北野誠のズバリ

快速急行と特急、どっちが速い?列車種別が複雑すぎて分からない

1月9日放送『北野誠のズバリ』では、「特急・急行の列車種別が各社バラバラで複雑すぎる!」という話題を元に、北野と水曜アシスタント・大橋麻美子でトークを繰り広げました。

読売新聞の記事で鉄道アナリスト川島令三さんのお話によりますと、一部の駅は通過する各駅停車、途中で急行に格下げされる特急など、さまざまなニーズに応えることで、列車の種別が増えすぎてしまっているそうです。

特に普段その路線を利用しない観光客は、どの列車に乗ったら良いのかわからず、とまどってしまうのではないでしょうか。

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電車の種類が多すぎる!

例えば、大阪と京都を結ぶ京阪電車は現在、快速特急、特急、快速急行、急行、準急、区間急行、普通と7種類の列車種別があります。

さらに快速急行や準急とほぼ同じ停車駅の通勤快急や通勤準急、急行より少し停車駅を減らした深夜急行もあり、昔、学生時代に利用していた北野も「(小説『深夜特急』の著者)沢木耕太郎か!どこに行くねんこの列車は!」とツッコミ。

今はスマホアプリで最速の乗り換え方がわかるとはいえ、特急と通勤快急のどちらが速いのか、もはや分からなくなってしまいます。

そして、その話は関西以外にも及びます。

北野「名鉄の準急なんかも、ほとんどの駅停まんねん。番組イベントで犬山方面に行ってる時に、うちのスタッフと『全部停まってんねんけど、何が準急なん?』って」

大橋「5分ぐらい待ったら急行来ましたよ、きっと(笑)」

北野「東京やったら、渋谷を中心とする東急東横線が乗り入れて池袋に行けるんですよね。
これも面倒くさくて、(横浜の)元町・中華街から渋谷までは特急って言うんですけど、渋谷からは急行に変わったりするんですね。それで言い方が"Fライナー"って。何が”Fライナー”かもうわからへん(笑)」

各鉄道会社によって列車種別が決まっているのが原因のようですが、乗ってる途中に急に変わると、「この電車に乗ってて大丈夫だろうか?」と思ってしまいそうです。

大橋「(東海地区では)JRで三河の方って変わることが多くて、私も仕事で初めて行く時に『どれに乗ったらいいんだろう?』と思うことがありますね」
 

英語表記にも四苦八苦

また、この記事で川島さんは「英語表記がまちまちで、私鉄の会社によって準急のことを”Semi EXPRESS”と呼んだり、"sub exp"と呼んだり、さらには区間急行も急行も両方”EXPRESS”と呼ぶ会社もあるなどバラバラで、各社間で話し合いをした方が良いのではないか」と提案されています。

北野も「外国人観光客もわからないですよ、こんなん。観光立国で(年間)4,000万人ほど外国の方を呼ぼうとか、大阪万博や東京オリンピックやとか言っても、電車の乗り方を結構みなさん困っておられるんですよね」と語り、「せめて外国人観光客をたくさん入れるやったら、どの順番が速いですよと(表示した方が良い)」とまとめました。
 

分かりにくいという意見が続々と

この話題を受けて、番組中にリスナーから続々とおたよりが届きました。

「急行と準急ってわからないよー。だからと言って、EXPRESSのような英語表記も嫌やなあ。風情ないし」(Aさん)

「鉄道会社で統一できないですかね。名鉄も昔からそうでして、始めは普通列車で出発して、途中から急行になって、あるところから普通に変わるというのが多いですよ。
弥富から吉良吉田行きの列車で、弥富から須ヶ口までは普通、須ケ口から新安城までは急行、新安城から終点までは普通。

JRでも特別快速、新快速がありますが、豊橋から岐阜までは快速なのに、例えば大垣行きの場合は岐阜から各駅停車です。特別快速と銘打っているのに。浜松行きの場合も同様で、豊橋からは各駅になります。
近鉄の場合、名古屋発の準急ですと蟹江まではノンストップなのに、蟹江からは各駅なんです。
地元の人ならともかく、他の地域からやって来た人はめちゃくちゃわかりにくいですよね」(Bさん)

特別料金が必要?不要?

列車種別と言えば、こんな種別もあるそうです。

「乗り鉄の自分でも時々間違えそうになる時があります。近鉄のように有料特急車両が明らかに分けられてるとまだ分かりますが、その近鉄でも急行や準急以外に、快速急行、区間急行、区間準急などがあり、停まる駅が異なります。
東京に住んでいた頃、京王線を利用する機会があり、新宿駅に準特急と快速が停車していて、車両は全く同じ。てっきり快速の方が速いと思ったら、準特急の方が速かったようです。
後で嫁さんに聞いたところ、それは自分の勝手な誤解で、京王では快速は他社で言うところの準急扱い。準特急は特急と急行の間の微妙な種別で、本当に紛らわしいです…」(Cさん)

そして、列車種別だけではなく、特別料金の話題もあがりました。

「僕は関東の小田急線が一番慣れ親しんでいました。特急といえばロマンスカー、特急料金が必要です。名古屋に来て初めてのCBC秋まつりに行った時です。
名鉄の快速特急は料金が必要だと勘違いし、ずいぶん見送りました。だって、"特急"かつ"快速"が付いてるんですよ。料金が高いと思うじゃないですか。特別料金が発生するかどうかも、はっきりして欲しいです」(Dさん)

最近では通勤時に料金を払うと座ることができる特急も増えてきているだけに、うっかり不正乗車とならないように気をつけないといけないですね…。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2019年01月09日13時15分~抜粋

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