北野誠のズバリ

和食文化の危機!?白いご飯が苦手な世代が登場した理由

1月24日放送『北野誠のズバリ』では、「白いご飯が食べられない?残念な和食で育ったこどもの実態」という話題を取り上げました。

2013年に無形文化財に登録されて以来、世界に和食ブームが広がりましたが、本家の日本では核家族化が進んだことが影響してか、和食文化が正しく継承されなくなってきている懸念があるそうです。

ダシが取れない、箸はラーメンの時以外使わず基本はスプーン、白いご飯は味がしないと不評なために食卓に出さない、盛り付けが楽なのでお子様用のプレートを使う、ピザと刺身が一緒に食卓に並ぶなどなど。

10年、20年前と比べてもずいぶん変わってきた日本の食文化について、北野と水曜アシスタントの大橋麻美子が語りました。

[この番組の画像一覧を見る]

昔の給食の取り合わせってどうなん?

大橋「(『北野誠のズバリサタデー』などに出演している)酒井(直斗)くんも、『白いご飯嫌いなんです~』って、かわい子ぶってました、でも、チャーハンは好きですって言ってたので、味が付いてるのは良いみたい」

酒井は現在24歳、若者の間では白米をそのまま食べるのは苦手な人が増えているのかもしれません。

北野「こういう時代なんやと思いますね。ウチは農家やったから、基本ご飯メインなんですよね」

大橋「白いご飯のおいしい味を知ってるから」

北野「でも今はご飯おいしなってるやん。炊飯器も良くなってるし、ブランド米できたやん」

今のこどもがご飯に触れる機会と言ったら、給食ということになりますね。

北野「俺ら昔、給食はパンでしたからね。まだ脱脂粉乳とかで、ご飯食1回もなかった時代ですから。
冬の時期やったら、コッペパンとぜんざいと牛乳とみかんと塩こんぶ。無茶苦茶やな!今考えたら。ようこれで食を語っとんな、俺は(笑)大阪大丈夫やったんかアレで!」

大橋「大丈夫。すくすく育ってらっしゃいますから」

北野「ストーブの上にコッペパン置いて、マーガリン塗ってたぞ」

栄養バランスのことを考えて詰め込んだ結果、カレーライスに牛乳など、変な取り合わせもありました。

和食は手間がかかって敬遠される

今や食の多様化が進んでいます。そう考えると、和食は他と比べて手間がかかるので、敬遠されやすいのかもしれません。

大橋「母親としてちょっと(耳が)痛いなと思うのが、時間がある時はダシを取ったお味噌汁とごはんをベースにおかずを考えるんですが、忙しい時はパスタにコロッケとか、焼きそばとから揚げとか、めん類が大活躍するんです」

北野「これはしょうがないかなと思いますね。食が多様化して」

和食が手間がかかる一方で、調理品自体はコンビニなどで手軽に手に入るようになりました。

北野「リスナーのお父さんが、(妻や子供が夜に出かける時)『ワシの晩ご飯はどうすんねん』って言うけど、買えよと。そこら中で売ってるやん!
食べ物が昔はなかったんや。近所に駄菓子屋でちょっと菓子パン置いてただけで、ご飯類とかなかったもん。ラーメンもカップ麺やなくて、袋から出して鍋に入れなあかんかった。そう考えると手間がかかってた、何でも。飯を食うのは」

白いご飯を食べるのは、みそ汁や数品のおかずがあることが前提になってくるので、これからますます触れる機会が少なくなってくるのかもしれませんね。
(岡本)
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2018年01月24日13時22分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報