『北野誠のズバリ』、月曜コーナー「地元に聞いちゃうぞ」では、松岡亜矢子が東海3県の情報を紹介しています。
10月29日の放送では、11月3日に三重県伊勢市の「安土桃山城下町」で、翌4日に志摩市の「志摩スペイン村」で行われる、戦国をリアルに再現した「国際ガチ甲冑合戦」について取りあげました。
「これ楽しそうやね」と、北野誠も興味津々のこの合戦。
一体どのようなイベントなのでしょうか。
歴史が覆るかも?戦国の合戦を再現するイベント「国際ガチ甲冑合戦」
マジな武道家がガチで戦う
「甲冑の上に"ガチ"がついて、"国際"ですよ」と、単語のアンバランスさに混乱する北野。
この「国際ガチ甲冑合戦」は、海外の軍隊や警察官が習う「総合実践護身術」の国内外の武道家と、一般の参加者が一緒に甲冑を来て、リアルな合戦を再現するイベントです。
「一般の人のハンデ大きくない?」と慌てる、ITジャーナリスト・井上トシユキ。
井上「ミルコ・クロコップみたいなの来るわけでしょ」
北野「フランスのガチな傭兵とかでしょ」
井上「アンドレ?アンドレ・ザ・ジャイアント」
北野「アンドレはさすがに。あの身体はおらんと思うけど。"動く人間山脈"はおらんと思うけど。ミルコみたいなヤツは来るんじゃない?」
屈強な男たちを想像して盛り上がる、北野と井上。
この「国際ガチ甲冑合戦」は、海外の軍隊や警察官が習う「総合実践護身術」の国内外の武道家と、一般の参加者が一緒に甲冑を来て、リアルな合戦を再現するイベントです。
「一般の人のハンデ大きくない?」と慌てる、ITジャーナリスト・井上トシユキ。
井上「ミルコ・クロコップみたいなの来るわけでしょ」
北野「フランスのガチな傭兵とかでしょ」
井上「アンドレ?アンドレ・ザ・ジャイアント」
北野「アンドレはさすがに。あの身体はおらんと思うけど。"動く人間山脈"はおらんと思うけど。ミルコみたいなヤツは来るんじゃない?」
屈強な男たちを想像して盛り上がる、北野と井上。
平成の「川中島の戦い」
今回のテーマは、「砦攻め」と「川中島の戦い」の再現。
イベントの中心人物の武術家、国際武術文化連盟 総師範の横山雅始さんに詳しいお話を伺いました。
横山先生によると、この「国際ガチ甲冑合戦」は、甲冑を付けた約100名が赤と黒に分かれて戦うイベント。
今回のテーマ「川中島の戦い」では、赤が武田軍、黒が上杉軍という設定とのこと。
槍足軽隊や弓隊などに分かれ、それぞれに指揮官・リーダーがついて、その指示に従って動きます。
ガチンコの戦いであるため、必ずしも歴史通りの展開になるとは限らず、「歴史変わっちゃいましたね」ということも大いにありえるんだそう。
レプリカの武器は、矢じりの先にクッション加工を施されている安全なもの。
しかし、その武器で実際に打ち合い、叩き合うそうです。
イベントの中心人物の武術家、国際武術文化連盟 総師範の横山雅始さんに詳しいお話を伺いました。
横山先生によると、この「国際ガチ甲冑合戦」は、甲冑を付けた約100名が赤と黒に分かれて戦うイベント。
今回のテーマ「川中島の戦い」では、赤が武田軍、黒が上杉軍という設定とのこと。
槍足軽隊や弓隊などに分かれ、それぞれに指揮官・リーダーがついて、その指示に従って動きます。
ガチンコの戦いであるため、必ずしも歴史通りの展開になるとは限らず、「歴史変わっちゃいましたね」ということも大いにありえるんだそう。
レプリカの武器は、矢じりの先にクッション加工を施されている安全なもの。
しかし、その武器で実際に打ち合い、叩き合うそうです。
筋書きのない戦い
「ガチ甲冑」とは「本物の甲冑を着る」という意味かと思いきや、なんと「ガチ」は「合戦」にかかる言葉。
遠くまで飛ばないように紐が付いている弓矢や、空砲の火縄銃や大砲も使う本格的な戦で、あくまでも演舞ではなく、合戦。
まさに筋書きのない戦いというわけです。
日本人にはあまりなじみがない古武道ですが、憧れを持つ外国人は多く、横山先生は海外を回りながら、そういった外国人たちに教えているそうです。
横山先生は現在64歳。
30代の頃にはヨーロッパの国際交流の仕事で、海外の軍隊や憲兵に制圧術を教えていました。
実戦で戦うための動きが評価されて、護身術と古武道も教えるようになったといいます。
若い頃から格闘技全般をされていた先生。
インストラクターとして世界各国の兵隊に教えていたという、とてつもないキャリアの持ち主なのです。
日本人に興味を持ってもらいたい、武術を広めたいという気持ちから、今回の合戦イベントを思いついたそうです。
遠くまで飛ばないように紐が付いている弓矢や、空砲の火縄銃や大砲も使う本格的な戦で、あくまでも演舞ではなく、合戦。
まさに筋書きのない戦いというわけです。
日本人にはあまりなじみがない古武道ですが、憧れを持つ外国人は多く、横山先生は海外を回りながら、そういった外国人たちに教えているそうです。
横山先生は現在64歳。
30代の頃にはヨーロッパの国際交流の仕事で、海外の軍隊や憲兵に制圧術を教えていました。
実戦で戦うための動きが評価されて、護身術と古武道も教えるようになったといいます。
若い頃から格闘技全般をされていた先生。
インストラクターとして世界各国の兵隊に教えていたという、とてつもないキャリアの持ち主なのです。
日本人に興味を持ってもらいたい、武術を広めたいという気持ちから、今回の合戦イベントを思いついたそうです。
謎に包まれた戦国時代
さらに横山先生にはこんな目的もありました。
「歴史的に見て、戦国時代は非常に謎に包まれていまして、解明されていないことが多いんですね。
