北野誠のズバリ

新明解ズバリ国語辞典【東新町の帝王(ベテラン)】

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東新町の帝王(ベテラン)【とうしんちょう・の・ていおう(べてらん)】

名古屋市中区の「旧女子大小路」と「新栄」という2大歓楽街にはさまれた交差点「東新町(とうしんちょう)」。決して「錦(にしき)」ほどの派手さはないが、多国籍で男性にとって憩いのお店もあるこの地区の夜を制する者として、北野誠に送られた別称・通り名。本当は「東新町のベテラン」というのが正しいらしいが、誠さんが尊敬する「北新地の帝王」やしきたかじんさんにあやかって「東新町の帝王」と称する場合もある。

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2017年5月31日(水)

オープニング

(「誠と拓海はディナーのあとで」の収録が終わってたちディレクターとCBC近所の居酒屋「串いち」に行った時の話)

北野:いつもの「串いち」に行って、いつものようにたちと2人でウダウダ言いながら食べてたら。

大橋:はい。

北野:そこに年の頃なら僕より4つか5つぐらい上でフィリピーナをお連れのお父様が。

大橋:同伴されてるお父様が。

北野:たぶん結婚してないだろうねえ。同伴やろねえ。ずーっとその彼女がスマホで、タガログ語でずーっと店と連絡取ってやっているのをお父さんがニコニコ笑いながら聞いていて、そのタガログ語がめっちゃデカい声で聞こえてて。

大橋:きゃんきゃんきゃんきゃん。

北野:僕らにとってはきゃんきゃん聞こえるような感じで。もう時間的にも9時ぐらいやから「ぼちぼち店に  戻ります」てなことをタガログ語で言うてたんやと思いますけども。そのお父さんが「誠っちゃん」って。ちょうど店の端と端なんですけど。「いつもラジオ聞いてるで」って言いながら話をしてまして、そこからひとしきり東新町の多国籍軍がなぜ増えていったかっていう・・・。

大橋:新栄のね。

北野:このお父さんが(言うには)「元々女子大小路ってあそこ女子大あったんやで。」

大橋:女子大学?

北野:どこの女子大か知らないけど女子大あったんやなあ?移転したけど名前だけが残って。本当に女子大があって、ほんまに女子大生が通っていたのが女子大小路なんですよ。そこから女子大が無くなって、通りの名前だけが「女子大小路」になったんやけども。その女子大が出て行った後に、韓国焼肉とか韓国クラブがポツポツできだした頃にあっという間に増殖するんですよ。

大橋:多国籍に。

北野:多国籍になります。

(略)

北野:そのお父さんの説明によると「住吉町」。住吉町は今でこそ若い子たちが多くなってるんですけども、昔は立ち飲み屋がめちゃくちゃ多かったらしいです。

大橋:ふーん。

北野:住吉町界隈なんかは、今若い子の町みたいになってるけど、昔はサラリーマンが立って焼鳥とか食べながらぷらっと行って、ちょっと1000円で飲んでべろべろになるから・・・

大橋:「せんべろ現象」ね。

北野:せんべろ現象が住吉町にはあったんやけど、最近は若い子の町になったなあっていう話をしてたあとに。(お父さんが言うには)「錦もいつのまにかクラブも多くなったけれども、昔は錦もそんなええクラブなかったけどなあ。」

大橋:(笑)

北野:って言われながら。「ところで誠っちゃん。東新町の帝王としてはどうや?」

大橋:(笑)

北野:東新町の帝王?・・・誰がですか?「誠っちゃんやがな~!くわしいがな。お前いっつもラジオ聞いていたら、いろんな風俗のこと語っているけど、東新町の帝王やろ?」

大橋:(笑)

北野:うれしない呼び名。お父さん。うれしない呼び名。よりによって・・・

2人:「東新町の帝王」!

北野:まだ「錦」ならね。接待とかで高い高級クラブも行って。「さすが売れっ子!ブイブイ言わせてるで」って言われてもええけど。東新町!

大橋:ちょっとズレてますからね。

北野:ズレてる!ズレてるよ~!

大橋:いい町ですよ。

北野:いい町ですけど。「東新町の帝王」は「錦の帝王」に比べると悪いけど格落ちな感じがします(笑)。

(略)

北野:その呼び名うれしないでしょ?やしきたかじんさんは(大阪で)「北新地の帝王」って言われてましたわ。

大橋:おー響きがいいですね。

北野:「"北新地の帝王"やしきたかじんやで」って北新地で言われてましたしね。「"銀座の帝王"山城新伍」とかも言われてはりましたわ。

大橋:かたや?

北野:かたや「東新町の帝王」。全然うれしないな。

大橋:いえい!三大帝王!

北野:「三大帝王」って、うーん。やっぱりうれしなかったですねえ。

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