北野誠のズバリ

密かなブーム「ひとりキャンプ」はアリか?ナシか?

ひとり飲み、ひとりカラオケ、ひとり焼肉など、昔は大勢で行っていたことを1人で楽しむ人が増えていますが、6月21日放送『北野誠のズバリ』では「ひとりキャンプ」について、さまざまな意見が寄せられました。

きっかけは、7月から加入する新しい番組スタッフに北野が何気なく「仕事以外で何をやってる時が一番楽しい?」と聞いたところ、「キャンプです」と返ってきたもの。
そこで北野が「キャンプ仲間がいるんや」と話すと、そのスタッフは「いや、ひとりキャンプですね」と回答。

アシスタントの氏田朋子と思わず「ひとりキャンプ?」と声が揃ったほど、驚きを隠せない様子です。

[この番組の画像一覧を見る]

ひとりキャンプの醍醐味は?

家族や友だちで楽しむアウトドアの趣味というイメージが強いキャンプですが、果たして1人でも楽しいのかと納得が行かないまま、さらに納得がいかないことが判明します。

北野「『夜は本格的に料理すんの?肉とか持って行って』って聞いたら、『向こうでお湯を温めて、カップ麺を食べたんですよね』。ひとりキャンプの醍醐味がカップ麺て。男のキャンプは、やっぱり(コーヒー)豆を挽くところから始まらんと!」

氏田「そうなの?」

北野「そらそうやがな。テントで星空を眺めながら、コーヒーの香りとかが気持ちええのよ」

氏田「え~、めんどくさい(笑)」

北野「大学の時、キャンプにわざわざドリップとか持って行ってたもん」

キャンプの思い出を熱く語った北野と、冷めた眼で見る氏田。
ここでさらに意見が2つに分かれてしまいましたが、北野はこの面倒くささも、非日常の体験で大勢だから楽しいものだと語りました。

しかし、今回聞いた話はカップ麺という日常体験の延長線上、そして1人。まったくの真逆です。

最後に北野は「キャンプ好きやった男としては、ひとりキャンプは否定せえへんけど、どうせなら(料理を)凝ってくれへんかなと」とまとめました。

カップ麺だっていいじゃないか!

ひとりキャンプについては、その後リスナーから、意外にも(?)賛同する意見が多く届きました。

「ソロキャンっていうやつですか、多くなってきたそうです。キャンプ場でひとりの人同士が集まり、おすそ分けとかし合って、仲良くやってるらしいですよ。
だったら、その仲間でキャンプしたら良いのに、1人が良いらしいです。インスタ映えを狙うための飾りつけをしていて、そのため食事は適当らしいです」(Aさん)

ちなみに、新しい番組スタッフは現地で特に交流はなく、おすそ分けなども特にしないそうです。

「カップ麺の夕食、素晴らしいじゃないですか。世の中のしがらみから逃れ、誰にも気兼ねせず、静かに自分だけの好きな時間を満喫する。精神的にリラックスもでき、最高やと思いますけどね」(Bさん)

北野は「カップ麺いうのが何か…。せっかく行ってるんやから、ひと手間かけようや」と、なおも料理にこだわっているようです。

「彼の言いたいことがわかります。僕の場合はツーリングの1人旅ですが、夜公園にテントを張り、片手鍋にお湯を沸かし、インスタントラーメンを食べるのは、それはそれは楽しい時間ですよ。ポケットボトルのウイスキーを飲みながら1人の時間を堪能する。贅沢な時間やと思いますけどね」(Cさん)

心理的なハードルは高い?

ここまで擁護派の方が現れるとは思いませんでした。

「2、3年前からネット動画を発端に、ひとりキャンプが密かなブームです。私もソロキャンプの動画を観て大ハマり。まずは形からとキャンプ道具を一新。
家族用はあるのですが、ナイフを皮切りにランタン、タープや食器類、ストーブなど、全て1人用に新調しました。それも、「MADE IN JAPAN」にこだわって、燕三条市で大人買い。
道具は揃えたものの、やっぱり1人で行く勇気がなく、道具を見まくって2年準備してようやく昨秋にデビュー。周りは家族連れでぼっち感はありましたが、たき火を見るだけでも楽しいですし、凄く贅沢な時間の流れですよ」(Dさん)

こんなにキャンプ熱を帯びていても、1人だと割り切ってなかなか実行しづらいハードルの高さ。しかし、「ソロキャン」という言葉まで生まれるほど浸透してきたひとりキャンプ。
5年後には意外とキャンプ場の半数以上が1人という光景が見られるかもしれません。
(岡本)
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2018年06月21日13時00分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報