松原タニシ推薦!神社の動物の謎がわかる『神社のどうぶつ図鑑』

北野誠のズバリ / カルチャー

11月20日放送の『北野誠のズバリ』では、松原タニシが茂木貞純さん監修の『神社のどうぶつ図鑑』を取り上げました。

松原の著書『事故物件怪談 恐い間取り』と同じ二見書房から出版されたこの本は、神社の動物に特化しているという珍しい図鑑。

神社をお参りすると狛犬やキツネなどの様々な動物の像を見かけますが、この図鑑は「そもそもなぜ神社に動物がいるんだろう」という謎を解明してくれているそうです。

神社の動物が持つ意味

この本によると、動物は「神様に仕えるもの」として考えられているとのこと。

いわゆる眷属(けんぞく)や神使(しんし)と呼ばれているもので、姿を現さない神々の代わりに、ゆかりのある動物が神様の思いを人々に伝えるために神社にいると考えられています。

この図鑑には、犬・ねずみ・虎・牛・鹿・馬・ウサギ・蛇などの計54種類の神社にいる動物の由来。

そして、これらの動物にどこに行けば会えるか、という日本全国約162もの神社の情報も記載されています。

 第一章「陸の生き物」 、 第二章 「水辺の生き物」、 第三章「 空の生き物」 、そして第四章「霊的な生き物」というように、生き物の種類で目次が分かれています。

一番最初に登場する「狐」は豊穣をもたらす神の使いで、会える神社は「伏見稲荷大社」。

さらに、狐の像が口に咥えているものによって、ご利益が異なるといいます。

巻物を咥えている狐は知恵を象徴。
丸い球を咥えていると豊穣を表現。
稲穂を咥えていると五穀豊穣を。
カギを咥えているのは稲倉のカギで、これも同じく豊穣を意味するということです。
 

神馬と絵馬

続いては、神社にいる「馬」について。

黒馬と白馬の像がある「貴船神社」、そして神社内の馬舎に本物の白馬がいる「上賀茂神社」。

上賀茂神社では白馬に大豆を与える「白馬奏覧神事(はくばそうらんしんじ)」という神事が行われます。

これは、白馬に大豆を食べさせることで邪気が払われるという言い伝えに基づいたもの。

この白馬は、毎週日曜日・祝祭日、毎月1日、そして神事がある時のみ登場し、それ以外の日は北野誠の母校である京都産業大学の馬術部に委託されているんだそう。

神に使えている間に命を落としてはならないとされていることから、この白馬(神馬)は、20歳で世代交代をするということです。

そして「絵馬」の発祥について。

元々馬は、雨乞いもしくは雨を止ませたい時に神様に献上されているものでした。

その後、かわいそうということで形が変わり、平安時代中期では土や木でできた馬の形の像が代わりに用いられるようになります。

やがてさらに簡略化され、木の板に馬の絵を描いたものが奉納するようになり、これが絵馬の始まりとされています。

馬は五穀豊穣、雨を降らせたり止ませたりするという意味がある動物でもありました。
 

龍の歴史

そして埼玉県の「聖神社」は、「ムカデ」が祀られている神社。

ここは、和同開珎という古銭を作っていた銅の鉱山であった場所です。

ムカデは、シルエットで見ると洞窟に見えるということ、そして足がたくさんあることから金運アップの象徴とされています。

神奈川県鎌倉市の「白山神社」ではしめ縄がムカデの形になっているそうです。

ウナギやなまず、カッパが祀られている神社もある中、松原が最も面白いと思ったのは、霊獣とされる「龍」を祀った、神奈川県箱根町にある「九頭龍神社」。

頭がラクダ、頭頂部が蛇、角が鹿、目が鬼、耳が牛、衣は鯉で、爪は鷹と、古代中国で様々な動物を混ぜて創造されたといわれている龍。

日本に伝わってくるにつれ、蛇に似てることから龍はほぼ蛇に取って代わられてしまいました。

蛇神様が水神様として祀られることが多いものの、元々は龍だったといいます。

古代中国で龍が作られた時身体は七色の虹色でしたが、蛇と混同したことから、龍そのものの身体も緑色になっていったということが、九頭龍神社の歴史を見ることでわかってくるそうです。

「とても面白いので、みなさんぜひ『神社のどうぶつ図鑑』手に取ってみてはいかがでしょうか」とオススメする松原でした。
(minto)
 
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2018年11月20日15時00分~抜粋

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