8月4日放送『北野誠のズバリサタデー』では、「定年を過ぎても筋トレのススメ」という話題を取り上げました。
シニア世代の運動といえば、ウォーキングや水泳などが思い浮かびますが、実は60歳が筋トレの適齢期だそうです。
脳の活性化などにもつながるということなのですが、ハードな運動を行っても大丈夫なのか、ちょっと不安になります。
今回は『定年筋トレ~筋肉を鍛えれば脳も血管もよみがえる~』(ワニブックスPLUS新書)の著者で、京都産業大学・中京大学客員教授の森谷敏夫先生に、60歳間近の北野誠が話を伺いました。
ウォーキングも腹筋も効果なし!?リタイア後に励むおすすめの筋トレ
ウォーキングでは鍛えられない?
森谷先生によると、散歩やウォーキングを行っても筋肉があまり付かないため、筋肉がやせ細っていき、結果として関節が痛くなったり、転倒骨折したりして、いわゆる寝たきりの状態になる人が多くなっていくのだそうです。
筋肉を自分で付けて、健康を獲得していくための時間が十分に取れるのが、まさに定年後なので勧めているとのことです。
また、本のタイトルにもある「脳も血管もよみがえる」という点については、さまざまなデータが出てきているとのことです。
ウォーキングと比べて筋トレはきつめの運動ですが、そのきつさにより、筋肉から生理活性物質が出てくることがわかり、最近明らかになったのが、筋肉から神経栄養因子という物質が脳に届くということだそうです。
学習をつかさどっている脳の部位、海馬が老化していくと認知症などになりやすいのですが、そこの細胞を活性化したり、新しく神経細胞を増やしてくれる遺伝子が見つかり、それが筋トレによって得られやすいということです。
筋肉を自分で付けて、健康を獲得していくための時間が十分に取れるのが、まさに定年後なので勧めているとのことです。
また、本のタイトルにもある「脳も血管もよみがえる」という点については、さまざまなデータが出てきているとのことです。
ウォーキングと比べて筋トレはきつめの運動ですが、そのきつさにより、筋肉から生理活性物質が出てくることがわかり、最近明らかになったのが、筋肉から神経栄養因子という物質が脳に届くということだそうです。
学習をつかさどっている脳の部位、海馬が老化していくと認知症などになりやすいのですが、そこの細胞を活性化したり、新しく神経細胞を増やしてくれる遺伝子が見つかり、それが筋トレによって得られやすいということです。
高齢者にはスクワット
筋トレが大事だということはわかったのですが、若い頃と同じような筋トレだと身体に支障をきたします。
60歳以上の方に適した筋トレには、どのようなものがあるのでしょうか?
一番弱くなるのが太ももで、これは歩くだけでは鍛えられないため、階段を登ったり、スクワット運動をすることが良いとのことです。
スクワットは、かつて女優の森光子さんが晩年に行っていたことでも有名です。
ただし、注意しないといけないのは、深くひざを曲げ過ぎないことや、筋肉を傷めないようにゆっくりと行うことです。
回数もいきなりたくさん行わず、最初は1回、次の日は2回と徐々に増やしていき、2ヶ月経つ間にだんだん身体能力が高まっていくので、60回でもできるようになるとのことです。
60歳以上の方に適した筋トレには、どのようなものがあるのでしょうか?
一番弱くなるのが太ももで、これは歩くだけでは鍛えられないため、階段を登ったり、スクワット運動をすることが良いとのことです。
スクワットは、かつて女優の森光子さんが晩年に行っていたことでも有名です。
ただし、注意しないといけないのは、深くひざを曲げ過ぎないことや、筋肉を傷めないようにゆっくりと行うことです。
回数もいきなりたくさん行わず、最初は1回、次の日は2回と徐々に増やしていき、2ヶ月経つ間にだんだん身体能力が高まっていくので、60回でもできるようになるとのことです。
腹筋は意外と効かない?
また、健康以外で気になるのが、ダイエット。
中年太りでお腹を凹ませたいという方も多いと思いますが、よく言われる腹筋ではあまり効果がないそうです。
脂肪を燃やすためには、回数があまりこなせない腹筋よりも、スクワットやウォーキングを行った方が遥かにカロリーが消費できるので良いとのことです。
最後に森谷先生は、「メリハリのある運動を脳は好むので、少し歩き、少し休み、少し早めに歩く、階段や坂を登るなど、運動のパターンに変化を付けることが大事」とまとめました。
(岡本)
中年太りでお腹を凹ませたいという方も多いと思いますが、よく言われる腹筋ではあまり効果がないそうです。
脂肪を燃やすためには、回数があまりこなせない腹筋よりも、スクワットやウォーキングを行った方が遥かにカロリーが消費できるので良いとのことです。
最後に森谷先生は、「メリハリのある運動を脳は好むので、少し歩き、少し休み、少し早めに歩く、階段や坂を登るなど、運動のパターンに変化を付けることが大事」とまとめました。
(岡本)
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