住宅ローンに三大疾病保険って付ける意味はあるの?

北野誠のズバリ / ライフ・ヘルスケア

10月から予定されている消費税アップを前に、住宅を購入しようという方もいらっしゃるかもしれませんが、その購入の際に多くの方が利用されるのが住宅ローン。
契約条件やオプションがさまざまで、悩まれていないでしょうか。

『北野誠のズバリ』の「ズバリマネー相談室」、6月3日の放送では「住宅ローンで三大疾病の保険は必要か?」という質問に対し、小宇佐・針田(こうさ・はりた)FP事務所のファイナンシャルプランナー・伊藤勝啓さんが回答しました。

保険の二重加入でムダ?

今回、番組宛てに届いた質問は、次のとおりです。

「我が家では今、住宅ローンを組んでいますが、そろそろ借り換えを考えています。借り換え候補の銀行では、支払いが少なくなることもさることながら、三大疾病の保険も付けられるとのことで、安心かなと思って検討しています。
しかし、すでに入っている保険が三大疾病に対応しています。これは無駄ではないのでしょうか。教えてください」

なるべくなら月々の住宅ローン返済額は減らしたいところ。保険を二重に払っているとしたら、もったいないですよね。
 

「団信」って何?

まずは伊藤さんが、住宅ローンに付けられる「団体信用生命保険」、いわゆる「団信」について説明しました。

これは、ローンを借りている方が完済前に亡くなられた場合、ローンの残金をチャラにするというものです。

多くの金融機関では、保険料は金利に含まれているという扱いにしているため、月々の返済額に保険料が上乗せされるということではありません。

ただ、一般的には団信への加入が住宅ローン契約の条件となっており、もし契約者の健康状態が悪く、団信に加入できないとなると、住宅ローン自体が組めないということもあるそうです。

相談にあった三大疾病の保険は、団信の内容にプラスされているもので、「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」「脳卒中」の病気のことを指します。

最近では3大疾病だけではなく、がんに特化したものや、7大、8大疾病対応など、さまざまなものがあるそうです。
 

三大疾病の保険は得か損か?

三大疾病の保険は付けておいた方が安心ではあります。
しかし注意しないといけない点は、これは一生涯の保険ではなく、あくまでもローンの残金に対する保険であるということです。

また、三大疾病に対応すると、当然住宅ローンの返済額は上がります。

だいたい0.3%ほど金利が上乗せされるため、例として借入金が3,000万円、金利が1%、35年返済とすると、月々4,295円上がり、35年間で約180万円の差が出るそうです。

180万円と考えると、かなりの金額に聞こえますが、たまたま住宅ローンを借りて少ししてから三大疾病にかかった場合は、付けて良かったということになります。
(契約条件によっては、借りてすぐに病気になってしまうと、対象にならない場合があります)

伊藤さんは「当然どちらがお得になるかは、誰も断言できないということになりますね」と答えました。

また、この話を読んで、「いま組んでいる住宅ローンに三大疾病の保険を付けたい、あるいは外したい」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には借り換えなどをして、新たな契約を結ばなければ変更することはできないとのことですので、これも注意が必要です。
(岡本)
 
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2019年06月03日14時11分~抜粋

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