北野誠のズバリ

セントレアも関空も…日本の国際空港の残念な理由とは?

11月10日放送『北野誠のズバリサタデー』では、日本にある空港の利便性について取り上げました。

北野は先週から別番組のロケでタイに行っていたのですが、タイにあるスワンナプーム国際空港を利用してみて、さまざまな問題点が浮かび上がり、それは日本にある空港と同じだと主張します。

北野誠とITジャーナリスト・井上トシユキ、加藤由香CBCアナウンサーがトークを展開しました。

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24時間体制の国際空港のはずが…

深夜0時30分の便に乗るため、北野は名古屋のセントレア空港に夜の21時前に着いたのですが、ほとんどの飲食店はラストオーダーや閉店状態。一番遅くまで営業しているカフェでも22時まで。

それは関西国際空港も同じであって、両方とも海上に作り24時間空港をうたっている割には、そこにある飲食店は早く閉まってしまうのです。

チェックインして中に入ると、缶ビールやハイボール、柿の種のおつまみを売っていた程度だったそうで、なんだか寂しげな雰囲気。

あとは待合室でひたすら待つだけという状態は、「深夜便を利用する海外旅行者あるある」ではないでしょうか。

北野は「空港へのアクセスや、従業員の方々がある程度の時間で終わらないと帰られないからというのも当然あるんですけど」と事情をくみ取りながらも、「空港のあり方としてどうなん?」と不満げな様子でした。
 

関空は遠すぎて不評

一方、タイのスワンナプーム国際空港は、到着した朝5時でも人が働いていて、帰りに利用した夜中出発の便の際、免税店やバー、飲食店なども開いている状態だったそうです。

北野「関空も開港する時は、"アジアのハブ空港にしたい" って、ここを拠点にいろんなところに出ていくようにしたいって言った割には、電車は夜中に動いてないから、夜中に日本へ着いた外国人観光客も始発まで待たなアカン。ハブ空港にしたかったら、そこに行くまでのアクセスとか店を考えて、もっとやらなアカンことがいっぱいあるんやないかな」

井上「30年前にアメリカへ行ったんですけど、メンフィスって結構な田舎の空港ですら、24時間稼働してますからね。シャトルバスも1時間に1本程度しかないですけど、都心へ行けましたし」

北野「(関空のある)泉佐野って和歌山に近いし。元々はUSJとかある北港に作って、(大阪の中心地である)梅田までのアクセスを良くする予定だったのに、兵庫県が神戸空港を作りたいから止めてくれと言ったから、和歌山に近くなったんですよ。それで(梅田まで)1時間半以上かかる。
結局、地盤沈下とかあって、営業何年やったら黒字になんねんと。
国策としてハブ空港を作るなら、"神戸の事情がね…" とかじゃなくて。それを言い出したらほとんどの日本の空港は赤字やから」

今となっては、海上に空港を作るメリットが薄れてしまっています。
 

日本の玄関口としては寂しい

最後に北野は、タイと日本の国際空港の差についてあらためて語りました。

北野「タイは空港以外はむちゃくちゃですよ。道路交通も逆走とかノーヘルで3人乗りとか普通にしてるし。
ただ、空港だけは国の威信をかけてやってるんだなというのはよくわかったので。
日本は24時間空港とうたってる割には、海外から来た人が "何にもないな……" と思うのでは」

現在、インバウンドで海外の旅行客が多数訪れていますが、海外立国と標榜するのであれば、まずは玄関口である国際空港の整備が必要だと思われます。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2018年11月10日09時22分~抜粋

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