北野誠のズバリ

連日の猛暑でも意外に多い「エアコンで冷えすぎ」の悩み

『北野誠のズバリ』の毎週水曜は、「ドクター石蔵の中高年よろず相談室」。
循環器・心療内科・更年期が専門の医師で中高年アドバイザーの石蔵文信先生に、健康の悩みや夫婦の悩みなどを伺っています。
7月25日の放送では、連日の猛暑とは裏腹な女性特有のお悩みを取り上げました。

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冷え性が女性に多いのはなぜ?

番組宛てに40代女性のリスナーのお悩みが届きました。

「私は冷え性で、こんな暑い夏でも手足が冷えています。特に会社や家の冷房が効き過ぎて寒いのですが、周りは『暑い暑い』と言っているので、『温度を上げて』とは言い出せません。家でも夫が暑がりなので、同じく温度が上げられません。こんな時に、厚着以外の対策はないのでしょうか」

今年は特に暑いため、エアコンで下げられるだけ温度を下げたいという方も多いとは思いますが、室内では逆に寒すぎて困るということもよくありますが、そもそも、冷え性が女性に多いのはなぜなのでしょうか。

石蔵先生は「女性は筋肉が少ないために冷えやすいのと、男性は夏でもスーツを着て厚着をしているので(温度を必要以上に低く設定してしまう)。上司の方などが温度差を考えて、気をつけなければいけない」と答えました。

だからこそ、特に男性にクールビズが必要になってきますね。

冷え性には別の原因の可能性も?

では、実際に女性が寒いと感じたら、どうすれば良いのでしょうか。

石蔵先生は、「場所が変えられるんだったら、空調の緩い場所や、日が差す窓際などでこまめに運動されることですね。じっとすると血流が落ちますから、30分おきぐらいに階段を2、3階分登ってみるとかですね」と答えました。

お風呂などは、血流が良くなると温まるとよく言われますが、体の冷えに効くようです。

その他には、自己催眠法の一種で、自律訓練法とも呼ばれるものも効果があるそうです。

血管が緊張していて交感神経が強くなっており、目をつぶって深呼吸をし、肩の力を抜き、右手と左手をだらんと下ろして「右手が重い」「左手が重い」と唱えていくと、交感神経が緩められるそうです。

冷え性は女性特有と思われがちですが、最近は若い男性の間にも増えてきているそうで、その理由を石蔵先生は、「最近は気を遣う子が多く、緊張しやすい。それから細いでしょう」と答えました。

冷え性自体は病気ではないのですが、例えば冷え性だけではなく、頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状が出る場合は、実はストレスが原因という可能性もあります。

その場合は自分でストレスをマネジメントするか、病院に相談する方が良いとのことです。

高低差が激しすぎてついていけない

エアコンが効きすぎるという点では、冷え性ではない方も悩む場合があります。

北野「外が37度とか言ってて、室内に入ると強烈に(冷房が効いてる場合があって)、年齢とともに体温調節がダメになってるなと思って。パッパッと切り替わらないです」

歳をとると当たり前のように、暑さも寒さもわからないようになってしまい、それが原因で室内でも熱中症になるケースもあります。

最後に石蔵先生は、「外の温度は調節できないですけど、中の温度は低めにしない方が良いですね」と、過度な冷房を控えた方が良いとアドバイスしました。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2018年07月25日14時11分~抜粋

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