北野誠のズバリ

新幹線に「乗り慣れた人」「慣れていない人」で改札を分けてみた

世の中には、「新幹線に乗り慣れた人」と「乗り慣れていない人」が存在します。
在来線とは異なる仕組みの新幹線の改札に、うっかり引っかかってしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。

8月22日放送の『北野誠のズバリ』では、『Jタウンネット』の記事から、東京駅の新幹線乗り場の改札でスタートした、ある画期的な取り組みを取り上げました。
それは「新幹線に乗り慣れている人と、慣れていない人で改札を分けてみる」という、今までありそうでなかった方法です。

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新幹線の改札を出る不安

この取り組みが行われているのは、東海道新幹線の南乗換改札。

「自分が改札を止めたせいで、後ろの人に迷惑が」と、新幹線に乗り慣れていない人が後ろめたい気持ちにならないようにという配慮から始められました。

この案内があることで不安も解消されるため、「合理的」と話題になっています。

2019年8月2日の運営開始時は「慣れていない方」と「慣れた方」の表記でしたが、16日からは「ご不安な方」と「よく使われる方」に表記が変更となっています。

飛び出す乗車券

「新幹線に乗り慣れている派」の北野誠は、「これ、ええと思うわ!」と感嘆。

しかし、「JR東海に言いたいんやけど。特急券と乗車券がセットになってる1枚のやつと、2枚になったやつがあんねん。あれ、どういう基準やねん」と物申します。

乗車券と特急券が1枚セットになってる場合は、そのまま改札を通して問題なく通過が可能です。

しかし、問題は乗車券と特急券が分かれている時。

新幹線からJRなどに乗り換える場合、特急券は改札に吸い込まれますが、乗車券だけは飛び出してくるのです。

「お前、チンアナゴか!」

新幹線の改札を出る時に「ここで終わり」と油断してしまい、うっかりその乗車券を取り損ねてしまう人が一定数存在しているのです。

「キンコンキンコン鳴って。『んっ?』って思ったら、ヒュッって引っ込みよんねん。『お前、チンアナゴか!』みたいな動きすんねん」

改札に戻っていく乗車券を、出たり引っ込んだりの姿が愛らしい「チンアナゴ」に例える北野。

「後ろの人、『ああー、またや。知らんのかいお前、新幹線の乗り方、素人かよ!』みたいな顔をしている俺がいますからね」と北野。

何度も同様の場面に遭遇したことがあるといいます。

名古屋あるある?

「乗り慣れている派」のため、自販機で新幹線のチケットを購入するのも早いという北野。

同じく東京と名古屋の往復が多い阿部優貴子も、「相当上手くなりましたね」と自信たっぷりです。

北野調べによると、新幹線のチケットを買うために「みどりの窓口」へ行く人の割合は、東京・大阪・名古屋では、「ダントツで名古屋が多い」とのこと。

東京・大阪では、ビジネスマンも家族連れも手慣れていて機械で購入する人が多い一方、名古屋では新幹線に慣れていそうなビジネスマンでも、みどりの窓口で購入する人が多いというのです。

その理由について「クレジットカードを使うのが嫌い」「何か間違いがあってはいけない」と、名古屋人の特徴から分析をする北野。

そのため名古屋駅のチケット自販機はガラガラだといいます。

北野は「北野誠マーケティング。みどりの窓口の有人窓口の利用率は名古屋ダントツやと思う」と断言しました。

新幹線の重圧

というわけで、新幹線の改札を分けることについては大賛成の北野と阿部。

夏休みの混雑時期に合わせての取り組みですが、北野は恐らく年末年始の頃にも改札を分けるだろうと推測し、ずっとやってあげてほしいと願望を述べました。

「最初のうち、やっぱり慌てましたから」と、昔の自分を振り返る北野。

「やっぱり新幹線というだけで、何かわからない重圧を感じますので」と、「新幹線に乗り慣れてない人」に理解を示した北野でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2019年08月22日13時25分~抜粋

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