北野誠のズバリ

ストレスや不規則生活が脳に悪影響!「脳内リズム」を整えよう

『北野誠のズバリサタデー』の「ズバリこの人に聞きたい」コーナーでは、話題の本の著者などに北野がインタビューを行っています。

3月2日放送のゲストは『脳を「接待」する! 上手な脳内リズムの整え方』の著者で、株式会社脳の学校代表の医学博士・加藤俊徳先生。

この本では、多くのストレスを抱える現代人のために、心と体を蝕む悪いストレスに対抗する方法が書かれているということですが、いったいどんな方法なのでしょうか。

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脳の活動リズムが崩れると…

番組では、以前にも加藤先生から「脳は50歳を超えても鍛えられる!」というテーマで脳に関するお話を伺いました。

まず、本のタイトルにもある「脳内リズム」とは何でしょうか。

加藤先生は「そもそも、ホルモンの分泌や、寝たり起きたりといった昼夜(の活動周期)、食事のリズムなど、いろんな働きの周期が重なり合って、脳は働いてるんですね。それを『脳内リズム』と言っています」と説明しました。

その脳の働きに関するリズムがストレスなどで崩されても、人間は気づかないのだそうです。

リズムが安定している時は脳が成長したくなるそうですが、リズムが崩れると「(脳の成長が)伸びたくない、何もしたくない」と感じるそうで、その代表的な症状が、記憶力の低下、頭がスッキリしない、昼間に眠たくなる、やる気の減退、人の話にすぐキレるなどだそうです。
さらにはうつ病や不眠症、高血圧といった病気にもつながったり、食べ物やタバコ、スマホなどに依存したくなり、それが脳内リズムが崩れていく証拠なのだそうです。

また、その状況が続くと認知症が加速する場合もあるため、脳に良くないようです。
 

寝る時間を確保しよう

では、脳内リズムを整えるにはどうすれば良いのでしょうか?

加藤先生はまず、「夜型生活は根本的に脳内リズムがすでに崩れている状態なんです。必然的にうつや不眠症を発症していくケースが多いと思います。
寝ないと昼間の活動量が落ちるので、睡眠と昼間の活動を1セットで脳内リズムを整えていく必要がありますね」と指摘しました。

当たり前のようですが、朝起きて夜寝る、十分な睡眠をとることが大事だということです。

そして、具体的に「十分な睡眠」とはどれぐらいかというと、1日7時間以上がベスト、24時より前、できれば23時前に寝るのが良いそうです。

また加藤先生は、夜中にトイレで起きたり、朝方早めに起きてしまったとしても、スマホなどを見ずに、再び寝ることや目を閉じて落ち着いていることを勧めました。

もし、7時間確保できない日がある場合は、できるだけ週50時間は確保した方が良いということで、ある程度なら寝だめも効果があるようです。

また、30分以内の昼寝も良いのですが、15時までに寝ないと夜の睡眠に支障をきたすことになりますので、昼寝をする時間に注意が必要です。
 

寝る以外で必要なことは?

十分な睡眠時間を確保すること以外で、脳内リズムを整えるのに必要なことも伺いました。

加藤先生はまず、日記を付けて今日一日何をやったか振り返ることを挙げました。

また、「マインドフルネス」と言って、単純に脳のストレスを軽減する呼吸法が大事だと説明しました。

目を閉じて全身の力を抜いて、できるだけゆっくり1から10まで数えながら、時間をかけて息をはくことで、これにより脳内リズムが整えられるのだそうです。
(岡本)
 
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2019年03月02日10時27分~抜粋

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