北野誠のズバリ

あなたの鼻のかみ方は間違ってる?!正しい鼻のかみ方とは

朝晩、寒くなって風邪をひいて鼻をかんでいる人も多くなってきました。
11月1日放送の『北野誠のズバリ』「中高年よろず相談室」にはAさん(52歳・男性)からこのような相談が寄せられました。

「鼻をかむと喉の奥でふたが閉まったようになります」

この相談に対し、心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生が回答します。
吉田先生によると、多くの人が間違った鼻のかみ方をしているようです。

鼻をかむと息が吐き出せない

Aさんの相談内容を詳しくみていきましょう。

「鼻をかむ時など、鼻から勢いよく息を吐き出すと、喉の奥でふたが閉まったような感じがして息が吐き出せなくなります。

昔、耳鼻咽喉科で『他の人より狭い』と言われたことがありますが、関係があるのでしょうか?
体重が増加して現在3桁となりましたが、それも原因なのでしょうか?」(Aさん)

間違った鼻のかみ方

北野「鼻をかむ時、ふたが閉まったような感じがするというのは、よくあるんですか?」

吉田先生「多くはないですが、たまにあります。おそらく、ご相談者は間違った鼻のかみ方、しかも、かなり危険なかみ方をされていると思います。
さらに、ご自身では気が付かないだけで、夜寝ている時に呼吸が止まる"睡眠時無呼吸"の可能性もあると思います」

"危険な鼻のかみ方"とはどういうことでしょうか?

勢いよくかむのはNG

北野「ふたが閉まった感じとは、のどの奥がどうなっている状態なんですか?」

吉田先生「空気の通り道はのどの奥で鼻に行く方が上で、口に行く方が下という二つの分かれ道になっています。
鼻をかむとは空気のいく通り道をふさいで鼻にすべての空気を流し込んで、すべての鼻水を押し出すわけです。

その時に、空気を勢いよく出しすぎてしまうと、舌の奥の部分か、喉の奥にある扁桃、これで鼻への空気の通り道も一時的に塞いでしまうということがあります」

北野「そのような鼻のかみ方は危険ですよね。僕も耳鼻咽喉科で鼻洗浄をする時、必ず『あー』と言ってくれと言われます。あれは鼓膜の問題もありますね」

吉田先生「鼻の奥と耳の奥は細い管でつながっています。これを耳管といいます。
強く鼻をかむと、耳管に空気が流れ込んで鼓膜に圧力がかかるわけです。
みなさん、強く鼻をかんで耳がツンとしたことがあると思いますけど、これは耳管に空気が流れ込んで鼓膜が内側から押されているからです」

この耳がツンとするかみ方はよくないようです。

両方の鼻を同時にかむのはダメ

北野「正しい鼻のかみ方はどうするんですか?」

吉田先生「かむ時は片方だけを押さえます。左右両方の鼻を同時にかむ方は多いですが、これは絶対にダメです。
どうしても空気の圧力が高くなり、耳管に負担がかかり、中耳炎の原因になります」

北野「鼻水が多い時は下向きがいいんですか?」

吉田先生「そうです。姿勢はすごく大事です。
あごを引いて顔をやや下向きにすると、喉の奥は鼻にいく通り道が自然に広がりますので、やさしく空気を出すだけで鼻がかめます。
逆にあごを上げて顔を上向きにすると、空気の通り道が狭くなるから、これは大変危険です。

左の鼻をかむ時は、左を少し上、右側の鼻をかむ時は右を少し上に、首をかしげるような感じで斜めにすると、空気の通り道はより広くなり安全です」

正しい鼻のかみ方は、片方ずつかむ。顔をやや下向きにしてやさしくかむといいようです。

睡眠時無呼吸の可能性

北野「空気の通り道には個人差がありますよね?」

吉田先生「ご相談者の方はもともと狭いということです。さらに体重が増えて、空気の通り道の周囲にも脂肪がついて、もともと狭い通り道がもっと狭くなっているのではないかと心配です」

北野「睡眠時無呼吸の可能性もあるでしょうね」

吉田先生「あると思います。鼻をかんだだけで空気の通り道がふさがるくらいですから。
夜寝る時は、舌の奥が喉に垂れさがりますので、空気の通り道がふさがってもおかしくない状況です。

今、睡眠中にいびきを録音できるスマホの無料アプリがたくさんありますので、まずは録音してチェックしていただきたいです」

北野「ありがとうございました」

今まで、両方の鼻を一度に勢いよくかんでいた人も多いのではないでしょうか。中耳炎になる可能性があるので気をつけましょう。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2019年11月01日14時12分~抜粋

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