めまいやふらつきの原因にもなる「脳貧血」、貧血との違いは?

北野誠のズバリ / ライフ・ヘルスケア

『北野誠のズバリ』の毎週水曜は、「ドクター石蔵の中高年よろず相談室」。
循環器・心療内科・更年期が専門の医師で中高年アドバイザーの石蔵文信先生に、健康の悩みや夫婦の悩みなどを伺っています。

7月11日の放送では、今まであまり耳慣れなかった病名に関する疑問を取りあげました。

脳貧血と貧血の違い

「先日、『天皇陛下が脳貧血で安静が必要に』というニュースが報じられました。私は今回、脳貧血という言葉を初めて聞きましたが、貧血と脳貧血、どんな違いがあるのでしょうか」(Aさん)

確かに貧血はよく聞きますが、脳貧血はあまり聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。

石蔵先生はまず、脳貧血について「脳の血流が何らかの原因で不足して、めまいやふらつきが起こること」と説明し、一方で貧血については「赤血球が足らないか、その中にある酸素を運ぶ働きを持つヘモグロビンが少ない状態」と、その違いを説明しました。
特に女性の場合は生理により、欠乏性貧血になりやすいのが有名とのことです。

脳貧血が起こりやすくなる原因については、「一番多いのが急に立ち上がったり、長時間立ち続けるとよくこどもが朝礼中に倒れたりするケース。また、あまり気張りすぎると倒れる場合や、アルコールの飲み過ぎで倒れることもあります」といくつかの例を挙げました。

ここで北野が、「お酒を飲んでてトイレに行った時、立ってておしっこをしていたら、急にクラっとする場面があるのも脳貧血ですか?」と質問したところ、これは酔ってるからふらついているのではなく、脳貧血の場合があるそうです。

真面目な人は要注意

脳貧血は高齢者に多いそうですが、これは自律神経の調節が俊敏にできないため、急に姿勢を変えると脳の血流をうまく調節できないそうです。

若い人でもよく緊張感を持つような真面目な方だと、極度の緊張から起立性低血圧症を起こすとのことです。

ずっと立っていると、血がどんどん足の方に行きますが、それでも自律神経や心臓がポンプの役割を果たすことで問題はありません。

しかし、緊張感が強いと自律神経がうまく働かず、脳に血流が行きにくくなることで、脳貧血を起こすことになるのです。

アレになりやすい人も要注意

脳貧血にならないように気をつけたいところですが、自分で脳貧血かどうかは判断できるのでしょうか。

石蔵先生は、「立ち上がったり、首の向きを変える時にふらっとする場合は、血管が詰まりかけたりしている場合もありますし、若い人は自律神経の調節が悪い方が多いのですが、朝起きにくいという場合は、専門医に相談された方が良いでしょうね」と答えました。

脳貧血を防ぐには、ストレスを発散することやアルコールを摂りすぎないようにすることが対策になるということです。

また、先程、気張ると脳貧血になりやすいという話がありましたが、便秘によりトイレで気張っていると脳貧血を起こしやすくなるということですから、普通の貧血ともども、女性は要注意のようですね。
(岡本)
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2018年07月11日14時13分~抜粋

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