『北野誠のズバリ』、「オリンピア法律事務所」の弁護士が身近な法律に関する疑問や質問を解決する「ズバリ法律相談室」。
1月16日の放送では、総務の人に体重を見られてしまったというリスナーAさんの「会社の健康診断にプライバシーはない?」というお悩みを取り上げました。
会社での健康診断の重要性について説いた原武之弁護士ですが、徐々にその発言の矛盾があらわになってしまうまさかの流れとなりました。
北野誠、弁護士の発言を鋭く指摘。「矛盾感じるよ、先生!」
プライバシーの侵害?
「会社で受けた健康診断の結果が戻ってきました。しかし、総務の人から渡される時に、『前より体重増えてたね、少しダイエットした方がいいんじゃないの?』と一言あって、健康診断の結果を見られた!と、とても嫌な気分になりました。
後日、私の体重の話は社内に広まっていました。これってプライバシーの侵害ではないでしょうか」(Aさん)
北野「最近ではこのへんのことは、ちょっと気を付けなければならないですよね」
原弁護士「そうですね、やっぱ個人情報ですから。一定の基準に従って管理しなきゃいけないので。ちょっとこんなことを言うっていうのは、利用目的外」
会社側には安全配慮義務があるので、健康診断の結果を人事や総務が見るのはやむを得ないが、それを言う必要はないと断言する原弁護士。
後日、私の体重の話は社内に広まっていました。これってプライバシーの侵害ではないでしょうか」(Aさん)
北野「最近ではこのへんのことは、ちょっと気を付けなければならないですよね」
原弁護士「そうですね、やっぱ個人情報ですから。一定の基準に従って管理しなきゃいけないので。ちょっとこんなことを言うっていうのは、利用目的外」
会社側には安全配慮義務があるので、健康診断の結果を人事や総務が見るのはやむを得ないが、それを言う必要はないと断言する原弁護士。
健康診断は業務命令
「何の気なく言ったんでしょうけど」という大橋麻美子に、「今、何の気なく言うたことがパワハラ・セクハラに繋がると言われるから。これ“デブハラ”っていうやつですかねぇ」と北野。
北野「『痩せたんちゃう?』ならええんですか?」
原弁護士「ダメですね、人の身体を言う必要ないですね」
例えば、高血圧で要注意という結果が出た時に、本当に運転させていいのか、高所での作業が可能かということがあるので、健康管理は会社の義務だと原弁護士。
「健康診断の結果を知られたくないから受けないっていう選択肢はどうなんですか?」という北野の疑問に、原弁護士は「プライバシー侵害だからやだっていうのもわかる」としつつも、安全配慮の義務という観点から、会社としては健康な労働者でないと働かせるわけにはいかないため、「業務命令として言わざるを得ない」という見解を示しました。
北野「『痩せたんちゃう?』ならええんですか?」
原弁護士「ダメですね、人の身体を言う必要ないですね」
例えば、高血圧で要注意という結果が出た時に、本当に運転させていいのか、高所での作業が可能かということがあるので、健康管理は会社の義務だと原弁護士。
「健康診断の結果を知られたくないから受けないっていう選択肢はどうなんですか?」という北野の疑問に、原弁護士は「プライバシー侵害だからやだっていうのもわかる」としつつも、安全配慮の義務という観点から、会社としては健康な労働者でないと働かせるわけにはいかないため、「業務命令として言わざるを得ない」という見解を示しました。
「要精密」は即病院へ
健康診断の再検査通知について、「あれは絶対受けなあかんのですか?」と尋ねる北野。
「再検査ということは、精密検査して原因を把握するので、病状の原因がわからなきゃどうしようもないですから、会社としては。それは受けてください」と原弁護士。
北野「それは、どうしても受けなければならない?」
原弁護士「できれば早くですね。病院も早く受けるように言ってますから、医者の指示には従ってほしいですね」
再検査をもし受けずに倒れてしまった場合、会社は「配慮義務違反」となり、状況によっては労災や損害賠償を受けることも考えられるそうです。
本人には「業務命令違反で懲戒処分」ということもありえるんだとか。
