ややこしい京都の住所表記「上る」。何に対してどう上がるの?

北野誠のズバリ / トーク

12月10日放送の『北野誠のズバリ』、この日のテーマは「ややこしい!」。

このテーマで、京都出身のITジャーナリスト・井上トシユキ宛てに寄せられたのは、「京都の住所がややこしい」というおたより。

「上る」「下る」「東入」「西入」

さて、これらの住所は一体どういう読みで、どういう意味があるのでしょうか?

謎の住所「上る」

「ややこしいというと井上さん、京都市の住所ですねー。『五条上る』『花屋町上る』などなど、住所になってるんですね、あれ。

この間、得意先から納品先の連絡がありまして、場所は『上京区の猪熊通○○上る(あがる)』。

私は『ナビで行きますから住所お願いします』と言うと、得意先から『だから今、住所言ったやん』と言われました。

そこで聞いた通りナビに入力しましたが、ナビには住所は出てきません。
ナビ情報が古いかと思いましたが、こんな呼び名が最近なわけありません。 

困った私はナビの説明書を見ますが、わかりません。
得意先に聞いても『住所はそこ』と言われました。

ナビを見ると帳面の後ろにカッコ書きで『塩小路通』と書いた名前が出てきました。
どうやら『上る』『下る(さがる)』を帳面に集約していたので、ややこしいなぁと思いました。

現地に行くとさらにややこしくて、一方通行がまさに碁盤の目のようになっていて、しかも細くて大変でした」(Aさん)
 

松岡亜矢子、混乱する

「わかりやすいって言ってもその、何に対してどう上がればいい?」と、はてなマークだらけの松岡に、「北は『上る』やねん」と井上。

北野「四つ角の東に行ったら、『東入(ひがしいる)』。西に行ったら『西入(にしいる)』。北は『上る』、南は『下る(さがる)』」
松岡「その法則が今一つわかってないと…何を起点に上がっていくの?」

京都の独特な住所表記に混乱する松岡。

北野も京都産業大学に在籍していた当時、「最初、どうしたらいいかわからなかった」というほど、京都出身以外の人にはなじみのない表記です。

「京都駅に立ったら、まず山の方見んねん」と、京都の歩き方を伝授する井上。

しかし、ここに一筋縄ではいかない問題がありました。
京都駅から北を見て、右側が「右京区」ではなく「左京区」であることが一番ややこしいと北野。

北野「なぜかというと、北を背に当時御所にお住まいの天皇様が南に向いて座ってて、そっちの右側が右京区やねん」
松岡「なるほどねー!」

北野「天皇様が、天子が南を見られて…」
井上「西が右京区、東が左京区」

「舞台の上手・下手みたいな感じでっていうことなんですね!」と理解しつつも、「山見て、さらに背に向けなきゃいけないわけですね、面倒くさいよ~」とボヤく松岡。

「わざわざ雑な言い方をして、京都駅から見える山、たぶん右手って東のとこにあるから。東の方向いたらまた間違うからね」

さらに混乱させる発言をする井上。

北野「そや。京都駅から見る山は、あれは東山や」
松岡「また東西南北間違える、それ~。意地悪だわ~」
井上「ウチの家まで来たら、北の方に山見えんねんけど」

誰も知らない「ウチの家」まで出してきた井上。
さらにわけがわからなくなってしまいました。

しかし、このややこしさも「京都らしいなぁ」と趣を感じさせるあたりが、京都の魅力なのかもしれません。
(minto)
 
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2018年12月10日15時38分~抜粋

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