北野誠のズバリ

中日応援歌「お前」問題に斬新な解決法が登場?

中日応援歌「サウスポー」の歌詞の「お前」の部分が不適切だとして、球団側が表現の変更を求めた件が話題となっています。

この要請に従い、応援団は当面の間この「サウスポー」の自粛を決定しました。

球団側の要請が「行き過ぎ」か、それとも「理解できる」か、賛否の議論を呼んでいます。

7月6日放送の『北野誠のズバリサタデー』では、この「中日応援歌『お前』問題」について取り上げました。

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ドラファンが抱える4つの怒り

「まあ、変な形でドラゴンズが全国のワイドショーを総なめにしてしまったという」と嘆く戸井康成。

戸井調べでは、ファンの怒りをまとめると、概ね4つの意見に分かれるようです。

まず、『お前』という言葉がこどもに悪影響を及ぼすということについて、「言葉狩りじゃないか」という意見。

そして、球団側にいわれたらすぐに「はい!」と右へならえする応援団への怒り。

さらに、5連勝とチームが盛り上がっているタイミングで「なぜこの話題?」という疑問。

最後に6年連続Bクラス、現在も借金を抱えている状態のチームが「他にやることあるだろう!」という憤り。

中日ファンの怒りはこのように分類されています。

シーズン前後ではなく、なぜペナントレース真っ最中に指摘するのかと納得のいかない戸井と、ITジャーナリスト・井上トシユキ。
 

アルモンテーが打たなきゃ誰が打つ

与田監督の「『お前』の部分を、選手名に変えてみるだけでもいいんじゃないか」という提案について、「それはそれで後付け感がある」と批判する戸井。

井上「アルモンテなんかどういうの」
戸井「『♪アルモンテーが打たなきゃ誰が打つ』っていう」

井上「もっと長いやつきたらどうすんの」
戸井「『♪ビヤヌエバが打たねばー』とかね」

なぜかジャイアンツ選手の名前を出してきた戸井。
しかも、アルモンテと同じ5文字です。

北野「まっ、しゃべりの練習にはなります」
戸井「そういう問題じゃない!」
井上「『噛まんとこー』みたいな」
北野「べしゃりの練習に」
戸井「(堀越)勸玄くんの『外郎売か!』」

タイムリーな話題を放り込む戸井。
 

西は「アリ」、東は「言語道断」

東京ドームのジャイアンツ戦を前に中日ファンが気合を入れている最中、この問題が勃発しました。

「各局のワイドショーもすぐ取材に来て。普段ドラゴンズの試合を見ない人も『ちょっと見てみようか』と思ってみたら3連敗っていうね」

せっかくメディアから注目されたのに、結局弱さを露呈して終わっただけと嘆く戸井。

ここで井上が、今回の問題の根底に流れているのは、西の人間と東の人間の違いではないかと仮説を立てます。

「西の人って『お前』って普通なんですよ。東京に行った途端、『お前』って言った瞬間に男からも女からも激怒されるんですよ」

西は「お前」に対して寛容、東は「ちゃんと名前で呼んでほしい文化」だと指摘する井上。
与田監督は福岡県北九州市生まれで、千葉県君津市出身とのことなので、果たしてこの法則に当てはまるのでしょうか?
 

まさかの「おぬし」

ドラゴンズにとっては一番のチャンステーマだった「サウスポー」の応援歌。

「一番盛り上がってる時の応援歌なんで、それを自粛っていう形になるとファンとしては辛いかな」と、戸井はやりきれないファンの気持ちを代弁します。

井上「なんですぐ『あなた』にせえへんのかったやろね。『お前』がダメなら『あなた』でよろしいやん」
戸井「ちょっと弱弱しいなぁ、あなただと」

こうやりあう2人に、北野が起死回生?の一言を発します。

「『おぬし』にしよか」

徳川家康発祥の地として、三英傑発祥の地として、「おぬし」を推す北野。

「三英傑生まれた土地やから、武家言葉に統一しよ」

井上「『交代でござる』」
北野「通称・魔王、とか」
戸井「リリーフカーなしで、みんな籠で」
北野「天下布武と」

「武将言葉に変えましょう。三英傑言葉にね」と、なんとも楽しい提案をした北野でした。
(minto)
 
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2019年07月06日09時00分~抜粋

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