YouTubeダウンで10億人が大騒ぎ!頼りすぎて大丈夫?

北野誠のズバリ / ニュース

日本時間で10月17日の午前、動画投稿サイトYouTubeへの接続ができない状態となり、正午には復旧しましたが、原因は明らかにしていません。

YouTubeは今や単なる動画サイトの1つという枠を超え、自分で動画を作成して配信する人「ユーチューバー」が、小学生がなりたい職業に挙がることもあるなど、現代社会に深く根付いているサービスです。

10月20日放送『北野誠のズバリサタデー』では、この「YouTubeが2時間ダウン、世界中で10億人が大騒ぎ」という話題を取り上げました。
今回の障害で浮かび上がった問題点について、レギュラーコメンテーターのITジャーナリスト・井上トシユキが解説しました。

世界各地で障害が発生

YouTubeの画面が見られなかった当時、SNSには「こどもが動画が観られなくて困っている」などの意見が挙がっていたようで、それだけなら娯楽の範疇で収まる話なのですが、例えば、予備校が授業のアーカイブ動画をYouTubeに保存していたために、それを使う授業ができなかったなど、学業や経済活動にも影響を及ぼしていたそうです。

では、今までYouTubeが観られなかったということはあったのでしょうか。

くるくるカーソルが回ったままで動画が観られない、あるいはつながりにくいといったことは何度もあり、その時はブラウザを再度立ち上げたり、時間が経ってから観たりすることで解消するケースが多かったのですが、今回のようなケースはおそらく初めてとのことです。

障害が発生している場所などがわかるサイト『ダウンディテクター』で後から確認すると、アメリカの東海岸や西海岸、東京、オーストラリアの東海岸などで止まっていたそうです。

井上は「おそらくYouTubeの動画データをバケツリレー形式で運ぶネットワークの拠点、エクスチェンジが東京にあるため、根本的に障害が起きていたことがわかる。アメリカの東海岸や西海岸も、大手の転送するための施設が集中しているところなので」と解説しました。

障害原因が非公開の理由は?

では、今回の障害の原因は何でしょうか。

井上「原因はわからないですし、YouTube側も発表してないですね。これだけ大規模で滞りなくデータを送ること自体がノウハウなので、"ここがヤバかったですよ"とか説明すると、"こうすれば良いのか"と解析されてしまうから、あまりハッキリは言わないですよね。
考えられるのは、システム更新の時に入れ替えようとして不具合が発生して止まっちゃったとか」

北野「ようありますよね。銀行や証券会社なんかは、たまに"中を更新しますので、この時間は使えませんよ"とか、土日は特に止めますね」

井上「(YouTubeは)止められないですよね。世界中で観てるから。
もう1つは、1、2年前に航空券発券システムが日本で止まったことがあって、これは物理的に押すボタンを間違えたのが原因だった。例えば、何かメンテナンスの時に押してはいけないボタンを押してしまって止まったとか、ミスの可能性もありますね」

あと、サイバー攻撃などの可能性は考えられないのでしょうか。

井上「おそらく、ウィルスやハッキングと言った攻撃はないでしょうというのが、我々の業界の一致した見方です。
ウィルスとかだったら一斉にダウンするとか、2時間ほどで回復するとか、あまりないはずなんですよね。たぶん、単純なミスでしょう」

公的機関が使っても大丈夫?

井上は、今回の騒動で驚いたのは、障害の影響がかなり多かったことだと言います。

井上「自民党も野党もチャンネルを開設してますし、議員さん個人も政務活動報告をやってたりする。自治体が発表に使ったり、割と公的なインフラにもなってて。
一般の私企業が私企業のサービスを利用するのは良いですけど、公的な部分は前々から疑問で、外国の民間企業がやってることを公の団体が使うのって、守秘義務的なこともそうだし、ダウンしたら置き換えが効かないってのは、どうしたら良いんですかっていう話なんですね。ひな形とかで自前で簡単に(偽の動画が)作れますからね」

個人で趣味の範囲で動画を投稿する分には問題はないですが(もちろん、著作権違反に触れない範囲で)、仕事や公的なことで無償提供のサービスを使うのは、リスクを伴っているということを考える必要がありそうです。
(岡本)
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2018年10月20日10時49分~抜粋

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