北野誠のズバリ

昭和のプロレス好きに朗報!貴重な雑誌が並ぶ「プロレス図書館」

11月25日放送の『北野誠のズバリ』、「松岡亜矢子の地元に聞いちゃうぞ」では、愛知県津島市にオープンしたばかりの「プロレス」に特化した私設図書館を取り上げました。

ここは、プロレス雑誌や関連本など約2,500冊を自由に読むことができる「プロレス図書館」。

社会人プロレス団体・JWA東海プロレスの代表、マスク職人の脇海道弘一さんにお話を伺いました。

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2,500冊ものプロレス雑誌

ご自身もレスターの脇海道さんは、スキンヘッドのいかにも強そうな男性。

脇海道さんの団体が所有する道場の一角に、プロレス図書館はあります。

プロレスリングの古い板をレンガで積んだ手作りの書棚に並べられていて、一般の方にも月2日開放しています。

その昔、東京にも同様のプロレス図書館がありましたが、現在は閉店。
今ではこの脇海道さんのプロレス図書館が日本唯一ではないかということです。

10月26日にオープンしたばかりのプロレス図書館。

2,500冊もの貴重なプロレス雑誌を見ることができるということで、プロレスファンの間でかなり話題となっています。

脇海道さんに、今回このプロレス図書館をオープンすることになったきっかけを伺いました。

「バチが当たるような気がして」

中学生の頃からプロレスファンだったという脇海道さん。

同時期にプロレス雑誌を買い始めますが、「ゴミ箱にポイって入れるとバチが当たるような気がして」という気持ちから捨てることができず、気がつくとどんどん雑誌が溜まっていました。

そのうち、「コレクターみたいな気持ちになってきた」という脇海道さん。

今では年配の方から、「昭和40年代の『週刊ゴング』とか月刊誌が一杯あるんだけど」と、電話がかかってくることもあるといいます。

「昭和のプロレス好きにはたまらない写真がいっぱい載ってるということで話題」と語る松岡。

「シンデレラエキスプレスのナベちゃん(渡辺 裕薫)も、『週刊プロレス』をずーっと溜め込んでいて」と北野誠。

このように「捨てられない、増える、どうしよう」と悩んでいる方は多いのかもしれません。

タイガーマスクの素顔

2,500冊ものコレクションの中には、かなり貴重なものもあるようです。

「力道山時代の雑誌とか。一番古いのは昭和31年の雑誌があるんですけど。
それは馬場さんや猪木さんがプロレスに入る前の雑誌だから、ほんと貴重ですよ。
当時の選手の名鑑も載ってるし」(脇海道さん)

実際、昭和31年発行の雑誌が日焼のない綺麗な状態で残っているというのは大変なこと。

編集者の方からも「ものすごいコレクションですね!」とお墨付きをいただいたということです。

脇海道さんがプロレス雑誌を集めるきっかけとなったのは、1983年10月25日発行の
『週刊プロレス』。

この時、初代タイガーマスクの佐山聡さんが、この表紙で初めてマスクを取って素顔を見せました。

見た瞬間、本屋さんから動けなくなってしまったという脇海道さん。

その後、ずっと買い集めているそうです。

プロレスに浸れる場所

雑誌以外に、ポスター類も充実。

「新日本プロレス」の旗揚げの時のポスターもあると聞いて、「大田区体育館でしょ。カール・ゴッチさんを呼んで、猪木さんが旗揚げをした時でしょ。日本プロレスを追放してしばらくして。ついていったのは山本小鉄とか、付き人は藤波辰爾ですね」と、詳しすぎる知識を披露する北野。

脇海道さんは、プロレス雑誌を集めることの魅力について、「ネットが普及している現在でも、雑誌の歴史の長さや深さにはかなわない。ネット上にはない情報が紙媒体では残されている。そういうのを見つけるのが楽しい」と、その素晴らしさを語ります。

「プロレス図書館」、次回の開館は11月30日(土)と12月1日(日)。

図書館を維持するために、入場料の1,000円だけご協力いただきたいということです。

昭和の名レスターを呼んでのファンミーティングも行っているという脇海道さん。

12月8日(日)には、愛知県体育館に「ウルトラセブン」こと高杉正彦をお招きして「1983年最強タッグ名古屋大会を検証する」というイベントを行うそうです。

図書館とイベントに関する連絡は、090-5627-7866(脇海道さん)まで。

「ぜひプロレスに浸ってみてはいかがでしょうか」とオススメする松岡でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2019年11月25日14時41分~抜粋

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