北野誠のズバリ

女性の難問「服の断捨離」、コツはまず新しい服を買わないこと!

6月30日放送『北野誠のズバリサタデー』では、「クローゼット整理の奥の手」というテーマで、『クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと』(扶桑社)の著者、アーティストでイラストレーターの松尾たいこさんにお話を伺いました。

特に女性にとって難しい「断捨離」と言えば服ですが、男性からは「買わなきゃ良いだろう」と思われがち。
松尾さんは本のタイトル通り、クローゼットに入りきらないほど服がいっぱいになった時、それならばと1年間服を買わなかったそうですが、本当に買わなくても済むのかどうか、北野誠と大川興業総裁・大川豊らが聞いてみました。

[この番組の画像一覧を見る]

服を買うのに理由を付けたがる

松尾さんは洋服を買うのが趣味だったため、例えば「着回しで使えそうだから」や「安かったから」「来年の夏も着られそう」など、とにかく理由を付けて買いたくなっていたそうです。耳の痛い話ですが……。

中でも「ちょっとしたパーティーに使えそう」という理由付けをした時は、お店のスタッフさんにもそう勧められたのですが、家に帰ってから冷静に考えてみると、「主に家で絵を描く仕事なので、パーティーなんて全然ない」と気付いたそうです。

日本で一般の方を相手に、「ちょっとしたパーティー」がいったいどこで開かれているのかと考えてしまいます。

むしろ、日本で言うパーティー、例えば結婚披露宴などに出席する時は、結構なフォーマル服を着て行かないといけないケースが多く、結局、その服は出番がないということになりがちです。

今ある服と向き合う

では、1年間服を買わないと決意したきっかけは何でしょうか。

松尾さん「生活全般では物を片付けたり、断捨離したりするのは好きなんですけど、洋服だけはできなくて。
自分の好みではない服もどんどん増えて行って、いざ着ようとすると組み合わせができなかったり、気持ちが盛り上がらない服だったり。

それをどうにかしたいと思っていたところに、知り合いのスタイリストさんや編集者さんたちが、服を長らく買っていないことを聞いて。
『自分の心をリセットしたことで、本当に好きなファッションに気付けた』『ファッション雑誌などを読まずに新しい情報を全く入れないことで、今ある服と1年間向き合い、何回も着たくなる服が決まってくる』と聞いたんです」

松尾さんはまず、100日間服を買わないことにチャレンジ。
今やネットで簡単に買えたり、ファストファッションで1,000円以下の服はザラに売っていたりするので、3日に1回買っていたのを止めてみたところ、特に支障はなく、服に対する考え方も変わったそうです。

昔は同じ服で人と会うのを嫌がり、前回どんな服を着ていたか忘れた場合は新しい服を買っていたそうです。

ただ、逆に考えてみると、相手がどんな服を着ていたのかを自分も覚えていないので、「同じ服ばっかり着てる」とは思われないようです。

また、以前は「毎日違う服を着ているのがオシャレ」と思っていましたが、周りでオシャレな人を見てみると、自分のスタイルを持っている人だと気づいたことで、1年間続けられると確信したそうです。

服を買わなくなって気付いたこと

1年間服を買うのを止めてみて一番分かったことについて、松尾さんは「数はいらないこと」と、「自分のスタイルを確立したいこと」を挙げました。

流行の中でも自分に似合う服はありますが、人の目を意識するよりも自分がどう見せたいかをメインにしようと思うようになったそうです。

また、普段から着心地の良い服を着たいと思うようになったので、値段には踊らされなくなり、着心地が良いことを確かめるには試着しないとわからないので、ネットでの購入もなくなったそうです。

もちろん、クローゼットの整理はできたとのことで、奥にしまい込む服がなくなったことで、持っているすべての服がわかり、同じような服を買ってしまうことがなくなったり、今持っている服と合わせられるかどうかが考えやすくなって、服を計画的に買えるようになったとのことでした。

いま持っている服を捨てるのは難しいという方は、まずは100日間、新しい服を買うのを止めてみるのはいかがでしょうか。
(岡本)
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2018年06月30日10時27分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報