北野誠のズバリ

男性で太ってないのにおっぱいが大きくなった!原因は意外なところに?

11月2日放送『北野誠のズバリ』、毎週金曜は「ドクター石蔵の中高年よろず相談室」。
循環器・心療内科・更年期が専門の医師で中高年アドバイザー、「夫源病」の言葉の生みの親でもある石蔵文信先生に、健康の悩みや夫婦の悩みなどを伺っています。

今回は男性にとっては珍しいお悩みについて、北野誠と金曜アシスタント・片山淳子が紹介しました。

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太っていないのに胸が大きく

番組に届いた50代男性からのおたよりは、次のとおりです。

「2、3年前からおっぱいが大きくなりました。決して太ったわけではなく、ランニングマシンで週2日に1時間10キロほど走っているし、腹筋マシンで200回程鍛えています。

以前、元キッスのドラマー、ピーター・クリスが乳がんになったと聞きました。
僕は性欲もあり、男性更年期の症状もありません。急におっぱいが大きくなると心配ですが、僕は大丈夫なのでしょうか」

あまり聞いたことがない現象ですが、太ることとは無関係に、50代で胸が大きくなるということはあるのでしょうか。

石蔵先生は「時々ありますね。医学的には女性化乳房と言いますね」と答え、さらにその原因について「ホルモンの影響が大きいと言われていて、コレステロールを原料にして男性ホルモンが先にできて、男性はそこで止まるんですけど、女性が持つアロマターゼという酵素で女性ホルモンができるんですよ」と説明しました。

また、本来、男性に女性ホルモンはないのですが、脂肪組織で女性ホルモンが少しできるそうで、小さい男の子で胸がやや大きい子が見受けられるのは、先に女性ホルモンの影響を受けるからで、その後に男性ホルモンの影響が出ると筋肉質になっていくのだそうです。
 

男性も乳がんにかかる可能性

おたよりの部分で気になるのは、乳がんのこと。女性だけの病気と思いきや、男性は女性の1%と少ないながらも、かかる可能性はゼロではないということです。

ただ、乳がんについて調べてもらうのは、婦人科のイメージがありますが、男性の場合はどうなのでしょうか。

北野「女性やったらマンモグラフィの検査をしますけど、男性はこういう場合、何科に行って何を調べてもらうんですかね?」

石蔵先生「内科系に行かれて、マンモグラフィの機械は挟めないので、超音波とかMRI、CTの検査を受けられると、それでもわかりますので」
 

胸とは別のところに原因が?

最後に、胸が急激に大きくなったことで注意すべきことについて、石蔵先生に聞きました。

石蔵先生「まずホルモンの異常を調べてもらうこと、おっぱいの大きくなる薬を(現在服用しているか)チェックしていただくこと、それに肝臓が悪いと女性ホルモンが代謝されないので、肝臓が悪い方も結構こういう状態になるんですよ」

北野「へぇー!じゃ、血液検査で肝臓の数値を調べなあきませんね」

石蔵先生「そうですね。もう一つ、大豆には女性ホルモン様作用が働くので、イソフラボンがよく含まれてるので、納豆とかたくさん食べておられると、ひょっとすると影響するかも知れませんけど、それは少ないですね」

今回の方はトレーニングと共に、大豆やプロテインなどを摂取されているかもしれませんが、意外なことに肝臓をチェックした方が良いようですね。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2018年11月02日14時13分~抜粋

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