シモネタで笑うのは脳梗塞に効果大!?

北野誠のズバリ / ライフ・ヘルスケア

『北野誠のズバリ』、6月14日の「中高年よろず相談室」のテーマは「脳梗塞になりやすい人とは?」。49歳男性からの相談です。

「先日49歳になりました。実はオヤジが亡くなったのが49歳。脳梗塞が原因でした。脳梗塞が遺伝するとは思いませんが、ちょっと気にかかります。脳梗塞になりやすい人はどんな人で、脳梗塞の予兆はどういったものがあるのですか?」

心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生に伺いました。

脳梗塞は脳の細胞が死ぬ

北野「脳梗塞はどういう病気ですか」

吉田先生「脳の血管がふさがって、血液が届かなくなり、脳の細胞が死んでしまう病気です。

動脈硬化で血管がふさがるときもありますし、不整脈で血の固まりができて、それが血液とともに脳に運ばれて詰まることもあります。

脳の神経細胞は基本的に再生されないので、細胞が死んでしまったらそれでおしまい。だから手足が動かなくなるという後遺症が残ってしまいます」
 

脳梗塞は遺伝しないが…

北野「基本的に脳梗塞は遺伝しないですよね?」

吉田先生「遺伝する脳梗塞、カダシル(CADASIL)という特殊なものはありますが、普通の脳梗塞は遺伝病ではないです。

ただし、脳梗塞になった人が家族にいる場合は、本人も脳梗塞になりやすいというデータは出ています」

北野「ガンになった人が親戚にいますか、高血圧の人はおられますか、とか聞かれます。脳溢血、脳梗塞も聞かれますよね」

吉田先生「そうです、これを家族歴といいます。
たとえば、ノースカロライナ大学の研究で、家族が脳梗塞になった人は発病率が56%も高いというデータが出ています」

北野「同じようなものを食べてきたからですか?」

吉田先生「それもあります。
それ以上に大きいのは、脳梗塞の原因となる症状になりやすい体質が、かなり遺伝します。

具体的に言うと、高血圧、糖尿病、脂質異常症(中性脂肪、LDLコレストロール)。
その結果として脳梗塞になりますが、高血圧も脂質異常症もなりやすい体質は、かなり親から受け継いでいます。
それに加えて食べ物。塩辛いものとか、脂っこいものを食べるという食習慣も親から受け継ぎます」
 

4時間30分以内が勝負

北野「脳梗塞はスピードが大事と言われますね」

吉田先生「早期発見が決定的に大事です。
脳梗塞を発症して、4時間30分以内ならt-PA という薬で血の固まりを溶かせます。この場合は後遺症がほとんどない。つまり元通りの生活が送れます。

4時間30分を過ぎると、この薬が使えず、手足にマヒが残ったり、命を落としたりします」
 

脳梗塞とわかる3つのポイント

北野「脳梗塞は自分でわからないのでは?」

吉田先生「これは大問題です。脳梗塞は痛みが出ない場合が多いです。痛くないと、本人は重症でないと思いがちです。
全身の痛みを感じるのは脳ですが、脳自体の痛みを脳は感じることができません」

北野「では脳梗塞に気づくポイントは?」

吉田先生「3つのチェックポイントでほとんどわかります。
脳梗塞は朝に起きやすいので、毎朝チェックしてください。

① 『おはようございます』と正確に言ってください。
ろれつが回っていなければ脳梗塞の可能性があります。

② 歯をみがく時に『イッー』と鏡に歯茎をみせてください。
左右どちらかの唇が上がってない時は怪しい。

③ 利き腕以外の手でも歯を磨いてください。

以上、「滑舌」「顔の筋肉」「両手の筋肉」をチェックしたら、脳梗塞の97%は気づけるというデータが出ています。

ひとつでも変だったらすぐ病院にいってください。もちろん昼もチェックしてください」
 

真夏も危険

北野「脳梗塞は冬の方が多いというのは本当ですか?」

吉田先生「それはあります。冬の朝は、血圧が高くなるので脳梗塞になりやすいです。
それから、真夏もなりやすい。これは汗をたくさんかいて脱水症状で血の固まりができやすくなるからです」
 

予防する意外な食べ物

北野「脳梗塞を予防するために、役立つ食べ物はありますか」

吉田先生「まず魚のオメガ3脂肪酸。これは基本です。

それからアーモンドチョコレートが予防に効果的だとわかってきました。
ドイツの調査で、チョコレートを適度に食べると48%も脳梗塞が低下するというデータがあります。なぜかというと、チョコのポリフェノールが血管の内側の壁を守ってくれるから。

アーモンドについてはアメリカのミネソタ大学の研究で、含まれているマグネシウムに脳梗塞の予防効果があることがわかっています。

アーモンドチョコレートなら両方とれます。ただ食べすぎるとメタボになって脳梗塞が一気に増えます。
一日6粒くらいにしてください」
 

シモネタは脳梗塞に効く?

北野「他に生活習慣としては何がいいんですか?」

吉田先生「ぜひこの番組を聞いて、一日一回大笑いをしていただきたいです。
笑うことでストレスが緩和して血圧が下がります。ただし、皮肉な笑い、他人を見下した冷ややかな笑いは逆効果というデータも出ているので、心の底から笑ってください。
シモネタはいいです。気取った笑いがダメです」

北野「ありがとうございました」

サバ缶食べて、アーモンドチョコ食べて、大いに笑って、脳梗塞を予防しましょう。
(みず)
 
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2019年06月14日14時11分~抜粋

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