぽ。

ママに「ダメよ、まだ飲んじゃ。今から乾杯するんだから、お行儀が悪い」と諭されていた女の子から、「でも隣のおじちゃんがもう飲んでるよ!」と無邪気に指を指されてしまいました。

「ヤクルト工場でも浮いてたんや」と北野誠に指摘されてしまい、「ホームはないみたいですね」と落ち込む工作。

工場見学の前に鑑賞する映像はアニメで、腸の中の悪い菌とヤクルトヒーローが戦うお話。

「みんなで呼んでくれ!」とヒーローが自分の名前を呼んでもらおうと煽りますが、なんとこのヒーローの名前が「乳酸菌シロタ株マン」。

ちびっこに呼んでもらうには難しすぎる名前で、誰も付いていけません。

しかも、もう一人のヒーローの名前は、さらに難解な「ビフィズス菌BY株マン」。

「内容はこどもにわかりやすいヒーローものだが、ディテールは多分妥協できなかった」とヤクルトのこだわりを理解する工作に、「ビフィズスマンでええやろ」とツッコミを入れる北野。

ヤクルトマニア現る

その後、いよいよ工場のライン見学に移ります。

愛知ヤクルト工場は、他の工場で作られた原液を水で薄め、ボトリングする場所。

ラインを見るより通路でのかけっこ遊びに夢中なちびっこたちに紛れて、バインダーで熱心にメモを取る中年女性の姿がありました。

同じおひとり様同士で親近感を抱いた工作が「お姉さん、ひとりで参加されたんですか?」と尋ねると、その女性から「たまらないですねー。私、ヤクルトマニアなんです」と意外な言葉が飛び出します。

「これだけ大量のヤクルトが見られるだけで、充実します。幸せです」と語るこの女性は、実はその昔、他県でヤクルトレディをしていた方でした。

巨大ヤクルトモニュメントへの期待

こどもが独立した今は、全国のヤクルト工場を見学して回るのが趣味になり、工場見学のお土産でもらう、とんこつ味の「ヤクルトラーメン」を集めているんだそう。

託児施設があることから、小さいこどもがいるママに人気の職業であるヤクルトレディ。

歩合制の個人事業主で、頑張った分だけ給与に反映されることから、やりがいがある仕事だったといいます。

「ヤクルトの空き容器を集めて、ヤクルトの巨大なモニュメントを作るのが私の目標」と語っていたこの女性に、「TikTok」でブレイクするかもしれないと大川興業総裁の大川豊も興味津々です。

「Twitterで繋がったので、これから仲良くしていきたいな」と、工場見学でお友達をゲットした工作。

「お子さんにはピッタリなイベントですので、ぜひ行ってみてください」とおすすめする工作でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2019年11月30日11時09分~抜粋

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