北野誠のズバリ

元WBA王者・飯田覚士が実践!目を鍛えると若返る

7月21日『北野誠のズバリサタデー』では、「目を鍛えるビジョントレーニングで加齢対策」という話題を取り上げました。

ボクシング元WBA世界スーパーフライ級チャンピオンで『視る力も脳も10歳若返る!!ビジョントレーニング』(コスミックムック)の著者、日本視覚能力トレーニング協会の代表理事でもある飯田覚士さんに、北野誠が話を伺いました。

著書では、現役時代に飯田さんも取り入れたビジョントレーニングの効果や方法をわかりやすく解説しています。
特にシニア世代の方からは、つまづきにくくなったり、物忘れがなくなったという声も挙がっているそうです。
目を鍛えることで、老化が改善されるのはなぜなのか、伺ってみました。

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村田諒太選手も実践!

北野はまず初めに「ボクシングを引退されたら、ジムを開くのが普通ですが、違う道を選んだわけですね」と水を向け、今の活動を始めた理由について尋ねてみました。

飯田さんが現役の時にビジョントレーニングと出会い、「これは世間一般に広めなければ」と思ったそうです。

また、WBA世界ミドル級王者で、ロンドン五輪の金メダリスト村田諒太選手も毎月通って、トレーニングされています。

スポーツ選手が目を鍛えるというと、動体視力を鍛えるイメージがありますが、「目を鍛える」というのはもっと広い意味があるそうです。

北野が「目だけではなく、身体のトレーニングでもあるんですね」と尋ねたところ、飯田さんは「身体の動きと目の動きは密接に関係があり、眼球運動も大事ですが、身体が使えていることと目の見えがどれだけ一致するかが大事ですね」と答えました。

現代人は実際の意味で視野が狭い

飯田さんが現役の時にビジョントレーニングを始めたきっかけは、プロボクサーとして動体視力を鍛え、相手のパンチを避けたいと思ったことがきっかけだそうです。

効果があったかどうかについて、飯田さんは「最初はただ目が疲れるだけだったんですけど、実感するのに半年かかったが、これはボクシングスキルではなく目の力が上がったからだと思いました」と答えました。

トレーニングでは、例えばボールペンを8の字型に動かし、それに合わせて眼球を動かしたり、アトランダムに文字や数字が出てくるのを探したりして、眼球を動かしたりします。

毎日3分ほどの時間でも視野が広がるそうで、言い換えれば、今の生活が目を動かさなくてもすむようになっていることの裏返しとも言えます。

こどもの頃は、公園にいるとどこからともなくボールが飛んできたり、こどもがやってくるのを避けたりする必要があり、広い視野で物を見なければならない環境にありました。

しかし、今はスマホやパソコンなど、狭い画面を見ることが多く、本来はもっと見られる力を持っているのに、その能力が使えなくなっているそうです。

また、お手玉や紙ふうせんなどの昔の遊びで自然と眼球が鍛えられ、運動神経や判断力、集中力が目から鍛えられていたということもあり、現代はこどもでも目が鍛えられる機会が失われているそうです。

目を鍛えることと、運動能力の向上はリンクしていて、飯田さんによると、ビジョントレーニングで運動が苦手なこどもも、1ヶ月で変化が出てきて、運動するのが好きになっていく事例がいくつもあるそうです。

高齢者も目を鍛えよう

こどもだけでなく、高齢者にとっても目を鍛えることは大事であり、飯田さんによると、運動をする機会もあまりないために、自分の能力が落ちていることに気づかず、つまずいたりしてしまうそうです。

これは運動能力だけでなく、見る力がそれ以上に落ちていることが原因だと語ります。

著書では、眼の前にペンを持って顔を動かさずに見るトレーニングが紹介されていますが、できれば自分でペンを動かすよりも、ペアになって人に動かしてもらうのが良いとのことでした。

眼球を意識的に動かしている方はあまりいないと思いますが、見る方向を変える時に首は動かしますが、思ったほど目は動かさない。

そうなると目の運動はあまり行われないということになりますから、眼球の運動はトレーニングで意識的に鍛えた方が良いようですね。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2018年07月21日10時26分~抜粋

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