金曜・中継・さわともひろ!
きょう、お邪魔したのは岐阜県養老町♪
創建は「1539年に草庵が建てられたのが始まり」という歴史を持つ、
景陽寺というお寺さんです。
こちら、ご住職の高橋教信さん。
景陽寺。
1539年に草庵が建てられたのが始まり。
その後、本堂ができたのは江戸時代初期・1692年との伝承が。
その後、江戸末期に大掛かりな修復工事が行われ、
このたび。およそ200年ぶり!の大工事が行われました。
携わったのが、こちらの「匠」たち!!
左から、
株式会社中村社寺 加藤雅康専務
同じく、中村社寺の、現場監督!本川伸一さん
そして、パレオ・ラボの中村賢太郎さんです。
この「中村社寺」という会社。創業は天禄元年(西暦970年)!!という、
老舗中の老舗。寺社仏閣建築専門の会社。匠の集団!!です。愛知県一宮市にあります。
最近では、「本堂や山門の新築」に加えて、
「昔からの趣を残しつつ、耐震化も含めた修復工事を・・・」
という依頼が多いそうで、今回も、そのような取り組みになりました。
工期は、実に14ヶ月!!!!
大きな本堂・全体をググッと持ち上げて、使える木材と、修復すべきものを選別。
修復すべきところは、このように・・・・
「組み合わせ」を作って、継いでいきます。
ほかにも、こちら・・・・。
作業はまさに「緊張の連続」。暑い日も寒い日も台風の日も!乗り越えて、
ようやく作業はほぼ終盤へとたどり着きました。
さて。ご住職には、ひとつの思いが。
それは、この本堂はいったい、いつ建てられたものなのか?ということ。
「1692年創建」というのも、あくまでも、"伝承"の中でのお話。確証が得られれば!!
と、ここで、パレオ・ラボさん、登場!!炭素を使った年代測定が専門の会社です。
依頼を受けて、調査をしたところ・・・、
確かに、木材の中に、「1600年代の終わりごろ、切られた木材である」と判明!!
その結果が出たときは、パレオ・ラボの中村さんも、思わずにんまり♪だったそうです。
さて、中村社寺さん。
長きに渡る社業の中で、いま特に、
「歴史的・文化的に価値のある建造物を、いかに保存しつつ、現代にいかしていくか?」
を念頭においているそうで。
たしかに、それがあるからこそ、僕たちも、お寺・神社で、いつまでも歴史的な価値に触れて、
「ほぉぉぉ~~」と、言える訳で。
そして、
「完成した後、皆様に、私たちが建てた建物を、拝んでいただける。
その光景を見るたびに、身が引き締まります。」
まさに、匠。職人の心意気!ですね♪
みなさま、ありがとうございました!!