2時間ドラマ消滅とブログ人気低下、理由はどちらもアレのせい?

北野誠のズバリ / カルチャー

かつて毎日のように放送されていた2時間もののサスペンスドラマですが、現在、毎週放送している番組枠はありません。
一方で、一般の人がブログを公開するサービスである『YAHOO!ブログ』が今年の12月でサービスを停止することを発表しました。

一見、関係がないように見える2つのできごとですが……。

5月20日放送『北野誠のズバリ』では、ITジャーナリストの井上トシユキが、この2つの現象に共通する原因について、自らの説を発表しました。

2時間ドラマ枠がこの春に消滅

昔はすべての民放テレビ局で2時間ドラマが制作されたこともあり、有名なところでは、CM前のテーマ曲がいまだに印象に残る『火曜サスペンス劇場』(日本テレビ系)や、『家政婦は見た!』などでおなじみの『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日系)などが挙げられます。

しかし徐々に各局から2時間ドラマ枠が消えていき、唯一放送されていた『月曜名作劇場』(TBS系)が今春に終了したため、現在地上波では0本。
スペシャルドラマとして2時間ドラマが制作されることはありますが、いわゆる"サスペンスもの"は少なくなってしまいました。

先週の放送でもこの話題は取りあげたのですが、井上はその後、他にも似たようなことがあったとふと思ったそうで、それが『YAHOO!ブログ』のサービス終了だったというわけです。

そして、この2つに共通する原因が「スマホとSNSのせい」と主張しました。

時代はブログからSNSへ

井上はブログについて、長めの文章を掲げる必要があり、文章能力が問われる上、きちんと起承転結が構成されていなければ、あまり読んでもらえない可能性が高いと語りました。

また、単なる文章では見てもらえないですし、コメント欄などで議論するとなると、ある程度知識や教養がないと対処できず、意見が噛み合わずに気分が害することもあると指摘しました。

これらの点でブログはハードルが高かったのですが、それに取って代わったのが、短い文章でも単なる感想でも良いという、ツイッターなどのSNSです。

また、ブログはパソコンの入力が前提で、じっくり考えて自分の意見を書くというイメージですが、SNSなら瞬間的な感想でよく、いつも持っているスマホで打てるという点で、SNSの方がハードルが低いわけです。
 

長い文章・長い時間のコンテンツはダメ?

井上は、現代の生活の中で、スマホを見ながら何かをするという「ながらスマホ」が横行していることによる影響について語りました。

井上「例えば2時間ドラマって起承転結があるので、ながら(スマホ)はやりにくんですよ。(話の流れを)追っとかないとダメだし、スマホを見ている間に(ドラマの方を)見逃しちゃうと、もうすでに誰か殺されていてCMに行っちゃうと、CM明けからついていけなくなっちゃうんですよね。

LINEでやりとりしたり、気になったら検索して調べたりするので、2時間というかたまりの時間を生活で取るのが難しい。もう限界は1時間で、一番ドラマで"ながら"ができるのは、『NHK朝の連続テレビ小説』だと。15分だから」

昔、2時間ドラマの良いところは「すぐに結果がわかるところ。連続ドラマと違って、何ヶ月も観なくて済むから」とよく言われていましたが、その2時間ですら今や長く感じるようになってきているようです。
(岡本)
 
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2019年05月20日15時21分~抜粋

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