3月21日『北野誠のズバリ』は祝日特別企画、元宝塚男役で今は異色のアイドル、彩羽真矢さんがゲストに登場しました。
火曜レギュラーの事故物件住みます芸人・松原タニシとネット番組で『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)を目指すという企画でコンビを組み、3回戦まで進んだということから、今回の出演となりました。
彩羽さんにあまり知られてない宝塚の世界について、水曜アシスタントの大橋麻美子と聞いてみました。
彩羽真矢に聞く!知られざる宝塚音楽学校の世界
さまざまな厳しい規則
宝塚歌劇団で活動する前、まずは宝塚音楽学校に入学することから始まります。
在学期間は2年間で、1年生は予科生、2年生は本科生と呼ばれます。
入学式の前に1週間ほどガイダンス期間があり、そこで基礎をみっちり叩き込まれるそうです。
横一列に並んだ時に、身長の違いに関係なく床からスカートの裾までの長さが同じでなければならないことや、靴下の位置、名札の付け方、果ては手のあげ方や歩き方といった挙動のことまで、さまざまな規則が設けられていたのだとか。
入学式の時点で、すでに宝塚に入るという自覚を持った状態でスタートするということでしょう。
ここで北野が「全寮制でしょう?」と聞きましたが、実は自宅が近い人はそこから通学しても良いそうです。
ただ、全国から志望者は集まってきますので、だいたい5分の4ぐらいは寮生活だったそうです。
さらに北野が「寮関係は上下関係が厳しいでしょう?」と尋ねたところ、彩羽さんは厳しい例としてお風呂を挙げ、「先に下級生が入らないといけないんですけど、一滴も水滴を残さないように拭いたり、髪の毛を残さないように掃除しないといけない」と答えました。
それだと先に上級生が入れば良いのではないかと思いそうですが、外でレッスンをしてから帰ってくるので時間が遅いため、下級生が先に入らないといけないわけです。
鉛筆を落としただけで反省
北野が「実家の子は家で休んだらええけど、寮の人は休めなかったでしょう」と聞くと、彩羽さんは「休めなかったですね、寝る時間も少なくて。一日の反省会とかも開くので自由な時間がなくて、ちょっと休めるのは日曜日ぐらいでしたね」と答えました。
反省会の内容は、「今日は鉛筆を落としました」などといったもので、普通の人は反省だらけになりそうですが、やはりマナーや規律に厳しいようです。
授業の内容はバレエ・タップダンス・モダンダンス・歌・声楽・音楽史・演劇・日舞・三味線などと多岐に渡っています。
楽器は「三味線・琴・ピアノ」の中から選び、三味線はすごく成績が良かったのに、彩羽さんは一度も舞台に出てくることは無かったそうです。
お茶も習っていましたが、演劇や音楽だけでなく、さまざまなマナーも習っていたというところは、まさに「清く正しく美しく」のモットーどおりの教育ですね。
大橋が「花嫁学校のような」と例えたのですが、最後に彩羽さんは、「結婚しても役に立たなかったですけどね(笑)」とまとめられました。
(岡本)
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