松原タニシ、淡路島の「墓の墓場」で日本社会を憂う

北野誠のズバリ / トーク

7月9日放送の『北野誠のズバリ』、事故物件住みます芸人・松原タニシの情報コーナーでは「墓の墓場」を取り上げました。

お参りする人がいなくなり、増え続ける「無縁墓」。
その無縁墓を廃棄してある場所、それが全国的に広がる墓の墓場です。

松原は兵庫県の淡路島にある、墓石の不法投棄からできた墓の墓場を訪れました。

「さすがにここはやばいな」

廃墟好きのカメラマンの知り合いから「タニシさんすごいとこありましたよ!」と誘われたのが、今回松原が訪れた淡路島・南あわじ市の墓の墓場です。

「すごかったですよ」と、振り返る松原。

道路からは見えない、山を少し入ったところ。
その茂みを分け入ると広場がありました。

そこにあったのは、乱雑に積み上げられた一万基もの墓石。
高さ5メートルほどの墓の小山が6つほど並んでいました。

この異様すぎる光景に、さすがの松原も「さすがにここはやばいな」と感じたといいます。
 

まるで「墓の団地」

この場所に墓石の不法投棄が行われるようになったのは、2000年~2001年頃。
2008年、某石材店の社長と従業員が廃棄物処理法違反容疑で逮捕されました。

兵庫・大阪・京都・お寺などで撤去された墓石を石材店から有料で引き取り、そのまま捨てていたのです。

本来は墓石を粉砕するなどの適正な処分をしなければならないところ、お金だけもらって捨てるという行為を8年もの間繰り返していました。

「えー!めちゃくちゃじゃないですか!」と憤る佐藤実絵子。

佐藤「祟られますよね、その人」
松原「ここまで来たら祟られないほうがおかしいと思いますけど」

その後、2人には有罪が確定します。

ところが資金不足が理由で、墓石はいまだ放置されたまま。

仮に兵庫県が処理する場合、4000万円以上もの大金がかかってしまうという問題があるのです。

廃墟マニアのカメラマンがドローンで空撮したところ、この一帯はまるで「墓の団地」だったと語る松原。
 

「無縁墓」増加の理由

ここで松原が「なぜそもそも無縁墓が増えているのか」という問題に切り込みます。

これは、少子化・過疎化・核家族化による墓守の不在にあります。

「墓参りも、『いるのか?』と思ってる人も多いですからね」と、「墓参り」という行為そのものに疑問を持つ人も増えていると語る北野誠。

こういったことから、墓じまいをする人や、散骨を希望する人が増加傾向にあるといいます。

「『この墓の中に私はいません』ってヒットしてから、楽になったんですよね。『そっか!あっこにおらんねや!』。そんな風に思っちゃった人が多いですからね、あの歌がきっかけで」

北野は「千の風になって」の歌詞で、墓への執着が薄れたのではないかと推察します。
 

社会派ルポライター・松原タニシ

松原が撮影した墓の墓場の写真に「この光景を見てしまうと、お墓ってなんなんだろうって思っちゃいますよね」と、むなしさを感じてしまった様子の佐藤。

ここ5年の間に茨城・千葉・兵庫・広島・京都で、いろいろな業者が墓の不法投棄で逮捕されているという現実もあります。

「これも日本の問題だなと」と締める松原に「今日は真面目な社会派ルポライターみたいだな」と北野。

「ただ心霊スポットに行ってきただけなんですよ。そしたら社会問題にぶつかってしまったんですよ」と考えさせられた様子の松原でした。
(minto)
 
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2019年07月09日15時20分~抜粋

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