北野誠のズバリ

北野誠が解説・大阪の独自すぎるカレー文化とは?

8/16放送の『北野誠のズバリ』では、『東洋経済ONLINE』の記事から大阪独自のカレー文化について取り上げました。

最近、大阪で独自に発展したカレー「大阪スパイスカレー」が話題になっています。

この大阪スパイスカレーとは、1992年にミナミのアメリカ村で誕生したカレーで、オリジナル調合のスパイスに加えて、ダシを使うなど和のテイストが融合したもの。

新しい情報が次々にあふれる東京ではなく、商売人気質の大阪人らしい自由な発想があるからできたものといわれ、これからのカレーのスタンダードになるかもしれません。

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大阪のカレー食べてください

「大阪に遊びに行かれる時があって、タイミングが合えば、カレー食べてください」

リスナーにこう呼びかける北野誠。

北野によると、ネットで見るだけでも「これもう、何を作りたがってる?」と思うようなカレーがあふれているといいます。

インドカレーやグリーンカレーなどに何かを融合させ、さらに大阪人が大好きな和風ダシを使うという試行錯誤を重ねたカレーが多いんだそう。

大阪にある日本で一番長い商店街「天神橋筋商店街」は、歩くだけで「えっ?どんだけカレー屋があんねん」といった状況。

今や、一大カレー激戦地になっているというのです。

なんでもあり、やってみました

例えばキーマカレーの中にアナゴとチキンが融合しているカレーのように、魚プラス肉という珍しいカレーも存在しています。

一見、スパイシーでルーがあるからカレーと認識しているものの、愛知県発祥の『ココイチ』と比べると、「なんやねんやろう、これはカレーなんか?」と思ってしまうだろうと北野。

大阪人お得意の「なんでもあり、やってみました」状態がめちゃくちゃ増えている状況だといいます。
従来の大阪文化のカレーといえば、有名なのが難波にある『自由軒』の「名物カレー」。

ルーとカレーが初めから混ぜ込んであるという珍しいカレーで、北野いわく「混ぜんのこっちでやっときますさかいに」カレー。

さらに大阪の喫茶店のカレーには生卵がついていて、なぜか「スタミナカレー」という名前で呼ばれていたんだそう。

後を引く「堕天使かっきー」

現在では、ミナミのアメリカ村で誕生したスパイシーなカレーが派生して、新しい文化の「カレーと呼べないものまでカレーとなっている」と北野。

先日、『マツコの知らない世界』(TBSテレビ)で紹介されていたのは、阿倍野の立ち呑み屋さんで不定期に出店される「堕天使かっきー」。

およそカレー屋さんとは思えないネーミング、そして不定期出店にもかかわらず、行列ができるほどの大人気だといいます。

例えば、サバと豚の混合カレーと聞いて「どうなんやろ、どうなの?」と、その組み合わせが大いに不安な様子の氏田朋子。

見た目はグリーンカレー風。
絶妙な調合で、あのマツコ・デラックスさんからも「なんか後を引く味」と高評価だったそう。

大阪の定番といえばお好み焼き・串揚げが一般的ですが、カレーも推す北野。

天神橋筋商店街を1丁目から8丁目まで歩くと、あちこちからカレーの香りが漂い「カレーの激戦地区」であることに気づかされるといいます。

「どのカレーを選ぶかはお楽しみ。今、大阪は独自に勝手なカレー文化が生まれて育まれておりますので、楽しんでいただきたいと思います」と、まとめた北野でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2018年08月16日13時15分~抜粋

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