北野誠のズバリ

日焼けサロンの迷惑な客対策

『北野誠のズバリ』木曜日恒例の人気企画「大人電話相談室」。
2/22の相談者は、Aさん(25歳女性)です。

「私は日焼けサロンでアルバイトをしているんですが、いろんな困ったお客様が多くて、毎回どういう対応をしたらいいか迷っています」

パーソナリティの北野誠とアシスタントの氏田朋子が、詳細を聞いていきました。

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その皮じゃないです

いろんな迷惑客のうち、今回は3パターンの相談に乗ることにしました。
まずは1例目です。

「お店には直接来なくて、毎回電話をかけてくるだけの男性がいて。『初めてなんですけど、どういう日焼けのマシンを使えばいい感じで焼けますか?』って聞いてくるんですよ。
で、こちらは初心者対応として『いきなり強いマシンに入ると、肌の皮が剥けちゃうので、弱いマシンから始める方がいいですね』というふうに説明するんですね」

ふむふむ。

「そしたら必ずその男性が『アソコの皮も剥けちゃいますか?』とか聞いてくるんですね。皮つながりで」

これを聞いて北野はピンと来ます。アソコじゃなく、頭にピンと来ます。

北野「その電話、Aさん以外の男性スタッフが出たら、切ってるんじゃない?」

やはりそのようで、他の男性スタッフはその電話を受けたことがないらしく、完全に女性狙いのイタズラ電話でしょう。

その時Aさんはどんなリアクションをしているのかというと、最初のうちは意味がわからず「え?」と思って、黙ってしまうだけだったんだそうです。

それが何回か続くうちに、「あ、またこの人かな」と思うようになるのですが、もしかしたら本当に新規のお客様かもしれないので、毎回同じように対応し、毎回「アソコの皮も剥けますか?」を聞いてしまうという。
そのセリフが出てようやく電話を切るそうです。

ドラマ『水戸黄門』で、毎回同じような流れを追っていきながら、最後に印籠が出て解決するみたいなものですね。方向性は真逆ですけど。

うまい返しは逆効果?

この男性はもはや客ではありません。女性が出るところに電話して、卑猥な発言をして反応を楽しむ迷惑者です。

そこで北野が提案しました。

「『アソコの皮は剥けますか?』と聞かれたら
『YES!高◯クリニック!』と言ってあげましょう。返し方が重要です」

確かに間違ったことは言っていません。
しかし氏田が「『この女の人、乗ってきてくれた』って、逆に喜んじゃいますよ」とツッコミを入れるのでした。

乗っかるのは危険だし、◯須クリニックにも迷惑がかかりそうなので、これはやめておきましょう。

北野「『そういう質問に関しては、ちょっとわかりかねますので、通報させていただきます』と言っておけばいいと思いますよ」

こういう迷惑者には”通報”という魔法の言葉が効くので、すぐプチッと電話を切ってくれるということです。

スポーツジムの受付をしている女性から北野が聞いた話によると、こういう迷惑電話は一定数あるそうですから。惑わされずに、毅然とした態度で対応すべきでしょう。

わがままを通すな!

続いては2例目です。

「日焼けサロンは1回30分くらい焼いて、シャワーとかもあって小1時間かかるので、予約制なんです。皆さん予約した時間に来ていただいてるんですけど、毎回30分~1時間近く遅刻する人がいて。
次のお客様の予約があって入れられないから、30分も遅刻したら断るんですよ。すると逆ギレしてきて困るんです」

毎回遅刻して、毎回言っても直らないそう。結局今では、その人のために余分に2時間くらい取っておくようにしてるんだとか。

いますね、こういう時間にルーズな人。これも一定数存在します。

これに対して一番いいのは「入れません。帰ってください」とキッパリ言うことだと、北野は話します。
こういう人は、どこでもこういう態度だと。わがままが通るものだと思い込んでると。

これを許していたら、他の客にも迷惑だし、時間を遊ばせてしまうのも店の損害です。

日焼けサロンやエステに歯医者など、時間をいっぱいに使って予約を詰め込んでいるところはたいてい「遅れる場合は必ず連絡をください」「30分以上遅れた場合は無断キャンセルさせていただきます」という旨を、口頭や張り紙などで伝えています。

ただ、Aさんの店ではそういう案内がないようです。厄介な客にバイトが口頭で伝えるのもハードルが高いので、店長に相談して受付に案内を貼ってもらう、ということになりました。

お客様は神様じゃない

3例目です。
「常連のお客様で、メチャクチャ良い人そうなんですけど、更衣室のシャワールームに設置してある保湿クリームを、毎回盗んでいくんです」

これに共感して思わず笑ってしまった北野。
自らが通っているスポーツジムにも「ここで髪の毛を染めないように」「ヘアートニックをお持ち帰りにならないように」という張り紙があるからなのでした。

ちなみに、一番北野が驚いたのは「他人のバスタオルを持ち帰らないでください」というもの。わざと持ち帰る人がいるんですね。
自分のボロボロの傘を置いて、他人の新しい傘を持ち帰る感覚と同じです。

「日焼けサロンの更衣室でも髪を染める人がいます」と、共感し返すAさん。家でやると汚れるかららしいです。

こういう、公共の場所や公共で使用する物を私物化してしまう者も、一定数存在します。

この対策法はただひとつ。

「その人が来た時は、更衣室に保湿クリームを置かない」

しかしAさんが言うには、フロントにもクリームが置いてあるそうで、それが死角にあるからそっちを盗られそうだと。
いや、そんな公衆の面前で堂々と盗るのは難しいんじゃないかと言う北野。そもそもやってることは窃盗、立派な犯罪ですからね。

それが心配ならばと、北野が提案したのは、とにかくその人が来る時は保湿クリームを隠す。
「クリームは?」と聞かれたら直接手渡す。「こちらにありますからどうぞ。ご使用後はお返しくださいね」と言っておけば、さすがに泥棒はしないだろうと。

「でも常連さんだから…」と尻込みするAさんですが、こういう迷惑客は昔から接客業では一定数存在します。
「客だから何をやってもいい」と勘違いしている人は。

店のスタッフ会議などで、全員が共通認識を持って対策していかないと、いつまでもこのままです。
Aさん1人で背負い込んだり、解決したりする問題ではないのです。

「スタッフ全員で話し合ってください」とAさんを励ます北野でした。
(岡戸孝宏)
北野誠のズバリ
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2018年02月22日14時11分~抜粋

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