12/22の『北野誠のズバリ』、「本日の蔵出しトピックス」のコーナーの話題は「若者のクリスマス離れ、その原因は?」
若者の間で年々盛り上がりを見せるハロウィンに比べ、クリスマスの勢いが弱まっています。
『ITmedia NEWS』の記事では、この理由について調査会社「リサーチ・アンド・ディベロプメント」の調査結果を取り上げました。
最近の若者は「自分だけの時間を大切にしたい」、または「いろんな人と積極的につながりたい」と考える人が多いことから、親密な人と過ごして関係を深めるクリスマスは、若者の感覚とはかけ離れたものになっていると分析しています。
バブルのクリスマス。女はお姫様、男は下僕。
SWATやミニオンがいっぱい
「そやねんね」と納得の北野誠。
「ハロウィンの方が圧倒的に盛り上がってんのちゃうかな。どちらかと言うと、ハロウィンはやっぱりグループでやる、団体でみんなで遊ぶ」
北野は、仲間たちで仮装を楽しむところがグループの文化祭ノリであり、ハロウィンの面白さであると言います。
ハロウィンの時期に大阪に戻って環状線に乗ると、「どんだけSWATおんねん!」という状況だそう。
「あとミニオンの格好した人!」と片山淳子。
北野「グループで写真を撮ったりして、いわゆるインスタ映えするって感じなんやけど」
片山「ちょっと非現実へのね、逃避行じゃないけど」
日常を離れる楽しさがそこにあるといいます。
バブルがクリスマスを狂わせた?
「クリスマスっていうのは、俺はこれでええねんと思う」と北野。
もともとクリスマスは家族や恋人と過ごすものであったはずが、「バブルの時にクリスマスのイメージを一気に変えちゃった」と語ります。
北野「彼女と絶対にクリスマスイブは泊まらなアカンとか」
片山「たっかいホテルにね」
北野「(イブに予約を)取れへんヤツはできないヤツや、みたいなね」
ユーミンの「恋人はサンタクロース」が聞こえてくると、ティファニーのペンダント買わなアカン、ホテル取らなアカン、豪華な食事せなアカン、シャンパン抜かなアカン、などの強迫観念にかられるものであったよう。
「周りがしてるから、結局出遅れると『アンタは何もしてくれないの?』って言われることになって、『なぜ私はこんなひどい仕打ちを…何も取ってくれなかった』と言われたりするわけやったやろ」
クリスマスは見栄の張り合いであったよう。
「しんどいがな。女の人がお姫様みたいになってて、男が下僕のように一生懸命なんかしてって、バブルの時につけたイメージやねんだけど」
バブルが落ち着いた今となっては、家族や恋人と過ごすクリスマスが本来の姿であると北野。
1人のハロウィンは寂しい
「ただ一番悲しいのは、ハロウィンで『仮装したいねんけど誰にも誘ってもらえない俺』っていう酒井直斗的な悲しさ。一人ぼっちのハロウィン。ハロウィンの方がもっと寂しいと思うで。クリスマスは家でおって、のんびりしてても全然ええわけやし。クリスマスらしいドラマもやってたりもするから、家でゆっくり飲んでても全然大丈夫やと思うんやけど」
クリスマスは家に1人でいてもそれなりの過ごし方があるが、ハロウィンは寂しさが募ると北野。
「本来的にいうと、クリスマスはガーッ!イケイケ!っていうもんではなかったと思うねんね。バブルと共に勝手にみんなそんな風に思って。今のおっさんら、50くらいの人らが『なんや最近の若い子ってクリスマス盛り上がってない!俺らの頃はなー!』って言うてるけど、あれが元々まちごうててんて。ホンマ思うわ。あれの方が間違ってたと思うで」
男性が女性を喜ばせるために必死になっていた時代の方が異常だったとする北野。
北野「ああいうのを懐かしがって、今の50前後の人が『ああいう時代って、もっぺんけえへんのかな』ってよく言わはるねんけど、来たとしても若者中心になりますから。我々ではないよね」
片山「そうですね、ちょっともう用ないっていう感じがね」
「ま、盛り上がりたかったら盛り上がってもええねんけどね」と、まとめた北野でした。
(minto)
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