北野誠のズバリ

歳をとると声も老ける!放っておくと健康に悪影響も?

1月12日放送『北野誠のズバリサタデー』では、「健康長寿のための老け声対策」をテーマに、『フケ声がいやなら「声筋」を鍛えなさい』(晶文社)の著者で、山王病院・東京ボイスセンター長の渡邉雄介先生に話を伺いました。

渡邉先生は、一般からプロまであらゆる声の悩みに応える日本随一の専門医です。
この本では、放っておくと重大な問題につながる声の老化について、トラブルの解消法を解説しています。

歳をとると声が出にくくなったり、かすれたりすることはありますが、それが健康にも悪影響を及ぼすということなのですが、いったいどういうことなのでしょうか。

声帯が干からびてくる?

まず、渡邉先生は加齢による声の衰えについて、「力こぶがなくなってくるように、声帯は粘膜なのでピチピチしていないとダメなんですけど、わかりやすく言うと干からびてくる」と解説しました。

ただし、衰えのスピードを遅くしたり、衰えを防ぐことは可能で、「例えば70歳ぐらいの声優さんが20歳ぐらいの役ができるように、鍛えてると大丈夫なんですけれども、怠っているとだんだん老けてかすれてきたり詰まりやすくなりますし、相手が聞き取りづらいということになってきます」とのことです。

自分で声の衰えは気づかないものですが、鼻から息を吸った後でゆっくり「あー」と一息で何秒声が出続けられるかを測る「あーテスト」というもので判断できるそうです。

一般的な成人男性だと一息で約30秒、成人女性で約20秒ほど声が出るのが正常で、10秒を超えない場合は、のどに病気を抱えているか、衰えがあると言えるそうです。

渡邉先生はその他にも「裏声が出せるか」というのも衰えているかどうかのポイントとして挙げられました。
 

のどの衰えが命に関わることも

のどの衰えについて、単に声が出にくくなるということだけではなく、特に高齢者にとっては病気の原因になることもあるそうです。

高齢者で問題になるのは、食道に入らないといけない物が誤って気道に入ってしまいむせることで、食べ物や飲み物が肺に入って誤えん性肺炎を引き起こすと、命に関わる問題です。

渡邉先生によると、むせることを予防しているのは声筋、つまり声帯を動かす筋肉であり、これを鍛えることで誤えんが防げるそうで、のどを鍛えるのが手っ取り早いそうです。

また、のどが衰えるのは年齢に限らないそうで、他には痩せることで影響を受けるので無理なダイエットは良くないことや、声帯は粘膜ですので、水で潤すのが大事、特に冬場は乾燥するので注意が必要とのことです。
 

のどを鍛える「のーのー法」

渡邉先生が鍛え方としてお勧めするのが、「のーのー法」。これは、「のー」と低い声から高い声へつなげるように伸ばして発声し、また「のー」と高い声から低い声へ発声するというもの。これを1日10セットぐらい行うと、のどのストレッチになるとのことです。

また、お風呂の中は湿度が高く温かいため、のどに良い環境ですが、そこで決められた歌を歌うのが良いそうです。

もし、歌が苦手、歌う歌がないという方については、渡邉先生は「拝むように左手と右手をグッと押し付けながら、”A・B・C” と、”C・B・C” でも良いんですけど(笑)、10セットぐらいやっていただくと、声筋がちゃんと鍛えられます」と解説しました。

また、鍛え方以外に避けることとして咳払いが挙げられ、声帯がこすれるため傷が付いたりするため、のどには良くないとのことです。

のどを鍛えるというと、ボイストレーニングのように歌手や声優、舞台俳優などの方だけに必要なものだというイメージがありましたが、ジムなどで体を鍛えるのと同じように、のどを鍛えるのは大事なようです。
(岡本)
 
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2019年01月12日10時26分~抜粋

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