「それだけ両方がまじめに管理しなきゃいけないんですよ。労働者も自分を健康な状態で労務を提供しないといけないし、会社はちゃんとした状態になるように管理しなきゃいけない」と原弁護士。
「工場勤務で意識を失ったら大事故になるんで。運転だったら他人も巻き込みますし。安易に考えずにきちんと受診して“要精密”になったら、それはもう行ってほしいな」と訴えかけます。
「再検査ということは、精密検査して原因を把握するので、病状の原因がわからなきゃどうしようもないですから、会社としては。それは受けてください」と原弁護士。
北野「それは、どうしても受けなければならない?」
原弁護士「できれば早くですね。病院も早く受けるように言ってますから、医者の指示には従ってほしいですね」
再検査をもし受けずに倒れてしまった場合、会社は「配慮義務違反」となり、状況によっては労災や損害賠償を受けることも考えられるそうです。
本人には「業務命令違反で懲戒処分」ということもありえるんだとか。
「それだけ両方がまじめに管理しなきゃいけないんですよ。労働者も自分を健康な状態で労務を提供しないといけないし、会社はちゃんとした状態になるように管理しなきゃいけない」と原弁護士。
「工場勤務で意識を失ったら大事故になるんで。運転だったら他人も巻き込みますし。安易に考えずにきちんと受診して“要精密”になったら、それはもう行ってほしいな」と訴えかけます。
「矛盾感じるよ、先生!」
しかし、この後の北野の質問で風向きが一変します。
北野「先生なんかはどうしてるんですか?」
原弁護士「私は個人事業主なんで、自分で行かなきゃいけないです(笑)。だから、結構いい加減です」
そうくるとは思わなかったと慌てる原弁護士。
「一応気になって(健康診断は)行きますけど、“要精密”はスルーする」と、完全に矛盾した発言が飛び出しました。
「一番スルーしちゃいけないところじゃないんですか?」という大橋に「“要精密”なんかわかるじゃないですか。『あっ、ここか』みたいな。想定の範囲内だから、想定通り」
原弁護士はわけのわからない理論で、精密検査に行かない自分を正当化します。
「中性脂肪高いとか、血糖値とか、もうわかってますと。対処療法は『運動しなさい、痩せなさい』ですから、わかってることを聞きに行くのも…すいません」と笑う原弁護士。
あと10日ほどで60歳の誕生日を迎える、同じく個人事業主の北野。
毎年忘れないように、誕生月に色々な検査をするようにしていると言います。
北野「1月中に全部細かくやるっていう」
原弁護士「なるほどね。そうそうそう、それが大切ですよ」
「矛盾感じるよ、先生!個人事業主はこんなもんかっていうことでございますね」と、北野につっこまれてしまった原弁護士でした。
(minto)
北野「先生なんかはどうしてるんですか?」
原弁護士「私は個人事業主なんで、自分で行かなきゃいけないです(笑)。だから、結構いい加減です」
そうくるとは思わなかったと慌てる原弁護士。
「一応気になって(健康診断は)行きますけど、“要精密”はスルーする」と、完全に矛盾した発言が飛び出しました。
「一番スルーしちゃいけないところじゃないんですか?」という大橋に「“要精密”なんかわかるじゃないですか。『あっ、ここか』みたいな。想定の範囲内だから、想定通り」
原弁護士はわけのわからない理論で、精密検査に行かない自分を正当化します。
「中性脂肪高いとか、血糖値とか、もうわかってますと。対処療法は『運動しなさい、痩せなさい』ですから、わかってることを聞きに行くのも…すいません」と笑う原弁護士。
あと10日ほどで60歳の誕生日を迎える、同じく個人事業主の北野。
毎年忘れないように、誕生月に色々な検査をするようにしていると言います。
北野「1月中に全部細かくやるっていう」
原弁護士「なるほどね。そうそうそう、それが大切ですよ」
「矛盾感じるよ、先生!個人事業主はこんなもんかっていうことでございますね」と、北野につっこまれてしまった原弁護士でした。
(minto)
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