北野誠のズバリ

小学校の遠足でおやつが禁止になった意外な理由

遠足のお楽しみといえば、おやつ。友だち同士で交換した経験のある方も多いのではないでしょうか。

ITジャーナリストの井上トシユキと、片山淳子の3人でお送りした10/13の『北野誠のズバリ』。
「本日の蔵出しトピックス」のコーナー、テーマは「小学校の遠足でお菓子交換禁止、そのわけは?」。

インターネットサイト「レタスクラブニュース」の記事によると、最近の小学校では、遠足時のおやつ交換禁止をうたっている学校も増えてきているそうです。
主な理由はアレルギー対策ですが、その他にも親同士の値踏み。
遠足のおやつなのに、中には高級なお菓子などを持ち込むこどももいて、親からすると良い気がしないことも多いんだそうです。

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アレルギー対策としてのおやつ禁止


片山のこどもの小学校でも、やはり「おやつは持っていって良いんですけど、交換は禁止と言われています」とのこと。

急性アレルギー反応であるアナフィラキシーショックが起こってしまうと命を落としてしまう危険さえあるため、学校側も様々な対策を考えているようです。

さらに、ある番組スタッフのこどもの小学校では、遠足の時のおやつ"そのもの"が禁止なんだとか!

北野「おやつを持ってくるとややこしいからってことでしょ。おやつを持ってくること自体がトラブルを生むかもしれないから、もうやめとけっていう。その方が手っ取り早いってことやね。水筒だけで十分や!お茶だけで!」

片山「お弁当にバナナ突っ込んどけ!みたいな?」

井上「あの子抹茶の"ういろう"なのに、うちコーヒーの"ういろう"やわ、みたいな?」

駄菓子屋での真剣勝負


北野と井上がこどもの頃は100~150円くらいまで、片山の頃は200円まで、とおやつの上限が決まっていたそうです。

井上「でもほとんど、みかん・バナナ・キャラメル・チョコ、以上。みたいな感じでしたけどね、僕らの時は」。
片山「駄菓子屋さんに行ってその200円を工面して、どれだけのものを持っていくかっていうのをやってましたけどね」。

確かに同じ金額の中でいかにして、友だちにうらやましがられるようなお菓子のチョイスができるか、ということに力を注いでいた記憶があります。
駄菓子屋は、当時のこどもたちの真剣勝負の場でもありました。

遠足にとらやの羊羹


北野「『バナナはおやつに入るんですか?』という質問がね、昔はあったぐらいですけれど。いまは有名私立小学校で遠足の時に『あれって…』」
井上「とらや、とらや持ってきます?」
片山「羊羹、そこで切るんかい!重たいわ、重たい」
北野「ビックリするよね、木箱の羊羹で。お付きのものが来て『みなさんに切らしていただきます』。いやいや、もうええって!なんでお付きのもの付いて来てんのや、一緒に!」
片山「3人ぐらいいてね」

お金持ちの子の遠足姿に、漫才のようなやり取りが続きます。

羊羹の重みがお詫びの重み


とらやの羊羹、とまではいかなくても、中には確かに有名なお菓子を持ってくるこどももいるようです。

「幼稚園では保護者同伴の遠足もあるため、みんな配ったりするんですよ、交換というか」と片山。

北野いわく「それが戦い!」
親同士のおやつのやり取りが、見栄の張り合いを助長する原因でもあるよう。

井上「イズミヤのクッキーとか持って来よるの?」
北野「いや、"とらや"や」
片山「だから"とらや"分けにくい!いうの」
北野「"とらや"や。とらやの木箱や。もう森進一さんや。森進一さんが謝りに行かはる時や」

とらやの羊羹、のくだりがすっかり気に入った北野。
とらやの羊羹といえば思い出す、“耳毛の先生”として有名な作詞家の故・川内康範先生と演歌歌手・森進一さんの「おふくろさん騒動」にまで話が及びました。
井上からは川内先生のモノマネまで飛び出す始末。

「とらやの羊羹はあの重みでお詫びの重みを出す、言われてんねんから。遠足で持ってくなよっていう話やけどね」と、ついつい笑ってしまう北野。

運動会に有名仕出し


「それも、でも戦いちゃうの?」と、とらやから話を元に戻す北野。

「私たち一般ピーポーはそんなことないですけど、普通に小袋に入った300円くらいのを、みんなどうぞーみたいな」

遠足のお菓子での見栄の張り合いについて、自分の周辺には存在しないとする片山。

見栄の張り合いでいうと「私立の幼稚園・小学校は運動会に京都の有名な仕出し屋さんが来る」と北野。

北野「真っ白な(服装の)料理人のやつがやな、お重持って『〇〇さまー!〇〇さまー!』って小学校の正門で呼んでるとこあんねんで」
井上「えっ『包丁人味平』みたいなヤツらが?」
北野「それを受け取って、広げて運動会食べるからね。そんな戦いがあるからね」

「だから遠足も、おやつ禁止の方が手っ取り早くてええと思うわ」と、揉めごとの元になりそうなことは止めた方がいいとする北野。
「大丈夫大丈夫、おやつくらい食わんでも生きていける!」と力強く断言しました。

遠足や運動会での親同士の見栄の張り合い。
全く縁のない世界ではありますが、ちょっと覗いてみたい気持ちになってしまいました。
(minto)
北野誠のズバリ
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2017年10月13日13時24分~抜粋

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