恐らくこうだろうと皆さん考えてらっしゃるだろうけれども、実際にやってみたら全然違ってましたなんていうこともありますので、そういったことを解明したい。
そして、戦国時代どう戦ったのかを実際検証してみようという思いも1つあるわけなんですね。
もう1つは、本当に合戦を再現しようという歴史的なイベントが日本にはございませんから、その部分をちょっとやってみたいという思いもございました」(横山先生)
史実と思われていることを検証したい。
そして、合戦を再現する歴史イベントが他にないため自分がやってみたいという思いから、考えられたイベントであるということです。
実際にわかったことの1つが、軍勢。
「何万対何万の軍勢」と聞いた時に、一斉に面として向かい合って戦う絵を想像しがちですが、実際にやってみると無理とのこと。
20人ぐらいの小隊が局地戦をして、その合計が何万人になるんだということが、合戦をしてみることでわかるんだそう。
「歴史的に見て、戦国時代は非常に謎に包まれていまして、解明されていないことが多いんですね。
恐らくこうだろうと皆さん考えてらっしゃるだろうけれども、実際にやってみたら全然違ってましたなんていうこともありますので、そういったことを解明したい。
そして、戦国時代どう戦ったのかを実際検証してみようという思いも1つあるわけなんですね。
もう1つは、本当に合戦を再現しようという歴史的なイベントが日本にはございませんから、その部分をちょっとやってみたいという思いもございました」(横山先生)
史実と思われていることを検証したい。
そして、合戦を再現する歴史イベントが他にないため自分がやってみたいという思いから、考えられたイベントであるということです。
実際にわかったことの1つが、軍勢。
「何万対何万の軍勢」と聞いた時に、一斉に面として向かい合って戦う絵を想像しがちですが、実際にやってみると無理とのこと。
20人ぐらいの小隊が局地戦をして、その合計が何万人になるんだということが、合戦をしてみることでわかるんだそう。
だからこそガチで
今回の検証はこうです。
「実は5回川中島の戦いってございまして。
その第1回目はほとんどが砦の奪い合い、城の奪い合いなんです。
砦は守る側が絶対的有利とされてますので、その何倍もの人数がいないと城も砦も落とせないと言われてますので。
じゃあ今回50対50で戦えば、絶対に落ちないのかっていうことに1つ疑問符を打つことができるというわけなんですね」(横山先生)
「めっちゃおもろい、この先生」
すっかり横山先生の虜になってしまった北野。
武田軍の守りと上杉軍の攻め。
攻める方が不利で、落とすには倍の人数が必要とされていましたが、「果たしてそうなのかな?」と疑問に思ったという先生。
「同数でやって落ちたら、おかしいんじゃないの?」という歴史への疑問を、武術の方面からアプローチするという新しい試みです。
「だからこそ、ガチでやるんです」という、横山先生のコメントでした。
「実は5回川中島の戦いってございまして。
その第1回目はほとんどが砦の奪い合い、城の奪い合いなんです。
砦は守る側が絶対的有利とされてますので、その何倍もの人数がいないと城も砦も落とせないと言われてますので。
じゃあ今回50対50で戦えば、絶対に落ちないのかっていうことに1つ疑問符を打つことができるというわけなんですね」(横山先生)
「めっちゃおもろい、この先生」
すっかり横山先生の虜になってしまった北野。
武田軍の守りと上杉軍の攻め。
攻める方が不利で、落とすには倍の人数が必要とされていましたが、「果たしてそうなのかな?」と疑問に思ったという先生。
「同数でやって落ちたら、おかしいんじゃないの?」という歴史への疑問を、武術の方面からアプローチするという新しい試みです。
「だからこそ、ガチでやるんです」という、横山先生のコメントでした。
寛永通宝をゲット
11月3日は安土桃山城下町(旧伊勢戦国時代村)での「砦攻め」。
翌日4日は、志摩スペイン村で「川中島の戦い」の再現。
志摩スペイン村はテーマパークで、使用できる武器が限られるため、映画のワンシーンのように「50対50」の面の戦いを行うということです。
当日、兵士としての飛び入り参加はできないものの、甲冑の着方や、槍の扱い方などの戦国時代の戦い方など、体験コーナーが用意されています。
当時合戦が始まる際には、近隣住民に迷惑をかけるからと、事前に小銭をバラまいていました。
その再現として、時代は異なるものの「寛永通宝」が来場者に配られます。
果たして、どんな戦いが繰り広げられるののでしょうか。
歴史に興味がある方必見!のイベントです。
(minto)
翌日4日は、志摩スペイン村で「川中島の戦い」の再現。
志摩スペイン村はテーマパークで、使用できる武器が限られるため、映画のワンシーンのように「50対50」の面の戦いを行うということです。
当日、兵士としての飛び入り参加はできないものの、甲冑の着方や、槍の扱い方などの戦国時代の戦い方など、体験コーナーが用意されています。
当時合戦が始まる際には、近隣住民に迷惑をかけるからと、事前に小銭をバラまいていました。
その再現として、時代は異なるものの「寛永通宝」が来場者に配られます。
果たして、どんな戦いが繰り広げられるののでしょうか。
歴史に興味がある方必見!のイベントです。
(minto)
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