北野誠のズバリ

日本は引きこもりも高齢化!巷でささやかれる「80・50問題」とは?

働き盛りといわれる40代・50代に対して、驚きの調査結果が公表されました。
内閣府は40~64歳で引きこもり状態にある人に関して初の調査を行い、推計で61.3万人いることを29日に公表しました。

3月30日放送『北野誠のズバリサタデー』では、この問題を調査してきた大川興業総裁・大川豊がコメントしました。

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新たに発生した80・50問題

2015年に調査した15~39歳の若年層の引きこもりは54.1万人。
40代・50代の推計人数はこれより多いことになり、「引きこもり=若い人」というイメージとは限らないことが分かります。

大川「昔から引きこもり世代ってあったんですけど、何で調査しなかったのかなと」

北野「昔、(1999~2001年に放送されたテレビ番組の)『神出鬼没 乗ってけ!北野誠タクシー』(カンテレ)で、無職とか引きこもりの人を大川総裁と一緒にインタビューしたけど、あの子らが働かなかったら25歳が45歳ぐらいになったりする。
アンケートではなき者にされてたけど、現実には引きこもってるわけやもんね」

今回の公表であらためて引きこもりの高齢化がクローズアップされ、親が80代で子どもが50代という「80・50問題」が深刻化してきています。

大川「自分思うんですけど、トータルで行くと実質的には100万人を超えてる。
前は親のしつけが厳しくて出られなかったりってあったんですけど、今は親がこどものやりたいことを応援しててもダメなんですよ」
 

必要なのは大規模な調査

そして、大川は引きこもりを減らすためには、もっと深掘りした調査が必要だと提言します。

大川「自分が言ってるのは、例えばトータル100万人って言ったら、これデータを全部取ったらものすごいビッグデータになって、(引きこもりの人が)自分もこのパターンかもしれないと(認識できるようになる)。

例えば親が好きなことをやらせてくれてたんだけど、バイト先や就職先の人間関係でダメでとか、好きなことをやってなくても今の子は器用だから、例えば大企業に就職して、実力があって部下を持ったりしてくると、どんどんプレッシャーがかかってきて突然会社にいけなくなったりとか。奥さんやこどもがいるんですよ」

引きこもりというと、人間関係の構築が難しくて、若い頃から外部とコミュニケーションが取れないまま、という固定的なイメージで捉えがちですが、実際には理由はさまざまであるようです。
 

退職がきっかけで引きこもりに

大川「自分が64歳までで調べた中では、実は退職がきっかけなんですよ」

北野「何かをきっかけで会社を辞めちゃって、次の仕事が見つからんうちに探してるうちに引きこもってしまったと」

大川「自分がお願いしたいのは、どういう退職だったのか、細かくデータを取って欲しいんですよ。

実は微力ながら話を聞いてるんですけど、例えばバイトテロをするような人がバイトを仕切ってたりするわけですよ。
周りのことを考えないで、お前あれやれよ、これやれよとか。
そういう奴が出世できたりとか、そういう人たちがいるとどんどんダメになって自信をなくしていったりするので。

どうしても親の問題と思っちゃうんですけど、ポイントは親御さんを責めないで、逆に親御さんが自分自身仕事を楽しんでますかとか、いろいろ紐解いていかないと、これはちょっと難しいと思いますね」

引きこもりの原因をどうしても本人に求めがちですが、周りが原因ということも考えられます。もしそれが劣悪な労働環境が原因なのであれば、それを改善することも大事です。

そして、引きこもりの方の就職を支援する企業も出てきています。

北野「いま労働力が圧倒的に不足してるじゃないですか。職歴が10年以上空いてる人でもウチは雇います、懇切丁寧に指導しますっていう企業も出てきてるんです。
それをテレビで観た時に、まず体力がないから朝に腕立て伏せをやるところから始めると。それを雇う側も我慢して指導できるのかっていうところがあって、各自治体なんかも一生懸命やってはるんですけど」
 

重要な日本の立場

最後に大川はあらためて、データの必要性について訴えます。

「成功事例の話がないんですよ。何%の人が一時期5年引きこもりになったけど、これがきっかけで仕事ができるようになったとか、例えばネットで検索しても出ないんですよ。

ビッグデータ自体が21世紀の石油というふうに言われている時代で、さらに日本だけの問題ではないんですよ。
なぜかというとAIの時代になるからで、自分が必要とされているとかって欧米でもわからなくなっていくだろうと言われてるんです。

なので、そうした時に日本の引きこもりの人が立ち直っていったデータがあったりすると、世界に貢献できるんじゃないかって言ってるんですね」

日本は高齢化や引きこもりに関する先進国とも言える状況ですので、この問題をきちんと対処することが、世界全体にとっても重要なことかもしれません。
(岡本)
 
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2019年03月30日09時08分~抜粋

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