北野誠のズバリ

激化する運動会の場所取り合戦。父たちの負けられない戦いがそこにある。

秋は小学校の運動会シーズン。我が子の晴れ舞台をできる限り良い席で見たいと思うのが親心ですね。

10/6の『北野誠のズバリ』、「ズバリぶった切り」のコーナーで取り上げたのは、運動会の場所取りで燃えるお父さんについて。

『日刊SPA!』の記事によると、運動会の場所取り合戦が年々激化し、中には10時間以上前から並ぶというお父さんもいるんだそうです。

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撮影専用スペースのすすめ


「やっぱり一大イベントですねぇ」と始める北野誠。

場所取りのために並ぶ時間で一番多いのは3~4時間、かなり早朝から並ぶ計算になります。
前の晩から並んでいる人も少なくないよう。

「学校もね、こどもらが走っているところの映像を撮るために変えたらええんじゃないの?場所を」と北野。

つまり「6年生のかけっこを撮影する父兄の方はこちらにお集まりください」というように、撮影専用のカメラエリアを設けて、競技学年毎に場所を入れ替えるべきではないかという提案です。

それでも「おじいちゃん・おばあちゃんもゆっくりしてもらおうと思ったら、ある程度のスペースがいるから」と、現役小学生ママの片山がさすがのコメント。
孫の運動会を楽しみにしてくれている祖父母のためにも、競技が見やすくて広い席は必要だと訴えます。

北野のこどもの時の小学校の運動会では、しっかりとおじいちゃん・おばあちゃん用の椅子席が用意されていたそうですが、これも学校の方針によるところが大きく、全ての学校がそのような対応をしているわけでもないようです。

鳥羽一郎の仁王立ちに度肝


運動会つながりで北野が思い出したのは、北野の娘が小学校の時のびっくりエピソード。

北野の娘と演歌歌手の山川豊さんの娘さんが同じクラスだったので、山川さんのお兄さんで同じく演歌歌手の鳥羽一郎さんも伯父さんとして応援に来ていたんだとか!
「兄弟で?兄弟船で?」と、鳥羽さんの大ヒット曲「兄弟船」に絡めてはしゃぐ片山。

北野「お兄さんなんか、“大漁”の旗持ってきそうな感じで」
片山「運動会だしね、大漁旗。『6年2組ー!!』みたいな」
北野「『鳥羽さん、目立ってますから』って」
片山「そりゃ盛り上がるわ~見たいわ~それ」

北野いわく、山川さんと北野がそれぞれ娘を背負って親子競技の騎馬戦に出た時に「鳥羽さんが真剣に仁王立ちで見てはったのが印象的」だったそう。

北野「そんな大層な」
片山「ハチマキ巻いてました?」
北野「そこまで真剣に。姪っ子の運動会ぐらいで!とかって思いましたけど」
片山「きっとご父兄、そっちに目が行ってたかもしれないですね」

なんてシュールな運動会。
片山が言うように、我が子よりも鳥羽一郎さんの仁王立ちを映像に残したい気分になってしまいそうです。

これが本当の?戦場カメラマン


番組後半、運動会の場所取りの話題に多くの反響が寄せられました。

「運動会の場所取りは年々加熱しております」というのは、お子さんが11人いるという欲情カメラマンさん。10年ほど前の長女の時は朝6時にふらっと行ってなんとなく場所取りができたんだそうですが…

「ウチらの小学校は前日場所取り禁止なんですが。今では深夜0時を過ぎた途端、学校の門や金網を乗り越えて、ヘッドライトを照らしながらお父さん達が場所取りをしているそうです」

ヘッドライト!確かに両手は自由になるし、身動きが取りやすいのかもしれませんが。
なんとも凄まじい光景です。

おたよりは続きます。

「我が家はいま、2年生を除いて5人通っていて、場所を取ってもその場所にとどまることができないので、体育館などに荷物を置いて常にカメラを抱えて移動しています。あっちに行ったりこっちに行ったり走り回っていた時、ふと、“欲情カメラマン”ではなくて“戦場カメラマン”みたいだと思いました。ちなみに深夜0時過ぎの場所取りは、怒号が飛び交う戦々恐々とした、まさに戦場のような場所だそうでございます」(欲情カメラマンさん)

父親たちの負けられない戦いがそこにある…というわけですね。

ジジババのための場所取り


続いて、場所取りと撮影エリアが分かれているのにも関わらず、早朝からスペース確保に奔走しなければならないというBさん。

「新聞配達より早い時間から、場所取りに並んでおります。それはなぜか。我が家の場合はジジババがおります。やれ膝が痛い、日向が暑いとブツブツ言われますので、木陰となるポイントを確保しなければなりません。場所をキープしたら日陰を作るために、テントやタープを設置してゆったり座れるようにレジャーチェアを設置します。大層な荷物になりますので、キャリーカーは必須です。正直言って並んでいる時に、こどもの運動会に来たのかキャンプに来たのかわからなくなります」(Bさん)

こどものためではなく、ジジババの快適環境整備のためにもお父さんは働きます。

「せっかく場所を取っても、孫の競技見たり、地元の仲間とそこらへんでペチャクチャしゃべっているので、ほとんど確保した場所にいません。どういうこっちゃ?と思いますが、自分の親なら文句も言いますが、嫁さんのご両親ですから恐縮しております」(Bさん)

Bさんの辛い状況に「なかなか大変やなー」と同情する北野と片山。

無言で睨むお父さん


「15年ほど前、娘の幼稚園の運動会での出来事。娘に向かって『ガンバレー!』と声を出したところ、隣で大層立派なビデオカメラを構えたお父さんにグっと睨まれました。多分それは『お前の声がこのビデオカメラに入ったやないか』ということだと思いますが。自分のこども肉眼で見てます?応援してます?と聞きたかったです。あの頃から無言でビデオを撮る親たちが、非常に増えてきましたね」(Cさん)

片山「えー応援したくなるよね!リレーとか特に『行けー!』とか」
北野「思いますけどね。全国の運動会に鳥羽一郎さん派遣したいですわ」
片山「ほんまや、仁王立ちでこう監視してもらおうか」
北野「『行けー!』とか言ってほしいですね」

まるで福男


「自分の通っていた小学校は、地区別に毎年場所が決められておりまして。前日の夕方4時にその場所が発表されました。ただ、各地区の座る場所は毎年ランダムに変わるんで、前日の夕方まで先生以外誰も分かりません。みんな校庭の入り口の前でその発表を待ち構えます。そこから西宮神社の福男みたいにものすごい猛ダッシュで場所取りをします。一度小学校の時ベストポジションを取ったと思ったら、どっかの大人げない親父にタックルされ、場所を横取りされたことを覚えております」(Dさん)

まさにお父さん達の大運動会です。

ああ息子を勘違い


「自分のこどもの小学校も朝早くから並んでいる父兄はいました。自分は面倒くさがり屋、そんなことするはずもありません。『大体ビデオカメラに望遠機能ついてんのやで!遠くからズームで寄ったら大丈夫やんか』と大口を叩いていた自分ですが、行ってみると当たり前ながら皆同じ体操服で揃いの帽子。遠くなんで豆粒のようにしか見えません。まぶしい日差し、液晶のファインダー、ほとんど見えませんでしたが撮り終えて家で見たら、全然他人でした。家族全員がこの一件を覚えていて、運動会の時期になると必ず蒸し返されます。もうええ加減忘れようや」(Eさん)

お父さんの数だけ運動会の苦い思い出がある、ということのようです。
(minto)
北野誠のズバリ
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2017年10月06日13時14分~抜粋

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